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第43回 映画「おだやかな革命」
2月3日(土)からポレポレ東中野にて公開となる
ドキュメンタリー映画『おだやかな革命』をご紹介しました。
あなたにとって「豊かさ」とはなんでしょうか。
私はこの映画を見終わってから、自分にとって「幸せ」な生活とはなんだろうかと考え直しました。この映画は、3・11、福島の原発事故以降、その被災者や都会からの移住者がエネルギー自治に取り組む姿を追ったドキュメンタリー。
今回は、監督である渡辺智史さんにお電話でお話を伺いました。監督が前作を編集中、東日本大震災が発生。
そのとき、食と同じく「エネルギー」もまた命の基本であることを思い知ったそうです。
そして、取材をしていく中で、
原発事故後、福島県の酒蔵の当主 佐藤さんが立ち上げた「会津電力」
それに感化された畜産農家の小林さんが立ち上げた「飯舘電力」と出会います。ともに太陽光パネルによるソーラー発電。
『自分たちの手で、命の基本であるエネルギーを。
クリーンで環境に負荷をかけないエネルギーを持続的に作りたい』という思いで事業を始められています。この2つのほかに、
岐阜県郡上市の石徹白(いとしろ)村では、集落存続のために全世帯が出資をして水車を利用して立ち上げた水力発電。
豊富な森林資源である間伐材を利用した薪ボイラーを導入することで地域を活性化した岡山県西粟倉村。
生活クラブ生協が秋田県にかほ市に作った風車のお話が紹介されています。「これからは地方で作って
地方で使って
地方の資源とするべき」「日本のため、ではなく、
自分たちの幸せにつながるエネルギーを」組織に頼らず地域のみんなが自分たちの手でエネルギー資源をつくることで、地域のみんなが協力し絆が深まる。
自分の選択によって、世の中は変わるのだと感じた映画でした。映画「おだやかな革命」2月3日(土)~16日(金)ポレポレ東中野で公開です。
詳しくは⇒ こちら