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第229回:加速する英語教育の低年齢化
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』、今日は「低年齢化が進む英語教育」。
2020年度に全国の小学3年から6年で本格的に導入される英語の授業を、前倒しする小学校が増えているというニュースを取り上げ、低年齢化が進む英語教育の問題点とその解決策を考えました。
まずは、石森則和記者が小学校の英語教育に関するこれまでの動きを整理。
2008年度に小学5、6年を対象に英語教育が始まり、2011年度には「小学5年から必修」に。ここからさらに低学年化が進み、「小学3年からの必修化」「小学5年からの教科化」が2020年度に完全実施が決定。
そんな中、5つの政令指定都市が前倒しして来年度から実施するとのことでした。
段階的に前倒しを進めるのは、福岡市。「福岡市教育委員会 学校指導課 主任指導主事」の氏家修さんには、その理由を聞きました。
授業のカリキュラムをきちんと組めるか、教える側の負担はどうなるのかなどを見極めるためのようです。
今年度から2020年度並みの時間数で英語の授業を実施しているのは、さいたま市。そこで西村志野記者は、さいたま市で母親にインタビュー。
英語教育の低年齢化が進んでいる現状をどう思うか、母親の声を伝えてくれました。
モチベーションを下げずに子どもに英語を学ばせることも、英語教育の課題のひとつ。息子さんを小学6年のとき、TOEIC940点を取るほどの英語の秀才に育てた、加藤久美子さんには電話を繋いで、英語教育成功の秘訣を聞きました。
乳幼児から「ぶーぶー(=車)」などの幼児語を使わずに、正しい固有名詞(車種名)を使って育てたことで語彙力が飛躍的に伸びたというお話でした。
現在高校2年生、17歳の息子・博人さんにも話を聞き、幼稚園や小学校時代に英語を学んだ方法などを話してくれました。
『きょうのナマチュウ』では、「東京ビッグサイト2020年問題」とそれに関する抗議デモを取り上げました。「東京ビッグサイト2020年問題」とは、2020年度の東京オリンピックで東京ビッグサイトがメディアセンターになり、展示会の会場として20か月使えなくなる問題のこと。
細木美知代記者は、この問題に関する抗議デモを取材。「展示会産業で働く人々の生活と雇用を守る会」の抗議デモに参加した人の声を伝えてくれました。
デモの主催者で展示会のデザインなどを行う会社の営業マン、下茂貴樹さんにも話を聞き、「東京オリンピックは成功してほしい」とする一方、「例年通り、展示会が開けるよう東京都に要望している」とのことでした。
「日本展示会協会」の事務局長、田中五十一さんに聞いたのは、損失の規模。東京ビッグサイトを20ヶ月使えなくなると、232本の見本市が中止に追い込まれ、7万8000社に影響が出て、売上高2兆円が失われると訴えていました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、「フロリダ州パークランドの高校で19歳の元生徒の男が銃を乱射し、17人が死亡した事件」。アメリカの銃規制に詳しい成蹊大学の西山隆行教授に電話を繋ぎ、銃規制の行方を聞きました。
「アメリカには3億丁の銃があり、銃規制は難しいという印象」のようです。
木曜コメンテーターは、精神科医で映画監督の和田秀樹さんです。今日の『オピニオン』のテーマは「そろそろ次を試すべき」。
例えばテストの点数が悪かった時に「自分の努力が足りなかった」と考えるのか、はたまた「自分は頭が悪いんだ」と考えるのか、何に原因を置くかで人間の心理や行動が変わる、これを心理学用語で「原因帰属」と言うそうです。
一見うまくいっているように見えるアベノミクスも、和田さんは「野田政権があと数か月続いていたら、民主党政権時代に景気は上がっていたのではないか。」と指摘。原因帰属ミスもそうだが、「これをやってみてダメなら、次はこれをやってみよう!」と色々試していれば、20年不況と言われるこの間に6回は何かを試せたのに...というお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』担当は高橋将市アナウンサー。今日は、JRA今年最初のGⅠである砂の王者決定戦、フェブラリーステークスの話題。出走馬の1頭「ノンコノユメ」を取り上げました。名前の由来は、お母さんが「ノンコ」という名前で、「母の夢」という意味。
レースでコンビを組む内田博幸騎手のインタビューをお送りしました。過去2回、フェブラリーステークスを走り、2着と7着。3度目の正直で勝利を勝ち取るか!?
フェブラリーステークスは、今週末18日の日曜日です。
「オリンピック一色のなか、こういう話題を取り上げる。とてもいいと思う!」と和田さんも絶賛していました。
『ニュースパレードアネックス』 今日は都心でも3月のような暖かい1日になりましたが、各地で記録的な大雪となったこの冬。今日午後、気象庁で橋田俊彦長官の記者会見が行われました。伊藤佳子記者が、日本の歴代1位の積雪11m82㎝(滋賀県と岐阜県の県境にまたがる「伊吹山」)。
今年積雪が4mをこえた山形・肘折温泉は「ドカ雪・キャンペーン」というものを実施。大雪になればなるほど割引されたり、昨冬までの観測史上最大記録4m14㎝を更新すると宿泊料金が一泊無料になるということで、130名以上のお客様が訪れたそうです。なんとも太っ腹なキャンペーンですね!
加納有沙 レポーターの『SAKIDORI最前線』では、先週水曜から始まったサーカス・エンターテインメント、シルク・ドゥ・ソレイユの日本公演最新作「ダイハツ キュリオス」をご紹介!
【今日の1曲】明日、春が来たら/松たか子