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第245回:「K's cafe」からお届け
明後日3月11日で、東日本大震災から7年が経ちます。今日のSAKIDORIは、宮城県気仙沼市出身のパティシエ・金野敬さんが運営する「K's cafe」からお届けしました。
『ニュースオフサイド』は、「東日本大震災から7年。被災地・被災者は今」と題して、記者が取材した実情を伝えてもらいました。
竹田有里記者は、気仙沼市から中継。土地の区画整理により新しい建物も見受けられますが、まだまだ地震の地盤沈下によるかさ上げ工事も行われています。「安心して暮らせるようになれば」と願う商店街で海苔屋を営む女性店主の声や、「観光の目玉である海が防潮堤で見えなくなってしまった」と悔しさを滲ませるタクシー運転手さんなど、現地のリアルな声を伝えました。
また、牡蠣養殖業の畠山さんのお話では、震災直後、生物が全滅した海を見て「海が死んだ」と言った方もいる中で、長年続けてきた植林活動により海に豊富なプランクトンがあることが研究機関の調査でわかりました。そのおかげで復興が早くできたということです。
さらに、記者が調査したのは「避難者いじめ」。実際に都内に避難していじめを体験したという男子学生からスクールカーストの現状をお話いただき、リスナーからも悲しさと怒りの反響メールを多く頂きました。
『きょうのナマチュウ』は、去年3月末に避難区域から解除された飯館村を取材した佐藤圭一記者がその様子を伝えました。
避難指示解除後、戻ってきた村民は5600人の住民のうち11%となる600人。飯館村の菅野典雄村長は、復興のテーマである「ネットワークの村づくり」にちなんで、飯館村を応援したいという方々の持ち味をいかした新しい村をつくっていきたいとお話してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩委員長と5月までに会談する意向を示したニュース。
そして、森友学園をめぐる決裁文書の書き換え疑惑で揺れる国会から最新情報をお伝えしました。
コメンテーターの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は、「緊急事態条項なんかおやめなさい」。
緊急事態条項とは、大規模災害などの非常事態の際、一時的に政府に強い権限を与え対処を進める法的な規定。現在、日本国憲法では定められていませんが、もしこれが制定され、乱用されることがあれば、今の政府にはやってほしくないときっぱり!
『SAKIDORIスポーツ』は、砂山圭大郎アナウンサーがお送りする「平昌パラリンピック開幕」。
いよいよ今日、開会式が行われますが、砂山アナ的注目選手や競技をご紹介!
『ニュースパレードアネックス』は、池袋にある宮城県アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」で店長代理の大蔵国孝さんにお話を伺いました。
震災直後も休むことなく営業を続けてきたこのお店、宮城県の魅力が伝わればと様々な商品を扱い、試食会といったイベントを行っています。南三陸町の美味しい海産物をパックにした「たみこの海パック」の紹介など、復興への後押しが今でも続いています。
『世の中SAKIDORI』、金曜日はビジネス先取り。
今回は、生放送をお届けした浅草の「K's cafe」の歴史と今、そしてこれからについて、お店を運営する金野敬・洋子さん夫妻にお話を伺いました。
そんな金野さんが語る素敵な出会いが、震災の前まで気仙沼の名産にしようとマルベリーを栽培していたという時井勇機さん。このマルベリーを再び復活させ「HINOMALBERRY」として新しく立ち上げることになりました。栄養価も高いこのベリーを使ったお菓子をK's cafeで扱っています。
他にも気仙沼の食材を使ったお菓子がたくさんありますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
【今日の1曲】 晴れたらいいね / Dreams Come True
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!