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各国のお正月
石森則和です。
きょうのサキドリでは、
これまでに海外からニュースを伝えてくださった海外在住のかたに
「今年のお正月について」伺った内容をお伝えしました。
放送時間に収まらなかったお話をここで。
まず、フィンランド。
現地に住むラサネン優子さんに聞きました。フィンランドでは、新年を迎えるとき、
市の中心部はもちろん、住宅街でも花火が見られます。
多くの家庭が午前0時を回ると、
それぞれ花火を打ち上げるとのこと。
個人のお宅が打ち上げ花火をするというのは驚きです。この時期限定でスーパーなどに
打ち上げ花火を売るブースができるそうで
18歳以上なら誰でも購入可能になります。花火をあげてよい時間も法律で決まっていて12月31日の夕方6時から
1月1日の夜中の2時までの8時間だけ。また、例年ですと友人たちと新年を迎えるパーティーをしたり、
年越しコンサートやイベントも開催されるとのこと。
しかし、世界的なコロナの流行で今年は全てイベントが中止ですし
打ち上げ花火も少ないだろうとのことでした。12月27日よりフィンランドでも、
ファイザーのワクチン接種が始まったといいますが
翌28日にはフィンランドでも変異種が確認されたことが報じられました。
ステイホームの年始、・・・になっているそうです。ただ、以前も「サキドリ」でご紹介しましたように
冬が長い北欧のみなさんは、もともとステイホームが得意。
編み物の趣味を楽しむなど、家でゆっくり過ごされているようです。
☆☆☆☆
また、カナダのバンクーバーにお住いの
久野浩司さんに伺ったところカナダのお正月も新年になる瞬間には花火を打ち上げますし
元日、1日は祝日扱いになるそうです。
ただ、翌日からは普通に仕事が待っていたりしますので
午前1時にはみな家に帰って、家族と過ごすということです。日本のように、
国民みんなで同じ行事や風習を楽しむ、という習慣はないそうです。
クリスマスが日本のお正月に近い感じですね、ということでした。久野さんは
「『日本の年末年始の行事や過ごし方は
日本文化のいちばん素晴らしい習慣のひとつだな』と
海外に住む日本人なら、誰もが感じているのではないかと思いますよ」と
話してくださいました。今年も世界中のニュースを
現地から、音やレポートを交えてお伝えします。
本年もサキドリをよろしくお願いします。