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第293回:消滅可能性都市の行く末
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』、今日のテーマは「アメリカのトランプ大統領が広げた中東政策の波紋」。
イラン核合意からの離脱、そしてエルサレムへの大使館移転と国際協調を無視した政策に国際社会は怒っています。 現代イスラム研究センターの宮田律理事長にトランプ大統領の意図を伺うと、イスラエルの利益を守ることがキリストの復活を早めるというアメリカの「福音派」の支持を獲得するためではと解説。 アメリカへの信頼が揺らぐ今、イラン核合意からの離脱を発表したことで、米朝首脳会談も相互に不信感を持ちながらの解団になるのではと予想しました。
また、国際開発センターの畑中美樹さんから は、イラン核合意からの離脱による原油価格の影響などをお話頂きました。
『きょうのナマチュウ』は「人口減少がさらに加速!消滅可能性都市の行く末」。
日本創成会議が「2040年に消滅する可能性がある」として、全国896の市区町村を名指ししたのが2014年。 それから4年がたちましたが、896の市区町村のうち、 およそ8割にあたる713の自治体で人口減少がより加速することが読売新聞の分析で明らかに。 そこで「消滅可能性都市」が今後どうなっていくのか、その行く末をサキドリしました。
まずは、西村志野記者が「消滅可能性都市」と読売新聞の分析を整理。北海道や東北など過疎地域の自治体で2040年時点の人口が減少。 一方で東京など3大都市圏を中心に181の自治体では人口が増加。
4年前、東京23区で唯一、消滅可能性都市と指摘された東京・豊島区は、 子育て支援に力を入れた結果、人口が増加したと伝えてくれました。
細木美知代記者は豊島区で「自分が住む街をどう評価しているのか」、街の声を取材。 「子育て世代にも評判がいい」「保育園が増えている印象」といった声があったようです。
まちビジネス事業家の木下斉さんは、713の自治体で人口減少がより加速することについて 「人口減少のトレンドはずっと続いていて、なるべくしてなった」との見解。
消滅可能性都市の今後については、「自治体を意地でも残すという考えをもたないことが大事」で、 「人口100万人以上の都市を中心に都道府県をこえた広域都市圏をつくるべき」とお話ししてくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』で石川真紀 キャスターが取り上げたニュースは「大雪で職員給与10%削減へ 福井市、財源不足」でした。福井市によると、除雪費といった大雪関連経費が2017年度決算見込み額で約50億円に膨らみ、本年度は約13億円分の財源が不足する見通しで、大型事業の先送りや既存の事業の見直しを進める方針ですが、それでも約8億円が足りず、給与削減の動きになったということです。
あまりの金額に唖然とするスタジオ。
コメンテーター、マルチリンガルタレントの堀口ミイナさんが語りおろした今日の『オピニオン』テーマは「進化する女性像!アニメにも」。今年5月からスタートしている大人気アニメ「HUGっと!プリキュア」は、中学生の女の子たちが空から降ってきた赤ちゃんを守り育てるという異例の設定が話題。
社会的問題でもあるワンオペ育児とは対極の、みんなで協力して育児をする姿が描かれているそうです。
『SAKIDORIスポーツ』で松島茂アナウンサーが取り上げたのは「箱根駅伝3代目 "山の神" 神野大地選手プロ転向」の話題。プロとしてやっていくという決断に至った経緯や日本長距離発展のための自身の考えなど、会見で語る神野選手の声を交えてお送りしました。
『ニュースパレードアネックス』今日は、関東甲信や北陸、東北などで今年一番の暑さになりました。池袋で取材にあたっている細木美知代記者に再び繋ぎ「暑~い一日」をレポート。声のトーンが心なしか低く、暑さの疲れが感じられました。(記者さんたち、いつもお疲れ様です!)スタジオでは、気象予報士の伊藤佳子記者が、暑さの原因や熱中症対策を指南。
『SAKIDORIクリニック』では、本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし 先生が語る「デトックスブームに異議あり!医学的に正しい方法はこれだ!」 です。デトックス効果を期待して、全部汗で毒素を出そうとしたら毎日6トンの汗をかく必要が・・・!
また、デトックスのために大量の水を飲む方もいらっしゃいますが、これも汗と一緒にナトリウムが出てしまうので危険だということでした。
妊婦さんが魚を食べることには注意が必要ですが、今の日本で衛生的な食事をしていれば汚染物質が過剰になる心配はないそうです。ちょっとホッとしましたね。
【今日の1曲】 DOWN TOWN/EPO