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第231回:裁量労働制のメリット・デメリット
来週はいよいよスペシャルウィークです。文化放送ホームページにも、ラインナップが発表されていますのでチェックしてみて下さいね!
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さて今日は、経済産業省の元官僚古賀茂明さんをゲストにお迎えしたSAKIDORI!。『ニュースオフサイド』と『きょうのナマチュウ』、2つのコーナーでじっくりお話を伺いました。
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』、テーマは「働き方改革~裁量労働制って何?どこが問題?」オリンピックの影に隠れてメディアでの露出が少ない国会ですが、今、モメにモメている裁量労働制の問題について詳しくお伝えしました。
まずは、清水克彦デスクが裁量労働制とはどのようなものなのかを解説。【メリット】「定時」という概念はなく、働く時間や場所が自由に選べる。自分の裁量で時間や進め方をコントロールできる。
【デメリット】労働時間がみなし労働と扱われ、朝から夜中まで働いた場合でも残業手当が支払われない。過労死や長時間労働を促す可能性がある。
国会で何がどうモメているのかを記者クラブから伝えてくれたのは奥山拓也記者。野党の「賃金は変わらず、労働時間が増える!」という意見に対する反論の際に用いたデータが誤りだった件。議論の前提が崩れたことになります。
古賀茂明さんは、政府側は思い通りのデータが取れず、このままでは負けてしまうということでデータをねつ造してしまったこと、高度プロフェッショナル制度と比較しても裁量労働制は年収が200~300万ほどの弱い者に非常に影響がある危険性などを指摘。「裁量労働制よりも先にやるべきことがたくさんある!」とお話して下さいました。
『きょうのナマチュウ』 は「被選挙権、20歳以上に引き下げか?」現在、衆議院選挙や市町村長選挙などで25歳以上、参議院選挙や都道府県知事選挙で30歳以上となっている「被選挙権」を一律、20歳以上に引き下げる動きが出始めています。
お電話を繋いだのは、若者に政治への参加を促す活動を続けているNPO法人I-CASの元代表で、現在、早稲田大学大学院生の山内健輔さん。若い人が政治に関心を持つきっかけになる、多様な意見・価値観を議会に反映させられると2つの期待を込めてお話をしてくれました。
西村志野記者は東京・御茶ノ水で25歳未満の若い人たちにインタビュー!「同じ世代の若い人を応援したい」「投票率にも良い影響が出るのでは?」「経験が足りないのでは?」「若すぎるような気がする」など、賛否両論だったようです。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』 は「平昌五輪の舞台裏」。平昌オリンピックのカーリングの舞台を管理する「アイスメーカー」と呼ばれる製氷作業責任者、60歳のハンス・ビュースリッヒさんを紹介してくれました。
月曜コメンテーター、政治学者の姜尚中さんです。今日の『オピニオン』では「石牟礼道子さんがのこしたもの」と題して、水俣病患者の苦しみ・魂の叫びを描写し大きな反響を呼んだ「苦海浄土」の作者である石牟礼道子さんのお話をして下さいました。
先月、「維新の影 ──近代日本一五〇年、思索の旅」というご本を出された姜尚中さん。この作品で石牟礼さんにインタビューをした際に、人類的な課題を水俣というところから世界に説き起こしてくれていると感じたとのこと。
『SAKIDORIスポーツ』、スタジオ担当は砂山圭大郎アナウンサー。平昌オリンピックを現地取材中の寺島啓太アナウンサーにも繋いで、今日午前中に行われたスキー女子ハーフパイプ予選のレポート、そしてこの後行われるレジェンド葛西選手が登場するジャンプラージヒル男子団体など、ニッポン期待の種目、最新情報など伝えてもらいました。
画像は、フィギュアスケート経験者の圭大郎さんに技を再現してもらった図。かなり腰に来るそうです。
『ニュースパレードアネックス』 東京メトロが今日、地下鉄の車両基地内で普段どんな業務が行われているのかを報道機関に公開する、2回目の「東京メトロメディアツアー」を実施しました。広さが東京ドーム二個分という深川車両基地で、2日に一度は洗車機で車両の外側は洗っているそうなのですが、2週間に一度、内側も外側も人の手で清掃がされるのだそう。今日は東西線が掃除される音声も交えてレポートしてくれた吉田涙子記者でした。
放送作家でコラムニスト 山田美保子さんの『芸能アラカルト』では、ますます需要が高まるアスリートのタレント力と題して、バラエティ番組で活躍できそうなアスリートについてお話して頂きました。平昌オリンピック、そして2020年の東京オリンピックが控えていることもあり、スポーツバラエティー番組が花盛り!
メダリストや国民栄誉賞を受賞された方はもちろんですが、そこまでの活躍ではないけれどもキャラクターが良いアスリートは引っ張りだこなんだそう。
実はアスリートのバラエティーでのいじり過ぎ・扱い方には注意が必要・・・という裏話も!大変なんですねぇ。
【今日の1曲】Week End/星野源 -
被選挙権の引き下げ
西村志野です。
週末は
羽生選手・宇野選手の金、銀メダルに
小平選手の金メダル、
すごかったですね!!
メダルを獲得した選手はもちろん、
オリンピックの舞台に立っているだけでも
本当にすごいこと。
毎日多くの感動をもらっています!!!さて、
きょうは
「被選挙権」が20歳以上に引き下げる案について
御茶ノ水の若者に話を聞きました。
若い人たちの意見が反映されやすくなるのはいい、
同世代の人が立候補したら応援したくなるという意見がある一方、
まだ大学に通っている年齢だし、
一度社会に出てしっかり社会人としていろいろと経験してからの方が
いいのではないか、
という意見もありました。
ただ、選挙で投票できる年齢になって
政治のことを考えるようになった、という学生はたくさんいて、
もし被選挙権が引き下げられれば
みんなもっと選挙にいこう、と思うかもしれないと
話す学生もいました。 -