14時過ぎ、突如入ってきた「安倍総理が辞任の意向固める」。
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』で詳しく取り上げました。
今週月曜日に連続在任記録が佐藤栄作元総理を抜いて歴代最長となった安倍総理ですが、7年8か月の政権に幕を下ろすことになります。
永田町の今の動きについて、山本カオリ記者のレポートです。
安倍総理はこの時間、国会内で公明党・山口代表と会談中。
自民党役員会で語られた辞任の理由は、持病の潰瘍性大腸炎の再発と悪化のリスクでした。
前回は突然辞任して迷惑をかけたので、同じことを繰り返さないよう、総理自身、「投げ出しだけは絶対に嫌だ」と語っていたようです。
この後、臨時閣議が官邸で開かれるため、それまでに戻る予定だということで、官邸のエントランスには大勢の報道陣が集まっていました。
実は、今月17日に初めて病院へ入ったあたりから、総理の病状についての持病が悪化しているというメモが出回っていたとか。治療として毎週5回~10回通院しないとならないという話も出ており、実は水面下でのこの流れに、自民党内の空気は「やはり・・・」という受け止め。
一旦、麻生副総理が臨時代理を務め、自民党役員任期が終わる9月末までに総裁選を行う可能性もあるということでした。
辞任表明で政局はどう動くのか、ジャーナリストの二木啓孝さんに伺いました。
「正直、予想が外れた。潰瘍性大腸炎があるので、公務はほかの人にお願いして続投という話だと思っていた。検証が必要だけど、昨日の段階ではまだ迷ってたんじゃないか。」と率直な感想。
気になる後任の行方、「麻生さんが俺がやるよという可能性はまだある。そして、この人にやってもらおうかというのが菅官房長官。両院議員総会はおそらく10日以内に行うはず。そのあとは特別国会を召集、首相が誕生という段取りになるが、コロナ対策があるので早め早めでやっていくだろう。地方で人気の石破さんに出て来てもらっては困るのもあって、両院議員総会で自分たちだけで決めるのが腹。」
各派閥が誰を推すのかの動きが大きいということで、麻生副総理が誰を推すのかが注目だと二木さん。
「菅官房長官が総理になった場合、安倍さんを踏襲しながら、大幅な刷新人事をする。河野太郎官房長官、小泉進次郎さん、野田聖子さんを抜擢。つまり大幅な若返り人事。そして、世論調査の結果で早期解散。10月13日公示、10月25日投開票という話も!野党がモタモタすればするほど自民党は有利。」様々なシミュレーションについてもお話していただきました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
警察官による黒人男性銃撃事件への抗議として、出場中の大会を棄権すると表明していた大坂なおみ選手が、ボイコットを撤回しました。
大きく広がるスポーツを通じた人種差別への抗議の動きに注目します。
まずは、日本のスポーツファンはどう受け止めているのかを西村志野記者に伝えてもらいました。
渋谷のテニスショップ近くで、街行く方にお話を伺いましたが、「自分の影響力を考えて声をあげるのは良い」「どうにかしたい・良くしていこうという大坂さんの行動は分かる」「出ないなら出ないで貫き通せばいいのに」などの声。人種差別の問題の歴史に疎いので、意見出来ないという20代の方もいたそうです。
スポーツライターの小林信也さんの解説によると、過去にもスポーツ選手は人種差別に対しての抗議をしてきましたが、行動に出た選手が処罰されたり追放されることが多かったそうです。でもこの1~2年の流れで、差別に対する社会的認知が変化したために、今回も棄権表明した大坂選手に対して大会自体が中止になる、もう違う流れが起きているのだということを私たちが知るきっかけとなったと言えるとのこと。
いくら平和の象徴のようにスポーツが言われても、スポーツも安全が保障されていなければ出来ないという新型コロナウイルス感染拡大の影響も大きいよう。
「大坂選手は、政治ではなく基本的な人権の問題だ明快にしている。僕らは社会的発言のように捉えがちだが、彼女にとって切実な、恐怖を感じていることも理解したい。日本も変わらなければ。健全ではないことを、まるで健全かのように押し殺している。もっと声をあげていくべきだと感じている。」と語ってくださいました。
石川真紀キャスターがお届けする『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目をご紹介。
この時間も、安倍総理が辞任の意向を固めたニュースの続報をお伝えしました。
経済ジャーナリスト・荻原博子さんの『今日のオピニオン』
テーマは「総理辞任で日本経済どうなる」
今日の辞任意向の一報から、海外の売りの影響なのか、一時、株のドラスティックな下落が起きました。
実際に安倍政権の今の状況を見ると、実態経済は決して良くはなく、GDPは3か月連続でマイナスです。
これまで、安倍内閣は株価連動内閣と言われてきました。日銀が必死に、このコロナ禍にも株価を買い支えてきたのです。
しかし、安倍総理が辞任し政府がどうなるか分からないとなれば、リスク回避の動きに拍車がかかるだろうと荻原さん。日銀だけではもう買い支えることは難しくなり、逆回転の歯車が回ってくるのではないか?
「政治家はろくでもないやつばかり。安倍さん辞めるんだってなったら、手のひら返したように自分のことしか考えなくなるはず。後継に色々な名前が出ているが、麻生さんはほぼ財務省側の人。財務省が困っている人たちのためにお金を出すのかというと、しない!暮れにかけて、経済は不安定な状況が続き、株価も乱高下してしまうだろう。」と危惧しました。
大きな変動が起こり得るのを考えて、とにもかくにも「借金減らして、現金増やせ!」と、口を酸っぱくしながら語り下ろして下さいました。
『SAKIDORIスポーツ』
西川文野アナウンサーが、「競泳女子、白血病からの復帰を目指す池江璃花子がおよそ1年7か月ぶりの実戦となるレースを明日に控え、"待ち望んでいたレースなので、競う気持ちを大切にしながら楽しみたい"とコメントを発表」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』
お伝えしてきたように、安倍総理大臣が辞任の意向を表明しました。安倍総理は臨時の自民党役員会で「辞任の決断をしました」と述べ、17時過ぎから記者会見に臨みました。
再び、総理官邸で取材中の山本カオリ記者です。
しっかりとした足取りであらわれた安倍総理、猛暑が続く中でコロナ対策をしてくれている国民への感謝を述べ、自身の健康状態について言及。前回「投げ出し」と言われた第一線の退き方をあげ、迷惑をかけたとし、病気と治療を抱え、体力が万全でない中で、大切な政治判断を間違うこと・結果を出せないことがあってはならないと、辞任の意向を固めたことを語りました。
また、後継の自民党総裁については自民党執行部に一任。
体調不安が伝えられ、もしものときに選ぶとしたら、外交なら岸田文雄政調会長、コロナなら菅義偉官房長官だという声もあがっていることなども伝えてもらいました。
今日の『世の中サキドリ』は【ビジネス先取り】です。
薬用育毛剤「ニューモ」について、「株式会社ファーマフーズ」主席研究員の黄英晴さんにお電話でお話を伺いました。
人気が浸透し、予測していた以上の注文で、実は在庫が危ない状況だとか!
男女問わず、髪のお悩みを抱えている方は多いのだと感じますね。
髪の毛は古くなると自然に抜けて生え変わるのが普通ですが、年齢を重ねたり、ホルモンバランスの崩れや頭皮環境の悪化で髪の毛がしっかり育たなくなってしまいます。
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スプレータイプで、サラッとした付け心地、華やかな香りが広がります。
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【今日の1曲】 September / Earth, Wind & Fire