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第254回:医師の近藤誠さんを迎えて
きょうのSAKIDORIは、「がん放置療法」で知られる医師の近藤誠さんをゲストにお迎えし、お届けしました。
『ニュースオフサイド』は「健康診断、受けてはいけないの?」。
和田秀樹さんとの共著『やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」』で「健康診断は受けてはいけない」と主張する近藤さんにじっくりお話を聞き、健康診断が必要かどうか、考えました。
まずは西村志野記者が有楽町で健康診断に対する街の声を取材。その結果をスタジオで伝えてくれました。今回インタビューした人全員が「健康診断は必要」派。
「見た目では分からない体の変化を知るうえで必要」といった声を紹介してくれました。近藤さんは、欧米には健康診断というシステムがなく、自分の健康状態を知る手段はないが、何の問題もないと指摘。
「健康診断を受け、自分の体の数値の異常を知ると、正常にしようとした結果、早く死ぬ」などと、健康診断のデメリットを話す一方で、メリットについては「証明されたメリットはない」と話していました。
『きょうのナマチュウ』は「もし、がんになったら...治療すべきか、放置すべきか」。20年以上、「抗がん剤は効かない」「がんは切らずに治す」「がんは原則、放置しておいた方がいい」と主張し続けてきた近藤さんに「がん治療」について話を聞き、がんになったとき、どのような選択をすべきなのか、考えました。
近藤さんは「がんは放っておいたら転移するというのは神話に近い、証明されていない」と指摘。
「がんを放置する」という自身の主張への反論については、「反論している医者に対談を申し込むと、みんな逃げてしまう」とお話してくれました。
細木美知代記者は巣鴨で70代の女性に生インタビュー。この女性は近藤さんに「街の噂で小林麻央さんが抗がん剤治療を受けずに亡くなったと聞いたのですが...」と質問。
これに近藤さんは「小林麻央さんが亡くなったのは転移。がんを見落としたから亡くなったわけではない」と答えていました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、「野党6党、籠池泰典被告と接見へ」というニュース。大坂地裁が立憲民主党など野党6党が申請していた森友学園前理事長の籠池泰典被告への接見を認め、あす・23日にも面会するとのこと。
野党側は、改ざん前の決裁文書に記載されていた昭恵夫人から「いい土地ですから前に進めてください」と言われたという籠池氏の発言に注目。面会ではこの発言を確認するといいます。
木曜コメンテーター、精神科医の和田秀樹さんが語り下ろした、今日の『オピニオン』は「カウンセリングが受けられない国、日本」。幼いころ、顔見知りの少年から性被害を受け、50代になった今でもその苦しみは消えない、というリスナーからのメールを受け、「日本には本当にカウンセリングができる医者が少ない」、「何回でも患者の話を聞くような精神科医を育てないと性被害者は救われない」というお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』担当は片山真人 アナウンサー。 「春のセンバツ高校野球」特集。これまでは注目チームを紹介してきましたが、今日は注目の選手です。名前が挙がったのが、内野手、外野手をこなす根尾昂選手、昨年2年生ながらU-18日本代表入りした藤原恭大選手。そして、智弁和歌山の主砲・林晃汰投手。
『ニュースパレードアネックス』 気象庁は、緊急地震速報を改善し精度を増した、新しい手法を今日から導入しました。伊藤佳子記者の解説によると、新たに導入される「PLUM法」と呼ばれる方法では、「地震計が実際に捉えた揺れの強さから震度を予測」するため、巨大地震でも、これまでより正確な震度の予測が期待できるとのこと。気象庁は、新しい方法と従来の方法とを組み合わせた緊急地震速報の運用していくということです。
加納有沙レポーターの『SAKIDORI最前線』では、ヨーロッパ産のチーズを楽しめるオシャレ~なイベントをご紹介しました。詳しくは、「世の中SAKIDORI 最新 映画・本・お店情報 By加納有沙」をチェック!
【今日の1曲】Get Wild/TM NETWORK