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第242回:森友問題&パワハラ問題
良いお天気なのに昨日に比べて、気温が下がって風が冷たい1日に。
外中継の記者たちも局に戻って来て「今日は寒かった~!」と申しておりました。この寒暖差にやられちゃうんですよね。
まず最初のコーナー『ニュースオフサイド』は「どうなる?森友学園の決裁文書問題」でした。学校法人「森友学園」の国有地取引をめぐり財務省の決裁文書が書き換えられた疑いが浮上。
昨日、急遽、大阪市の財務省近畿財務局のある合同庁舎を訪れた、自由党の森ゆうこ参議院会長が生出演!どんなことがあったのか詳しく教えて頂きました。結果、文書の原本は大阪地検にあり近畿財務局にはないとされ、森議員の手元にあるコピーと同様のカラーコピー(しかし、調書の一部にチェックが入っていたと言います。)を見させてもらったということなのですが...。「正しい文書、正しい答弁の大前提が崩れてしまっている。全員が記憶喪失状態。原本を見るまでやる!」と語って下さいました。
一連の森友問題の経緯と今後の展開について、政治アナリストの伊藤惇夫さんは「森友問題も発覚して1年、何も解決していないが明らかに事実と食い違ってきている。今回の朝日新聞の報じた文書改ざんが事実なら、日本の官僚の信頼は失墜。報道では「確認した」とだけ。どの程度「確認した」のかが、ポイントになるのでは?」というお話でした。
『きょうのナマチュウ』 女子レスリングの伊調馨選手が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラを受けたとする告発状が内閣府に出された問題、告発状を提出した貞友義典弁護士のインタビューを交えてお伝えしました。昨日に引き続き、日本レスリング協会がある岸記念体育館で取材にあたったのは佐藤圭一記者。朝の八時半から、動きがないかをチェックし、レポートしてくれました。「column~記者たちのオフマイク~」もぜひお読みください。
今回の告発状を内閣府に提出した貞友義典弁護士は「これから出てくる若い人や伊調選手のために体制を整えてあげて欲しい。でないと、協会につぶされたと言うしかない。」と、告発を通じて望むことを訴えていました。
スポーツジャーナリストの小林信也さんには、後を絶たないスポーツ界のパワハラ問題についてお話して頂きました。「パワハラは決して格闘技界にだけ起こっていることではなく、野球などの古くから伝統のあるスポーツにはある。悪気があるわけではなく、監督やコーチが選手を上から目線で怒鳴るなどはごくごく普通にあること。スポーツと言うのは「その競技が面白い」というものがあって、勝ちにこだわることだけではない。伊調選手はそのことに気付いて極めたくて新たな環境を求めたと思う。」
パワハラ問題、街の方々も経験があるのでしょうか? 品川から、西村志野記者が街の声を届けてくれました。思っていた以上にたくさんの被害の声...。聞くだけでなんともツライ気持ちになりました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では「教えたいけど先生も自信ない、小学校での英語教育」というニュースを取り上げました。
小学校で2020年度から英語が正式教科となるのを前に、小学校教員の間で英会話教室に通う動きが広がっています。単語、文法、表現力、発音など、きちんと教えたいという熱意に応え、後押しする自治体も徐々に増えてきました。教える側のプレッシャーも相当なもののようですね。
火曜コメンテーター、俳優の石田純一さんが語り下ろした今日の『オピニオン』。『ニュースオフサイド』でも取り上げた「森友学園めぐり財務省が公文書改ざんか?」というニュースを見ても、レトリックで煙に巻くのがうまいように見えるが、アメリカで実際におきた機密文書流出事件をもとにしたスティーブン・スピルバーグ監督の新作映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を引き合いに出しつつ、最終的に「勝つのは真実だ」と語った石田さんでした。
『SAKIDORIスポーツ』担当は寺島啓太アナウンサーです。(平昌でカットした髪型、とっても良いなぁ!)今日取り上げたのは、先月末から始まったプロ野球オープン戦。 スタジオに夕刊フジの阪神タイガース担当、山戸英州記者をお迎えし、今年のタイガースについてお話して頂きました。
『ニュースパレードアネックス』 北朝鮮を訪れていた韓国大統領府の特使一行がまもなくソウルに戻ります。帰国後、金委員長との会談内容を記者会見する予定とのこと。ふたを開けてみれば、北朝鮮側は「微笑み外交」をさらに上回るような顔ぶれでの長時間にわたる会談ということになり、北側の本気度も窺えたと清水克彦デスクが解説してくれました。
【今日の1曲】 雨あがりのステップ/新しい地図