今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
新型コロナウイルス「COVID-19」の感染が拡がるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。
厚生労働省はきょう、クルーズ船の検疫に対応した検疫官1人の感染を確認したと発表しました。また、クルーズ船の感染者のうち、4人が重症、このうち2人が集中治療室に入っていることを明らかにしています。
昨夜は一度、岸を離れていましたが、今日午前9時前、接岸しました。大黒ふ頭にいる石森則和記者のレポートによると、風の関係で昨日とは違う向きに泊っていました。
食料が積み込まれ、新たに39人の感染者が出たので、その方たちの搬送を行うというアナウンスが聞こえたといいます。
問診や質問票を回収したりして回っていた検疫官の感染が明らかになりましたが、自分の個室よりも大部屋で業務に付いている乗務員や医療関係スタッフ、検疫官の健康も心配されます。
搬送作業はまだ続いており、横浜の病院はすでに満床で、山梨や栃木に受け入れ依頼をしなければならない状況だということです。
中国・武漢市から政府のチャーター機第1便で帰国し、千葉県勝浦市「勝浦ホテル三日月」に滞在している176人の再検査の結果が、今日午後にも出る見通しで、陰性が確認できれば帰宅が可能となります。「勝浦ホテル三日月」の前には西村志野記者。
▼たくさんの報道陣が集まるホテル前の様子。
勝浦湾の目の前に立地しているこちら。帰国された方のマスク姿で窓の外を眺めているのが見えたそうです。
第1便帰国者の皆さんは2週間ほどここで過ごしたことになります。
30人ほどが今日中に帰りたいとしていますが、現時点で検査結果はまだ届いていないとのこと。
このあと検査結果が分かり次第、電話でホテルの人たちに伝えることになっています。
昨夜、ホテル前では竹灯籠を灯して、エールを送りました。
今日、帰る方のために用意されているバスは1台。明日は4台用意されるということです。
さらなる感染拡大、防げるのでしょうか?
公衆衛生学がご専門の国際医療福祉大学 和田耕治教授は「浙江省の入国拒否はやらないよりはいい。
今後は国内対策が重要で、国内において中国と関係のない方からの感染で、感染者の出た地域に行かない方がいいなどの差別、物流が滞ったりすることが危惧される。ある一定の条件を満たしてしまえば、日本でも感染は拡大してしまうということを頭に。起きうるんだということを意識しておく必要がある」というお話でした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』でお伝えしたのは2つ。
まずは、アメリカ大統領選挙、注目のニューハンプシャー州の予備選挙について。
民主党の候補者指名争い第2戦となるこの予備選挙は、78歳のバーニー・サンダース上院議員が制しました。
解説は、過去4回、大統領選挙を取材した清水克彦デスクです。
サンダース議員は高齢で全米行脚できるのか?かなり厳しい選挙戦となりそうなバイデン前副大統領。そんななか、3月4日のスーパーチューズデーにエントリーしてくる大富豪のブルーム・バーグ氏に注目。広告をテレビに流したり、豊富な資金力を武器に、ありとあらゆる方法を使ってくるはずと語りました。
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かわって、相模原殺傷事件の植松聖被告をめぐる裁判の模様。
殺人の罪などに問われた植松被告、14回目の公判が今日、横浜地裁で開かれました。
取材したのは細木美知代記者。
今日は、ご遺族など5人の方の意見陳述が行われました。1人目・2人目の方は代読で、3人目から、実際に証言台に立たれたそうです。
「甲E」さんの弟さんが証言前に一礼をしたときには、植松被告も一礼をしていたそうですが、「死刑を求める。そろそろ自分の起こしたことと真剣に向き合ってください。」という陳述の後は憮然とした態度で、一礼せずふんぞり返っていたといいます。
今日は、実名で審理されている尾野一矢さんの父・剛志さんも証言台に立ちました。「自分の気持ちを込めて言えた。」と語り、「同じような考えを持つ人が現れないよう、日本全国民が納得する量刑をお願いします」と求めたということです。
判決は、3月16日に言い渡されます。
報道スポーツセンターからお送りしている 石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、セブンイレブン元オーナーが本部相手に提訴というニュースを取り上げました。
SAKISORI!でも何度も取り上げているトピックですが、訴えを起こした松本実敏さんは、オーナーだった「セブン−イレブン東大阪南上小阪店」で、去年2月から人手不足を理由に本部の許可なく時短営業を続け、その後、クレームの多さを理由に契約を解除されていました。
松本さんは、フランチャイズ契約に基づくオーナーとしての地位確認や、取引停止による損害賠償などを求め、提訴。「契約解除を脅し文句に使われないように、やっていく。対等に話し合いができる立場になってもらうためにも、頑張っていきたい」と語っています。
コメンテーター 文筆家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 テーマは「ドゥテルテの爪の垢でも煎じて呑め!」
フィリピンのドゥテルテ大統領が、訪問アメリカ軍に関する地位協定を破棄したと発表したことを受け、スペインの植民地からアメリカの植民地へと移り変わり、1986年までアメリカ寄りのマルコス大統領の政権下に。その後、反マルコスのアキノ大統領が就任、アメリカ軍を撤退させたという、およそ100年ほどのアメリカに追従してきたフィリピンの歴史を紐解き、日本に置き換えて「日本の10分の1の国力のフィリピンが、「NO」と言えばアメリカを追い出せる。いつまでもアメリカに頼らないで、自国は自国で!」と語り下ろしました。
古谷さん、イベントを行います!
