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ゲスト:伴走者 中田崇志さん①
今日のゲストは、パラ陸上で目の不自由な方の伴走を務める、中田崇志さんです。
中田さんは1979年生まれ。
高校・大学時代は、陸上の長距離選手として活躍され、大学4年の時には全日本インカレの3000メートル障害で7位に入賞しました。
社会人1年目にはニューイヤー駅伝にも出場しています。
その後、パラ陸上の長距離の伴走者となり、2004年のアテネパラリンピックでは、マラソンの高橋勇一選手の伴走を務め、金メダル。
2012年のロンドンパラリンピックでは、5000メートルの和田伸也選手の伴走で、銅メダルに導きました。世界選手権でも伴走者として多くのメダル獲得に貢献。
現在は、マラソンを完走したい、マラソンをもっと速く走りたいという方をサポートする「マラソン完走クラブ」で市民ランナーを指導していらっしゃいます。視覚障害のあるランナーと伴走者はロープを握り合って一緒に走ります。そのロープがこちら!
輪っかになっていて、長さは選手によって異なります。転倒が怖い選手は短く、過去にラグビー経験があり転倒を恐れない和田選手のようなタイプは、長いロープを使っているということも教えて下さいました。
ランニング雑誌に伴走者の募集要項を見つけて応募したのがきっかけだったそうですが、初めて伴走として走った時には「思っていたよりも簡単!」と感じたとのこと。それは、選手が様々な伴走者と走っている経験から、伴走者に合わせてくれるからだったと中田さん。伴走の醍醐味については「結果を変えられること。選手を声で支えて、声のボリュームなどでまるで後ろに迫っているぞ~と、相手選手を不安にさせることも可能なんです!」と、興味深いお話の数々聞かせて下さいました。
来週も中田さんにお話を伺います。お楽しみに!