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震災から7年 気仙沼の今
こんばんは!
竹田です。
先週7日にSAKIDORIでは、震災特番を放送いたしました。
私は、宮城県気仙沼市へ取材に行かせてもらい、
復興の現状などをリポートさせていただきました。
やはり、伝聞や報道だけでなく、
自分の目で見てみないとわからないことってたくさんあるなと実感しました。
津波、地震、火災、地盤沈下などで、甚大な被害を受けた気仙沼。
地盤沈下でひどいところで、1.5mもの被害が・・・
市内各地でかさ上げ工事が行われていますが、
戻ってくる商店や住宅、企業、病院などがまだ少なく点々としていて、
まだまだ復興に時間はかかりそうだなという印象を受けました。気仙沼のかもめ通り商店街では、かさ上げ工事が終わり、去年同じ地で再オープンしました。
震災前は30以上の商店が並んでいましたが、8店舗での再開です。
60年以上海苔屋さんを営む女性店主さんは、
「前には戻らない。でもできることからやっていくしかない。
とにかく美味しいとお客さんに言ってもらえる商品を作ること!」
と前向きにお話くださいました。あいにく、取材した8日は暴風雨で警報が出るほど、悪天候でしたが、
取材に協力してくださったタクシー運転手さんが、地元の皆さんが懸念している
スポットを案内してくれました。
以下、写真集です。↑震災時、この小高い丘は線路でしたが、堤防となり、右側と左側で被害に大きな差が出たということです。
↑なんと、赤い印のところまで津波が押し寄せました!
いかに巨大津波だったかがわかります。
↑湾岸沿いに大きな堤防が列をなして、建設工事が進められています。
地元の方々は口を揃えて「地震が起きたら海を見て津波が来るか確認していた。こんな堤防ができたら、海を確認できずかえって危険」
「気仙沼の海の美しさが遮断されて悲しい。この海の美しさが気仙沼の宝なのに、、、」と悔しそうに話してくれました。
地元と防災のあり方を改めて考えさせられた取材となりました。