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第249回:キャリアとノンキャリア
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』!
テーマは「財務省職員の死から考える、森友文書改ざん問題の闇」。
今月7日、財務省近畿財務局で森友学園への国有地売却を担当する部署に所属していた男性職員が亡くなり、自殺とみられています。
今日はいわゆるキャリアとノンキャリアは官庁においてどのような役割を担っているのかを掘り下げ、今回の改ざん問題の「闇」に迫りました。
まず話を聞いたのは、元経済産業省の官僚で官僚の内部事情に詳しい宇佐美典也さん。政治家に対して前に立つのがキャリアで、実務を行うのがノンキャリア、という役割分担を示したうえで、「ノンキャリアが支えてくれるからキャリアが活躍できる」関係性を解説。一方、末端のノンキャリアは立場が弱いため、不祥事を押し付けられてしまうようなことも「なくはない」とお話して下さいました。
続いて、話を聞いたのは、元東京地検の検事で弁護士の落合洋司さん。落合さんは今月9日、ツイッターに「疑獄事件では、疑惑の組織内部での追い込みがきつすぎて、自殺者が出ることがある。やばくなっていて、相談できる人がいない近畿財務局関係者は、落合まで連絡を。無料で相談受けます」と書き込んでいます。
この書き込みについて「緊急性もあり、こうツイートした」そうで、今のところ相談の電話はかかってきていないとのこと。
『きょうのナマチュウ』では「最新テクノロジーが変える"認知症対策"」を取り上げました。まずは西村志野記者が、認知症の方が何をどう感じているのか、VRの技術を用いて疑似体験できる「VR認知症プロジェクト」を開発した、株式会社シルバーウッドからレポート。
体験してみての感想を話したうえで、シルバーウッドの下河原忠道代表にインタビュー。
下河原さんは「認知症の方に話を聞いて、それを忠実に再現している」と開発秘話を披露。また、家族が認知症になった場合の接し方についてはこう話してくださいました。「認知症はその人の一部分。今までどおり接してください。認知症になったらどのようなことが起きるのか、メカニズムを知っておくことが大事」。
細木美知代記者は、今月20日からスマートスピーカー「アマゾンエコー」を活用した、認知症予防プログラムの無料提供を開始する日本生命保険からレポート。「頭を使うので脳が刺激された」などと実際に体験した感想を話したうえで、商品開発部の加藤幸親さんにインタビュー。
無料で提供する理由は「『人生100年時代』を支えるサービスを提供していて、これはその一環」なのだといいます。
『SAKIDORIニュースパレード』で石川真紀キャスターが紹介したニュースは「国連幸福度調査 1位はフィンランド、日本は54位」でした。国連が発表した「世界幸福度報告書2018」。上位10か国は北欧5か国とスイス、カナダなどが占めていて、日本は昨年の51位から54位へと後退しています。
木曜コメンテーターは精神科医で映画監督の和田秀樹さんです。今日の『オピニオン』は「親が受験を知らないと子どもは不幸になる」というお話。
受験では親側が子供を見限ってしまっていることが多いが、スポーツも勉強も、大人になってからのセールスひとつとってみてもテクニックはたくさん!
受験のテクニックを親が知っているのと知っていないのとでは大違いで、「やり方を変えれば人生は切り拓ける!」と語って下さいました。
詳しくは和田さんの新刊『親のための受験の教科書』も参考になさってみて下さい。
【お知らせ】
和田さんの監督最新作映画『私は絶対許さない』のトークイベント付き試写会のご応募は
「info@shibuyapro.net」までお送り下さい。なお、3月20日締め切りです。
『SAKIDORIスポーツ』は高橋将市 アナウンサーが、サッカー日本代表のベルギー遠征メンバー発表ということで、 スポーツライター二宮寿朗さんにお電話を繋ぎながらお送りしました。
『ニュースパレードアネックス』 森友学園決裁文書改ざん問題を受け、参議院予算委員会の集中審議が19日(月)に行われる見通し。国会で取材中の山本カオリ記者がレポートしてくれました。
加納有沙レポーターの『SAKIDORI最前線』 は、アナログレコード復活の話題を取り上げました!
【今日の1曲】たそがれマイ・ラブ/大橋純子