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第233回:尾木ママ、叱る!
今日のSAKIDORIのゲストは"尾木ママ"こと、教育評論家の尾木直樹さん。
『ニュースオフサイド』と『ナマチュウ』でお話を伺いました。
『ニュースオフサイド』のテーマは「尾木ママが叱る3つの教育問題」。今、世間を騒がせている3つの教育問題について、ご意見を頂戴しました。
1つ目は、政府が東京への一極集中の是正と地方の活性化を図ろうと、東京23区の大学の定員を規制する法案を、今国会で成立させようとしている問題。
まずは清水克彦デスクが、定員規制の何が問題なのか、あらためて解説。
実は2016度から定員管理は始まっていて、2017年、2018年と年々厳しくなっているようで、たとえば早稲田大学では合格者が2000人減っているとのこと。「より狭き門になっている」と問題点を指摘していました。
この問題を尾木さんは「稀に見る愚策」だと酷評。「地方と東京を対立させている場合ではなく、東京の大学は地方の大学を引っ張っていかないといけない」と話していました。
2つ目は、東京・中央区の区立泰明小学校が、制服にイタリアの高級ブランド「アルマーニ」を採用した問題。
こちらは細木美知代記者が問題のポイントを整理。
全て揃えると8万円のこの制服は、事前に詳しい説明がないまま校長の独断で決められ、校長は「『服育』という重要な教育の一環である」と話しているそう。この問題についても尾木さんは厳しい見方。
「公教育は平等であるべきだが泰明小学校は選別している。私立ならいいけれども公立ではダメ」
3つ目は、教員が休めない問題。細木記者が教員の労働時間、「ブラック部活」とも呼ばれる部活による疲弊の現状を整理したうえで、尾木さんにご意見を伺いました。
尾木さんは「学校がブラック化していて、『ブラック学校』と呼ばれている」と指摘。
教員の負担を減らす策としては「教員の人数を増やし、部活をやめるなど政府による大胆な政策が必要」という提案をしてくれました。
『きょうのナマチュウ』は「展示会から探る、インバウンド市場活性化の糸口」。
去年は過去最高の年間2869万人を記録するなど、日本を訪れる外国人観光客が増え続ける一方で、外国人1人当たりの消費額は2年連続で減少し、伸び悩んでいます。
そんな中、今日から東京ビッグサイトで開かれているのが、インバウンド市場の活性化を図る展示会「インバウンドマーケットEXPO2018」。
この展示会から伸び悩むインバウンド市場活性化の糸口を探りました。
「インバウンドマーケットEXPO2018」の会場からは、竹田有里記者と西村志野記者がレポート。竹田記者は、4つのゾーンに分かれている展示ブースのうち、「訪日外国人に対応するIoT・AI」を取材。
「消費税免税書類が20秒で作成できる機械」や「手のひらサイズの通訳デバイス」の便利さを伝えてくれました。
西村志野記者が取材したのは「インバウンド対応食・おみやげ」。
米1合を真空パックにして販売する「オコメール」や、ムスリムの方も安心して食べられる「ハラール認証を受けた商品」などを紹介してくれました。
電話を繋ぎ、インバウンド市場活性化の具体策を伺ったのは、淑徳大学経営学部の千葉千枝子教授。
「日本でしか買えないモノ、見られないモノ、体験できないモノを磨いてくことが大事」というお話でした。
政府は、日本を訪れる外国人旅行者の消費額を2020年に8兆円にするという目標を掲げています。
2年後にこの目標を達成できているのか、引き続き注目ですね。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、「AIを活用したネット通販」に関するニュース。AIやスタイリストを活用し、顧客の好みに合わせて衣料品を見繕って送ってくれるネット通販「スティッチフィックス」が人気になっているとのこと。
気に入らなければ無料で返送できるので無駄がないですし、普段、自分では選ばないような服をAIが選んでくれたら楽しいかもしれないですね。
水曜コメンテーターは、マルチリンガルタレントの堀口ミイナさん。『きょうのオピニオン』では「今、アツい宇宙!」と題して、ミイナさんが個人的に盛り上がっているという"宇宙"について語り下ろしてくれました。
アメリカの起業家、イーロン・マスクが新型ロケットの打ち上げに成功したことなど、宇宙関連のトピックスを紹介したうえで、宇宙旅行などが可能になるかもしれないので、「宇宙関連の話にアンテナを立ててほしい」というお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』スタジオ担当は飯塚治アナウンサー。今日も平昌オリンピックを現地取材中の寺島啓太アナウンサーに、残念ながら大敗という結果になってしまった男子カーリング、そして、世界最高得点がすぐに塗り替えられるなどの盛り上がりを見せた女子フィギュア ショートプログラムのレポートをしてもらいました。今夜は、ベスト4をかけての戦いカーリング女子と、金メダルまであと少し!女子パシュートが行われます。
