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お電話:パラサイクリスト 石井雅史さん
今日は、4度目のパラリンピック出場を目指しているパラサイクリストの石井雅史さんにお電話を繋いで、お話を伺いました。
石井さんは1972年、神奈川県生まれ。日本競輪学校を卒業後、平塚競輪場所属のA級選手として活躍しました。
2001年、ロードワーク中の事故により、高次脳機能障害を負い、現役引退。意識を回復するまで1ヵ月もかかったという石井さん。その時に被っていたヘルメットは事故の衝撃を物語るくしゃくしゃの状態。現在はそのヘルメットを持って小学校をまわり、ヘルメット着用の重要性を伝えてもいらっしゃいます。
パラサイクリングの道に進んでから、2008年の北京パラリンピックでは、1キロタイムトライアルで金メダル、3キロ個人追い抜きで銀メダル、ロード個人タイムトライアルでは銅メダルと数々のメダルを獲得。ロンドンとリオデジャネイロのパラリンピックに出場した後、パラサイクリングから引退しましたが、競輪界のレジェンド・中野浩一さんから「東京大会を目指せ!」と背中を押され、現役復帰されました。
現在、公益財団法人「藤沢市みらい創造財団」に所属しています。
今日は、パラサイクリングへと進んだときの想い、そして2020年の東京パラリンピックを目指すことになった経緯についても語って頂きました。石井さんが競輪界に飛び込んだきっかけのスターでもある中野浩一さんに、辞めてる場合じゃないだろ!と言われたことが大きかった言います。東京パラリンピックへ向けて、体づくりの真っ最中とのこと。4度目のパラリンピック出場、応援しましょう!