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平昌五輪まで5ヶ月
韓国の平昌で開催される冬季五輪まで、きょうでちょうど5ヶ月。
ソウルや水原に住む友人からは、「チケットの売れ行きも悪いし、ボブスレーなどソリ系の競技場問題もあって、ホントに開催できるのか心配」といった声が。私は冬季五輪大好き人間で、韓国での開催を楽しみにしている一人なので心配になる。(プルコギ~、サムギョプサル~)
加えて北朝鮮問題も影を落とす。
きょうは北朝鮮の建国69周年記念日。これまで(9日正午現在)、ミサイル発射の情報はないけれど、来年のきょう、つまり2018年9月9日が建国70周年という節目を迎えるため、アメリカ本土を狙えるICBMの実戦配備には全力を傾注してくるはず。
そうなると、来月10日の朝鮮労働党創設記念日であるとか、来年2月9日の平昌冬季五輪開幕なども、何らかの挑発がある可能性が高くなる。
アメリカにとっては、北朝鮮が核実験をいくらやろうが、短・中距離ミサイルのスカッド(火星5)やノドン(火星7)を何回発射しようが、"レッドライン"を超えたことにはならない。ムスダンやテポドンに改良を重ねたICBM(火星12~14)が、本土に迫る形で試験発射されたときこそ、軍の最高司令官、ドナルド・トランプが激おこプンプン丸になる瞬間だ。
仮にきょう、何事もなければ、次の焦点は、11日~12日。国連安保理では強力な制裁決議が採択され、同時にアメリカは9・11テロ追悼の日を迎える。
先月29日の火星12型ミサイル発射は、空自の三沢基地にアメリカ軍の弾道ミサイル早期警戒レーダー「Xバンド」が配備されていることを視野に、その上空を通過させ、襟裳岬沖に着弾させる形をとった。次にあるとすれば・・・う~ん、取材する側も気が抜けない毎日が続く。
チーフプロデューサー 清水克彦