『ニュースパレードアネックス』では「スポーツは平昌オリンピックだけではありません、プロ野球も忘れないで!」と、鈴木敏夫デスクが伝えてくれたのは、日本ハムのスーパールーキー、ドラフト1位の清宮幸太郎選手の話題。沖縄県名護市で行われているキャンプで初めて屋外のフリーバッティングに登場し、さく越え、場外アーチを連発しました。
文化放送では、3月30日(金)のプロ野球開幕戦 「日本ハム 対 西武」を札幌ドームから実況生中継しますので、こちらもぜひお聴き下さい。
心療内科 本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生がお送りしている『SAKIDORIクリニック』!今日は「平昌オリンピックのメダリストから学ぶメンタル管理」についてお話して下さいました。
スピードスケート小平選手の「自分でコントロールできない勝ち負けに固執せず、自分のパフォーマンスに集中する。」こと、フィギュアスケート羽生選手の「ソチオリンピックの時に転倒してしまったリベンジを!」という新たな目標を目指すという心の持ち方、たかよし先生曰く、どちらも100点満点のメンタルトレーニングだそう。【今日の1曲】 Mercy Mercy Me/Marvin Gaye
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インバウンド
こんにちは、 永野景子です。
ナマチュウで取り上げたのは『インバウンドマーケットEXPO』。
会場からの中継を交え、訪日外国人についてお伝えしました。
政府は訪日外国人の旅行消費額を、2020年に8兆円、
その10年後には15兆円になるよう目指すとしています。
ちなみに現在は3兆5000億円ほど。
訪日外国人の人数は増えているものの、1人当たりの消費額は
伸び悩んでいるという現状をどうするか。
~というような話になっていますが、
それも大事とはいえ、国内での消費、つまり
日本人が国内でもっと消費しやすい環境を作ることにも
重点を置いてほしいなあと思うのですが...。
明日のサブキャスターは、エンゲル係数が高そうな西川文野アナです! -
インバウンドマーケットEXPO2018
こんばんは。
本日のナマチュウは西村&竹田ペアでインバウンドマーケットEXPO2018を取材してきました。
国内外の企業106社と地方自治体など170のブースが出展。
開催初日の今日から多くの宿泊施設や飲食店業界などの人たちで大賑わいでした!展示ブースは「訪日外国人に対応するIoT・AI」「インバウンド対応食」「サービス関連」「インフラ関連」の4つのカテゴリーに分かれています。
竹田は、「訪日外国人に対応するIoT/AI」を取材しました!
中国の方が多く利用しているメッセンジャーアプリ「WeChat」で支払いできる券売機や消費税免税書類がたった20秒で作成できる機械も。
他にも、
宿泊施設と旅行客のコミュニケーションツールとしてこんな「スマホ」が客室に1台導入されつつあります。
こちらのスマホは、外に持ち出しOKで、国内通話は無料、国際電話は5か国無料、
ネットは使い放題!
ホテル側は「荷物が届いているのでフロントに寄ってください」などのプッシュメッセージを送ることができます。
インバウンド需要が伸び、フロント業務が増える中、このスマホは人手不足解消にもなりそうですね。
さらに私が一番気になったのは手のひらサイズの通訳デバイス!
インターネット上の翻訳エンジンを活用し、50以上の言語から2言語を選択。
翻訳してほしい言葉と通訳された言葉がテキスト表記されます。
担当してくださった方曰く「息の続く限り、喋って言葉はどんな内容でも翻訳できる」とのこと。IoTやAIを駆使したインバウンドのビジネスチャンスがこれからますます増えそうです!!!
私、西村は
主にインバウンド対応食・おみやげや
インフラのブースをまわりました。
香川県さぬき市の米屋、
「くりや」さんの徳永真悟さん。お米1合を真空パックにして
「オコメール」として販売しています。
厚さはわずか1cm、
手軽に持ち運ぶことができ、
空港の国際線ターミナルでも
外国人観光客に大人気とのこと!!
パッケージも浮世絵や
忍者・桃太郎・かぐや姫など
工夫されているんです。
うどん県と言われる香川県で
どのように売り出せばいいか、と
いろんなアイデアを出しながら
作ったそうです。そのほかにも
ムスリムの方も安心して食べられる
「ハラール」認証を受けた商品が
たくさんありました。こちらは
カステラやせんべいに
ハラール認証マーク。高知県のアイスクリーム会社、
「高知アイス」の商品にも
ハラール認証マークが
ついていました。
これからは日本のみならず
世界にも市場を広げて
多くの人に食べてほしい、という
社長さんの強い想いがあったそうです。
2020年を前に
多くの企業のアイデアが集まった
展示会でした。