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ゲスト:パラローイング 倉木健治さん②
先週に引き続き、ゲストはボート競技「パラローイング」で東京オリンピックを目指している倉木健治さん。
今日はご自身の幼少期を中心にお話を伺いました。
今でも覚えていることが2つ。それは亡命するときに虐殺された人の遺体を見たこと・自分のすぐ隣で虐殺が行われたこと。
最近の難民問題などをニュースで見ると、その時のことがフラッシュバックして気分が悪くなったりすることもあるのだといいます。
日本に亡命したいきさつも、実は偶然。もともとアメリカ行きが決まっていた倉木さんご家族。たまたまお父様と同じ名前の人と入れ違いに日本に来ることになりました。
「20歳くらいまでは外国人に対しての風当たりの強さとか生きづらさとかを感じていた。ましてや自分は障害もある。でも、今思えば日本に来てよかったと思う。」とお話して下さいました。
パラリンピックを目指すため、帰化し、日本国籍を取得。これも簡単なことではなかったと振り返りました。
「書面上で日本人だけど、親のことを考えたりすると、けっこう複雑です。」と、もどかしさも語って下さった倉木さん。来週もお話を伺います!