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第824回:医療従事者の方々に感謝と敬意を
今日の午後、東京上空を飛行したブルーインパルス。多くの方がこの時間、空を見上げたのではないでしょうか。
番組ツイッターでは、文化放送上空から撮影したブルーインパルスに斉藤キャスターが実況した動画をアップしていますので、よろしければぜひご覧ください。
今動いているニュースを様々な角度から伝える『ニュースオフサイド』は、東京都の要請緩和について。
今日も速報で22人の感染が確認された東京都ですが、来週6月1日から段階的緩和をさらに緩めるステップ2に移行すると発表しました。
伊藤佳子記者は、小池都知事の会見の模様を伝えました。「コロナと共に生きていく。新しい日常を作っていく」という「With コロナ宣言」が印象的でしたが、治療法もワクチンもない状態では、正しく恐れて経済を回していかなければいかないのかもしれません。
そして、田中正史記者は、政府の専門家会議の議事録が作成されていなかった問題を取材。
概要だけで誰が発言したのかは特定されていないような内容になっていて、枝野代表も「とんでもないことだ!」と非難しました。
後日検証するにあたり、誰が何を発言したのかはとても重要な内容です。それを記録していないとする今回の問題に、リスナーからも多くの怒りと呆れたという声が届きました。
そんな中、都内のスーパーマーケットはどう思っているのか、スーパーアキダイの秋葉弘道社長に伺いました。
緊急事態宣言の間は、お客さんが来ると嬉しい反面、お叱りの声もあったという秋葉さん、今回の緩和で「徐々に戻っていければ」とお話してくれました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、新型コロナウイルスに対する興味深い指摘を取り上げました。
それが、京都大学 ウイルス・再生医科学研究所の准教授・宮沢孝幸さんの「マスクをつけていれば2メートル離れる必要はない」というもの。
実際に宮沢さんにお電話を繋ぎ、その真意を伺いました。
元々ソーシャルディスタンスはマスクをしないことから生まれた対策で、両方やらなければいけないものではないと言います。ウイルスがどこから出て、どこに入るのか、それがわかればそこを遮断すればいいだけという宮沢さん、「マスクがなければしゃべらなきゃいい。両方やらなければいけない風潮はナンセンス」だと主張しました。
そして、後半はこれから夏に向けて熱中症のリスクも高まる中で最新マスク事情を細木美知代記者が紹介しました。
現在、ヨネックスや、アオキ、無印良品など異業種の参入が著しいマスク業界。
スタジオでは、水着素材のマスクも紹介しました。サラッとした触り心地は、不織布マスクにはない快適さがあります。
そんな中、ユニクロもエアリズムの素材を使ったマスクを今年の夏に販売予定です。取材を進めると「お客さんから多くのリクエストがあり、開発に踏み切った」と話してくれ、価格やサイズ、販売時期はまだ未定ですが「楽しみに待っていてください!」ということです。
マスクのニーズ、まだまだ高まりそうです。
石川真紀キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。
今日は、東北大が手続きに必要だった押印を廃止し、完全オンライン化に踏み切ることを決めました。
新型コロナウイルスにより新しい生活様式が叫ばれる中、収束後の新しい常態を見据えた取り組みです。これにより、年間約8万時間かかっていた時間が削減されるということです。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『今日のオピニオン』。
テーマは「『郵便局』が破綻する」。
今回は、荻原さんの新書からお話を伺いました。先日、コロナの影響で一時期株価が826円まで下がったという郵便局。今、厳しい局面を迎えています。
小泉政権で民営化された郵便局ですが、今でも政治に翻弄されているため「いい金融商品が作れない」といいます。
過去に日本生命とゆうちょで保険を作ましたが、TPPの影響で認可直前でダメに・・・。このことがあってから民間はゆうちょと組もうとはしなくなりました。さらに優秀な経営者も徐々に来なくなり、極めつけに記憶に新しい不正問題。「もう郵便局はぼろぼろ。民営化はするべきではなかった」と述べました。
そうなると気になるのは「預けているお金は大丈夫!?」ということ。2007年までに預けている方は国営の対象なので守られるが、それ以降に口座を作った方はわからない上、今後はいざというときが起きる可能性があるので頭にいれておいてと念を押した荻原さんでした。
『SAKIDORIスポーツ』は、松井佐祐里アナウンサーが、ここまでに入ってきたスポーツトピックスをご紹介しました。
『ニュースパレードアネックス』は、伝えきれなかったニュースを掘り下げるコーナー。
ここでは、サッカーJリーグの今後について鈴木敏夫デスクが話してくれました。オンラインでのクラブ代表者による臨時実行委員会を開き、プロ野球に続けとばかりに今後の開幕について協議を進めています。緊急事態宣言が解除されたことを受け、いつ、どのような体系で再開されるのか注目が集まります。
今日の『世の中SAKIDORI』は、精神科医で映画監督の和田秀樹さんによる「週刊ワダヒデキ」。
横浜市のラジオネーム「むぎよし」さんからご相談。
高校が再開されますが「休校のままでいいのに」という娘さんが不登校にならないか心配という内容です。
学校をみんなで行って勉強する、行事をやるということが正義だという考え方が古いという和田さん、娘さんが学校嫌いであることに今回気付けてよかったといいます。将来、社会に出た時に困らない学力と人間関係があればいいので、学校にこだわらずどうしても嫌なら行かなくていいときっぱり!
勉強がついていけないのであれば、わかりやすい予備校や参考書で勉強に自信をつければ学校に行くのも嫌じゃないかもしれない。また、人間関係が嫌なのであれば、教師に相談しつつ、学校以外で人間関係を築けるような環境づくりが大切だと話してくれました。
「週刊ワダヒデキ」では、みなさんからのご相談お待ちしています。
▶件名に「ワダヒデキ」と書いて、sakidori@joqr.net までお送りください。
【今日の一曲】 19 GROWING UP / プリンセスプリンセス