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小規模多機能型居宅介護って?
今日はオフサイドのコーナーで
『小規模多機能型居宅介護』のサービスについて触れました。
みなさん、この制度ご存知でしたか?
2006年から制度が始まったので
サービス開始から10年以上経ちますが
正直この取材をするまで私は知りませんでした。
(勉強不足ですみません...)
でも、取材をして思ったのは、
とてもいい制度だということ。
実際に小規模多機能型居宅介護の施設
「小規模多機能 いけぶくろ」にお邪魔して
経営されている宮長定男理事長に話を聞きました。
ちなみに...宮長さんのお話では、
現役のヘルパーさんですら、
小規模多機能型居宅介護の制度について
きちんと理解していない人がいらっしゃるそうです。
それだけ浸透していない...という現実。
「ホームヘルパーの資格試験でも、
1問しか出題されないんだよ~」と宮長さん嘆いていました。
「通い」が基本の小規模多機能。
この、「通い」という言い方がポイントなんだそうです。
デイサービスと混同しそうですが、似て非なるものと宮長さんは言います。
例えばデイサービスでは5時間以上など制度で時間が決まっていますが、
小規模多機能の「通い」では30分からでも利用できる。
初めて利用する人でも
気軽に活用しやすい制度です。
同じように「訪問」や「泊まり」といったサービスが
小規模多機能型居宅介護なら
自由に利用しやすい仕組みになっているんです。
ただ、それだけ自由度が高いからこそ
経営者側の負担が大きくなります。
介護スタッフのシフト管理、
様々なサービスに対応できるような介護スタッフへの技術指導。
他にも番組で触れたように金銭的な問題もあります。
これでは、経営しよう!と手を挙げる人が少ないのも納得です。
介護の問題を抱える人は
今後さらに増えると言われています。
私自身も、他人事ではありません。
小規模多機能型居宅介護のサービスが
もっと多くの人に理解され、
もっと施設が増えたらいいのに...そう思いました。
番組で今後さらに詳しく取り上げたいと思ったテーマの一つでした。