[タイトル]古谷経衡独演会 Vol.2
[出演] 古谷経衡(ふるや つねひら)
[日時] 2020年2月18日(火) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)
[会場] Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F
・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6〜8出口から徒歩5分
・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
[料金] 1500円 (当日券500円up)
チケット予約はこちらから
『SAKIDORIスポーツ』担当は高橋将市アナウンサーです。
どん底からの再出発!元世界王者 比嘉大吾選手、1年10カ月ぶりの復帰戦についてお伝えしました。
一昨年の4月、日本のボクサーとしては初めて世界戦でウェイトオーバーを犯し、タイトル剥奪。無期限のライセンス停止処分を受けてました。覚えている方も多いことでしょう。そんな比嘉選手、明日、復帰戦に臨みます。復帰条件として出されていたのが、「最低1階級以上の階級アップ」。今回はバンタム級よりも1ポンド多い119ポンド。陣営はこの試合で、今後戦う階級を見極める方針です。
▼後楽園ホールでの前日計量の様子。53.9キロを下回る53.8キロでパスしました。
計量後、「試合前だったら何か出てくると思うけど、今は『無』。2年間、応援してくれている人たち、支えてくれた仲間のためだけに頑張ります。」とコメントした比嘉選手。
フライ級時代には常に10キロを超える減量と戦ってきました。取材した将市アナも、「階級を上げたことで、フライ級のリミットから3キロ痩せなくて済む。これはやはり大きいようで、穏やかな表情だった」と伝えてくれました。
▼対戦相手のブエナオブラ選手と共に。
『ニュースパレードアネックス』
新型コロナウイルスの感染拡大により、武漢市から政府のチャーター機第1便で帰国し、現在は千葉県勝浦市に滞在中の帰国者。ウイルスの再検査の結果が陰性であれば、今日から明日にかけて帰宅する見込みです。
再び、レポートは西村志野記者。
16時半ころ、勝浦ホテル三日月の奥の入り口に赤い大型バスが1台到着しました。
今日帰りたいと希望していた30人のうち、陰性が確認された20人がこの大型バスに乗り込んで帰宅するよう。
午後6時ころ出る予定が、理由は不明ですが1時間ほど遅れるとのアナウンスがあったといいます。
ホテルでは、アナウンスでは聞き取りにくい方のために書面で検査の結果などをお知らせしていること、このあと帰国者の方が取材に対応してくださることになったこと、昨日は地元の中学生から「長い間お疲れさまでした」というメッセージカードが届けられ、ホテルのフロントに飾られていることなど伝えてもらいました。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が「使い捨てマスク の安全な再利用の仕方とうがいの落とし穴」を教えてくださいました。
健康にかかわるものを本来とは異なる使い方をするのはいけないと前置きした上、今限定で言えば、「満員電車や密集地帯で飛沫をブロックする効果としてマスクは付けた方がいい。医学的に正しい処置をすれば、マスクがないよりマシ。」とのこと。
不織布のマスクを洗濯ネットに入れて洗濯する、オススメは煮沸消毒!沸騰したお湯で5分間消毒すれば感染力は消滅するそうです。
また、うがいは、予防にはうがい薬よりも水道水がオススメ。普段は水道水で、喉がイガイガしてきたら、ヨウ素入りの茶色のうがい薬を使いましょう。うがい薬でうがいをしたら、水道水でもう一度うがいすると良いとおっしゃっていました。