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第258回:中朝首脳会談と取り残される日本
『ニュースオフサイド』は「北朝鮮・金正恩委員長が中国・習近平国家主席と会談」。
金委員長と習国家主席の会談の内容を整理しながら、 金委員長の中国訪問の狙いを中国や朝鮮半島情勢に詳しい2人のベテラン新聞記者に聞き、 今後の外交日程を探りました。
毎日新聞外信部副部長の西岡省二さんは、今回の会談からは 北朝鮮の非核化の本気度は伝わってこない、と指摘。
産経新聞論説委員の山本秀也さんは、 中国、北朝鮮はともに「アメリカにらみ」が狙いと分析してくださいました。
清水克彦デスクは今後予想される外交日程を解説。4月20日前後にロシアと北朝鮮の外相会談が予定されていて、この結果が重要。 うまくいけば、北朝鮮はロシアと中国の後ろ盾のもと、 南北、米朝首脳会談に臨むことになるようです。
『きょうのナマチュウ』は「成人年齢引き下げによって生じる問題」。政府は成人年齢を20歳から18歳へ引き下げる民法改正案を閣議決定。 今の国会で成立させ、2022年の施行を目指しています。 そこできょうは、成人年齢を引き下げることによって生じるであろう様々な問題を取り上げました。
まずは、細木美知代記者が成人年齢引き下げによって生じる変化や問題を整理。 「親の同意なくローンを組める」「携帯電話や車の購入を1人でできる」などの変化がある一方、 「飲酒や喫煙、馬券の購入などギャンブルができる年齢は20歳のまま据え置く」と伝えてくれました。
西村志野記者は渋谷で若者の声を取材。 成人年齢引き下げに「反対」の声が多かったとのことでした。
成人年齢の引き下げによって影響をうける業界の一つが着物業界。着物業界誌、月刊「ステータスマーケティング」を出版している「きものと宝飾社」の編集長・松尾俊亮さんは、 高校3年生で成人式を迎えるため制服で出席するうえ、 時期が受験と重なり、出席者も減るので、着物業界には打撃というお話でした。
成人年齢の引き下げに詳しい、上智大学の田中治彦教授は、 引き下げによって生じる問題や、引き下げに伴い、学校教育をどのように変えればいいのか、 具体例を示してお話してくれました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』 今日お伝えしたのは「旧優生保護法で初弁論」というニュース。旧優生保護法の下で知的障害を理由に不妊手術を施された宮城県の60代女性が、国に1100万円の損害賠償を求めた全国で初めての訴訟の第1回口頭弁論が今日開かれ、国は争う姿勢を見せました。
水曜コメンテーターは文筆家の古谷経衡さん。来月から小学校で、さらに来年4月からは中学校でも、道徳が正式な教科になることを受け、今日の『オピニオン』では「道徳よりディベート」と題して語りおろし。
道徳教育が一歩前進したことについては評価しながらも、日本人はもっとディベートを学ぶべきだというお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』は飯塚治 アナウンサーが、今シーズン20勝が期待される埼玉西武ライオンズ の菊池雄星投手を取り上げます。23日のオープン戦でも先発し、5回2安打無失点に抑え、順調な仕上がりと言えそうです。
ただ、心配なのは鼻炎!?桜の開花と共に、花粉症なのか、鼻炎の症状が菊池雄星投手を襲っているのだとか・・・!
『ニュースパレードアネックス』 平昌パラリンピックのアルペンスキー女子の座って滑る種目で、金を含む5個のメダルを獲得した村岡桃佳選手が今日午後、東京・千代田区の日本記者クラブで記者会見を行いました。取材した伊藤佳子記者もうれしそうに、5個のメダルをズラッと見せてくれた様子や、信頼する仲間の一言が大きな力となったこと、4年後のパラリンピックへの想いなどを伝えてくれました。
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』は「春は眠気と無気力に注意!」というお話をして頂きました。眠くて仕方ない、なんとなくやる気が起きない、気分が落ち込む・・・この季節、ありますよね。原因は季節の変化に人体がついていけないため。
たかよし先生のアドバイス、参考になさってみて下さい。
●30分早く起きる。
●朝目覚めたら、窓から外を見ながらコーヒーを飲む。
●低血圧の女性は、起きたらすぐ屈伸運動を!
【今日の1曲】赤いスイートピー/松田聖子