記事
-
最新テクノロジーと認知症
西村志野です。
きょうは南青山で
株式会社シルバーウッドの代表、
下河原忠道さんにお話を伺いました。
このシルバーウッドは
VR、バーチャルリアリティを利用して
認知症の方にはどんな世界が見えているか、
どんなことで困っているのか
一人称体験をする
「VR認知症プロジェクト」を開発しました。
一人称体験をすることで
認知症の方に対して想像力を持って接してほしい、
理解を深めてほしいというプロジェクト。
アルツハイマー型の認知症や幻視の症状についてなどが
5分から20分くらいの再現ドラマになっていて
ゴーグル型の装置とヘッドホンをつけると
主人公の心の声と一緒に
映像が映し出されます。
私も体験させてもらいました。
360℃見渡すことができて、
前後左右、リアルな世界が広がっています。
実際にその場にいるかのような感覚です。
たとえば電車を降りる駅がわからなくて困っている場面などが再現されていて
いま何に困っているのか、どんな声掛けをしたらいいのか、
声掛けの仕方なども考えることができました。
介護のお仕事をしている方だけではなく、
高校生たちもいま次々と体験しているようです。
認知症は特別ではない、
行動には必ず理由がある、
どんな思いを持っての行動なのか、寄り添うことができれば
みなさんがもっといきいきと暮らせる社会に
なるのではないかと下河原さんもお話していました。
この最新のVR、今後認知症だけではなく
いろいろな場面で、
たとえば学校の道徳の授業や
救急や救助のシチュエーションを学ぶなど
活用できる場面がまだまだ広がりそうだと感じました。
こんばんは!細木美知代です。
私はスマートスピーカー「アマゾンエコー」を使った
認知症予防について取材してきました。
日本生命保険が今月20日から無料提供を予定している
アマゾンエコーのコンテンツ「ニッセイ脳トレ」。
プログラムの開発に携わった
日本生命保険・商品開発部の加藤幸親さんにお話を伺いました。
加藤さんは、アマゾンエコーが日本で発売されることを知り、
「アマゾンエコーのコンテンツで認知症予防のプログラムを作りたい!
『人生100年時代』に備えて日本生命として
コンテンツで健康のサポートをすることができるんじゃないか」と
スピーカーの発売前からプロジェクトの立ち上げに動いたそうです。
番組放送後、来週の提供開始を前に
「我が子を世の中に送り出す気持ちです」と話して下さいました。
私も体験しましたが、とっても面白いプログラムで
クイズに夢中になりました!!
認知症予防としてだけではなく、
幅広い世代の人が楽しめるコンテンツになっていましたよ。
番組でも紹介した虫の鳴き声クイズ、おすすめです♪