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樺太の歴史を後世に
今日はオフサイドのコーナーで、
樺太出身者で作る団体
全国樺太連盟の常務理事 辻力(つじ・つとむ)さんに
お話を伺いました。
辻さんは
終戦を迎えた1年後の1946年、
ソ連による抑留中に樺太でお生まれになりました。
番組の中では
当時の様子についてお話を伺いましたが、
放送後に今度への思いを語って下さいました。
実は、全国樺太連盟は約2年後に
解散されることが決まったそうです。
会員の高齢化と減少で活動が困難になったことが理由とのことでした。
しかし、辻さんは連盟の残された時間の中で
3つのことを事業としてやっていきたいとおっしゃっていました。
1つは、北海道札幌市の赤れんが庁舎内にある
『樺太関係資料館』を維持してもらうよう働きかけること
2つ目は、稚内市に『樺太記念館』を今年5月オープンさせること
3つ目は、稚内市の稚内公園に慰霊碑を建立すること
また、辻さん個人としても
戦後70年以上が経ち出身者が減っていくなかで
樺太での生活や歴史を語ってくれる方のインタビューを
Youtubeに残していきたいと話していました。
「樺太の歴史を後世に伝えていきたい...」
辻さんの語り口から強い想いを感じました。
細木美知代