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第243回:渡邊頼純教授と考える貿易戦争の可能性
今日は、国際政治経済論がご専門、FTAやTPPに詳しい慶応義塾大学総合政策学部教授の渡邊頼純さんに来て頂きました。
渡邊教授とお送りした『ニュースオフサイド』は「トランプ発言で貿易戦争勃発か?」。
「アメリカに輸入される鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税をかける」トランプ大統領のこの発言によって貿易戦争の恐れが出てきた問題を考えました。
まず、渡邊教授は今回の発言の背景について「根っこには中国の圧倒的な生産力がある。そういった中で関税の上乗せを表明した」と分析。
EUが対抗措置を示していることについては「実際にやったとしたらアメリカもEUもWTO違反。WTOの権威が失われてしまう」とお話してくださいました。
清水克彦デスクは、ワシントン在住のジャーナリスト・笹栗実根さんの現地レポートを交えながら、トランプ政権の思惑を解説。
トランプ大統領の姿勢は一貫して「アメリカファースト」で、今回の発言もその一環。
秋の中間選挙をにらんで、ラストベルトで働くプアホワイトの支持層集めなのだといいます。
『きょうのナマチュウ』は「デジタル教科書、導入の是非」。今後、学校での導入が加速するとみられる「デジタル教科書」の是非を考えました。
まずは、西村志野記者がデジタル教科書をめぐる現状を整理。デジタル教科書のメリット・デメリット、導入状況などを伝えてくれました。
「深い学びにつながる」と期待される一方、「書く力や考える力の育成につながらないのでは」と効果を疑問視する声もあるよう。
タブレット端末の整備費用も課題です。
全国に先駆け、2012年度に教員用のデジタル教科書を導入している荒川区。その荒川区の教育委員会事務局指導室指導室長の瀬下清さんには電話をつないでお話を聞きました。
デジタル教科書の内容を電子黒板に映しながら授業を進めていて、デジタル教科書の導入後、教員からは「授業の質が変わった」「授業に広がりができた」、生徒からは「授業での話し合いが面白くなった」という声が出ているといいます。
細木美知代記者は豊洲で街の声を取材。
「荷物が減るし、いいのでは」「その場ですぐに答えが返ってくるのでいい」などと、おおむね好意的な声を伝えてくれました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、4月末の開催が決まった韓国と北朝鮮による「南北首脳会談」。国際ジャーナリスト 春名幹男さんに電話を繋ぎ、解説していただきました。
首脳会談の開催まで進んだのは「最大限の圧力」がきつくなってきたため。アメリカの緊張が緩んできたので、これからのアメリカの対応を見守りたい、とのことでした。
水曜コメンテーターはタレントの堀口ミイナさん。母国語である日本語とトルコ語のほか、英語・スペイン語・中国語の5ヶ国語を操るマルチリンガルでお馴染みですが、今日の『オピニオン』は「手話で広がる言葉の世界」と題して、最近興味を持ち始めた"手話"のお話をして下さいました。
一言で"手話"と言っても、世界共通の手話というものはなかったり、日本手話とシムコムでは中身がかなり違ったり・・・
知らなかったことも多く、まだまだ理解が進んでいないということも分かったと言います。
音声言語に勝るとも劣らない"手話"、一美キャスターも少しずつですが勉強中だとか!
『SAKIDORIスポーツ』は寺島啓太 アナウンサーが取り上げたのは、明後日9日に開幕する平昌パラリンピックの話題。日本選手団は、5競技合わせて38人が出場します。今日はその中でも、日本全国で4チームしかないという競技人口の減少で危機的状況に追い込まれている競技「パラアイスホッケー」についてピックアップ!
今回の日本代表チームの平均年齢は41.9歳。ゴールキーパーを務める福島忍選手は、還暦を過ぎてなお現役!今回で4度目のパラリンピック出場なんです。
平昌では表彰台を目指し、結果を残して、競技人口が増やすきっかけにしたい考えも。
『ニュースパレードアネックス』 今日一日、小泉元総理大臣を追いかけていた吉田涙子記者の中継レポートをお送りしました。ちょうどこのコーナーの時間には、小泉元総理と細川護熙元総理が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が脱原発や自然エネルギーにつながる取組みを継続的に行っている団体を対象に、「脱原発大賞」と「自然エネルギー大賞」を発表するということで表彰式会場に。
「廊下に出てきたものの、表彰式会場の閉まると思ったドアが閉まらなかった」せいで、10mほどのところに小泉さんがいる状況下のなか、今日の動きをレポートしてくれた涙子記者でした!
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』。今日は「心臓病や脳卒中の発病率と予防法」を教えて下さいました。
俳優の脇役と主役では脇役の方がストレスが高まりやすいという興味深い研究結果を取り上げ、「これは、どこの職場でも言えること!」と注意喚起。
脇役の立場で他人のペース、他人のやり方で仕事をする場合、心身が疲弊し脳がストレスに負けやすくなるのだそうです。
心身の健康を守るには・・・●今置かれている状況をよく知ること。
●仕事以外で主役になれる人間関係を作ること。
【今日の1曲】 そよ風の誘惑~Have You Never Been Mellow/オリビア・ニュートン・ジョン -
デジタル教科書
こんにちは。 永野景子です。
日によって気温がずいぶん違いますが、
体調を崩したりしてませんか?
さて、ナマチュウで取り上げたのは「デジタル教科書」。
時代は変わったなあと、つくづく感じました。
ご紹介したメールにあった「置き教科書」、懐かしい習慣です~。
というか、原則、置き教科書は禁止でしたので
公言してはいけないのかもしれませんが。
教科書と言うより、社会の資料本や国語の便覧などが
分厚くて重かったので、それらをロッカーに置きっぱなしにしてました。
それでもカバンは重かったですねー。 でもパンパンのカバンはカッコ悪いと、
補助カバンに教科書を詰め込んでました。
ちなみに、カバンをペチャンコにするのも校則違反でしたけどね。
デジタル教科書が普通になったら、カバンをわざとペチャンコに
したりということもなくなるんですかねー?
それはそれ、でしょうかね。
明日は、カバンをペチャンコにしてそうにない
西川文野サブキャスターです。 -
デジタル教科書、どう思いますか?
今日はナマチュウのコーナーで
デジタル教科書について取り上げました。
豊洲のお母さん方にデジタル教科書について聞いたところ
導入にかなり前向きな方ばかり。
お母さん自身もタブレットを使いこなしているので
良さが分かっている分、理解があるようでした。
そして、インタビューをしていると
すでに学校で使っている!という子どもたちも結構いて、
小学生と高校生に話を聞くことができました。
小学生の子どもたちは
「パスワードを打つのは面倒だけど楽しい!」
「分かりやすい!」と
笑顔で答えてくれました。
タブレットを使うこと自体が新鮮で、
大人の仲間入りをしたようなウキウキした気持ちが
伝わってきましたね。
一方で、高校生は
普段からスマートフォンを使っているから
目新しさは特に感じていないようでもっと冷静でした。
「教科書がタブレットでも紙でも、勉強嫌いには変わりないです...」と。
年代によってもデジタル教科書への反応が様々で
インタビューをしていて面白かったです。
みなさんは、どう感じますか?
そのうちデジタル教科書が主流になって、
『デジ教』などと略されるぐらい
子どもたちの間で浸透していくんでしょうか。
私たちも頑張ってついていかないといけないですね(笑)
細木美知代