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第227回:都心の低空飛行
平昌オリンピック、4日目の昨日は日本勢メダルラッシュとなりました。「昨夜はザッピングに忙しかったー!」と一美キャスターが話していましたが、皆さんもそうだったのでは!?
最初のコーナー『ニュースオフサイド』で、まずは高木美帆 選手、高梨沙羅 選手、原大智 選手、羽生結弦 選手の声をお届け。
その一方、政治利用の感も強い今回のオリンピックに関して、「盛り上がる平昌五輪の影で、北朝鮮とアメリカは対話に向かうのか? 」と題してお送りしました。
北朝鮮に対するアメリカの真意は?国際ジャーナリストの春名幹男さんは、「最大限の圧力はかけ続けながら、対話に応じるとしているがトランプ大統領が対話なのか軍事作戦なのかという真意をトランプ政権の誰もが分かっていない状況。」とお話して下さいました。
『きょうのナマチュウ』テーマは「東京タワーよりも飛行機が低く飛ぶ?羽田空港増便による都心の低空飛行はどうなる?」東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、政府は羽田空港国際線の大幅な増便を計画中です。それに伴い、空宅密集地を通る新たな飛行ルートを設定しようとしています。
飛行ルートにあたる港区内の7つの町会が連盟で「羽田空港増便による低空飛行ルート計画の再検討を国に求める請願」を今日、港区議会に提出しました。
まずはこの低空飛行ルートについて、佐藤圭一記者が解説。現在の羽田空港は離陸と着陸どちらも海の方向からのため、一部ルートが重なっています。新ルートは着陸は市街地からとなるため、発着の便数を増やせるのだそう。
大井町に至っては300mの高度で、飛行機の車輪までしっかり見えるというからかなりの近さですよね。
さらに、多い時には1時間に44機が通過、騒音想定も70~80デシベルとのことで、80デシベルともなるとゲームセンターの店内にいるくらいの騒々しさということなんです。
再検討の請願書を提出した「みなとの空を守る会」が記者会見を行った三田いきいきプラザには、西村志野記者が行っていました。「みなとの空を守る会」共同代表の増間碌郎さんは「やはり落下物の問題が一番怖い。たくさん聞かれる反対・不安の声を大きな住民の声としてあげていきたい。」と語ってくれました。港区だけでなく、品川区や大田区とも連携して運動を行っていくとのことです。
この計画が生まれた背景と課題について、首都大学東京 特任教授 戸崎肇さんに伺ったところ、「東京の空は実は横田基地がある関係で自由がきかず、今までは騒音問題などで排除していた住宅地を通るルートも便数を増やすためには仕方がない。世界を見ても、住宅の上をあたりまえに飛行機が飛んでいる。欧米に近付くためには日本もやっていく必要がある。」というお話でした。
危険性を引き換えに利便性を...ということになってしまうのでしょうか?
『SAKIDORIニュースパレード』で石川真紀キャスターが取り上げたのは、「もしもキャディーさんが○○だったら」!?●「アメリカ・オレゴン州 キャディーにヤギ起用」
●「兵庫県のザ・サイプレスGCで日本で初めてロボットキャディが導入」
2つのキャディーさんの話題を紹介してくれました。
「ミスショットしても笑われなくて済む!」と、石田さん。
火曜コメンテーター、俳優の石田純一さんが語り下ろした今日の『オピニオン』。平昌オリンピックでの日本人選手の活躍ばかりが大きく取り上げられ、金メダルを獲った他国の選手についてはあまり触れない報道の在り方について、「少しドメスティック(自国第一・自国優先)過ぎやしませんか?」と疑問を投げかけました。
『SAKIDORIスポーツ』は長谷川太アナウンサーが担当。今日は、今年のヤクルトスワローズについて。振り返ってみれば、最悪のシーズンだった昨年。
理由は怪我人が続出したことだったわけですが、怪我を恐れて練習を軽くする→基礎体力がつかない→試合で怪我をしてしまう→怪我を恐れてまたまた練習を軽くする・・・この悪循環があるようです。
「体力強化」をテーマに掲げ、宮本慎也ヘッドコーチは夕食時に10代、20代の選手に茶碗3杯のご飯の完食を指示しているとか。
さらに石井琢朗打撃コーチも加わって、チーム改革は着々と進められています!
『ニュースパレードアネックス』 安倍総理が今国会で最優先課題に掲げているのが、「働き方改革」の実現です。 東京・銀座で今日、多様な働き方を実現した企業を表彰する催しが開かれ、8つの会社の取り組みが紹介されました。取材した伊藤佳子記者は、Fringe81株式会社が実施している社員同士が少額の成果給を贈りあえる仕組み、Yahoo!公式アナウンス部についてピックアップして伝えてくれました。
【今日の1曲】 LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 with ナオミ・キャンベル -
ゲスト:公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会 競技力向上係長 佐々木ゆみさん
今日はゲストに、公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会 事業推進部 競技力向上課 競技力向上係長 佐々木ゆみさんにお越し頂きました。
東京都障害者スポーツ協会は、障害のある方が継続してスポーツを楽しめるような社会を目指して活動しています。
来月3月には平昌パラリンピックが、そしてもう2年後には東京パラリンピックが迫っていますが、今日は平成27年度から行われている「東京都 パラリンピック選手発掘プログラム」についてお話して下さいました。3年間、プログラムを実施してきて、これまでにおよそ520名が参加!
車いすフェンシング、ローイング(ボート)、テコンドーなどなど、多くの選手を発掘しています。自分自身の知らなかった可能性への気付きの場にもなっているようですね。
来年度も実施され、もしかしたら東京パラリンピックに間に合うかも・・・というのも、まだまだ女子選手が少ない(テコンドーなどは階級に至っては1人もいない)というものもあるということなんですね。これはパラリンピック選手になれるチャンス!?
ぜひ、『東京都 パラリンピック選手発掘プログラム』のホームページもご覧になってみて下さい。 -
東京タワーよりも飛行機が低く飛ぶ!?
西村志野です。
きょうのナマチュウは
羽田空港増便による都心の低空飛行について。
政府は
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに
羽田空港の国際線の大幅な増便を計画しています。
計画されている新飛行ルートでは、
多くの買い物客でにぎわう表参道付近では上空600メートル、
大井町駅上空は、東京タワーより低い300メートルの
かなり低い位置を通るとされていて
住民からは不安の声があがっています。きょう
港区の7つの町会と、「みなとの空を守る会」が
連名で
「羽田空港増便による低空飛行ルート計画の
再検討を国に求める請願」を港区議会に提出しました。
提出後に会見が開かれ、
中継には
「みなとの空を守る会」の共同代表、
増間碌郎さんに
ご出演いただきました。
増間さんは
「国交省から住民に納得のいく説明がなされていないこと」
「航空機からの落下物や事故が相次ぐなか、絶対に安全とはいえない」
「事故が起きてしまったら取り返しがつかない」などと
お話されていました。
「何よりも住民のみなさんの命が一番大事、
まずは聞く耳を持って
しっかりと住民の声を聞いたうえで
納得のいく説明をしてほしい、
考え直してほしい」と
話す増間さん。2分に1回、山手線と同じ頻度で飛来すると聞き
安全面、騒音被害も含めて
住民のみなさんが安心して暮らせる生活は成り立つのか、
私たちもとても不安になりました。
増間さんたちは
今後も継続して大田区や品川区などとも連携して
反対運動などを続けていきたいと
話していました。