気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
今日午後、天皇皇后両陛下が、台風19号で大きな被害が出た宮城県丸森町を訪問されました。両陛下の被災地訪問は、即位後、初めてです。
訪問した際のご様子について、丸森町 保健福祉課の課長補佐、大石勝さんにお話を伺いました。
「私は外で、入居している方々のそばにいたら、両陛下が突然こちらに歩いてこられ、入居者の方々に声をかけ、握手を交わしてくださった。生活再建に向け、元気をもらえた。」とのこと。
完成した128戸の仮設住宅は、「仮設」というイメージよりも立派だと喜ばれているそうです。
これまでのコミュニティが壊れないように、なるべく地域や行政区の繋がりをそのままに。
東日本大震災の時の課題だった寒さ対策も改善され、皆さん、特に問題なく生活されているようだとお話してくださいました。
台風19号の被災地の仮設住宅、現時点では、どの程度 建設が進み、入居が始まっているのでしょうか?
細木美知代記者が、宮城県、長野県、茨城県、福島県の仮設住宅の情報、自治体が民間の住宅を借り上げる「見なし仮設」についても伝えてくれました。
仮設住宅で生活する際の課題について伺ったのは、宮城県南三陸町社会福祉協議会の高橋吏佳さんです。
「仮設住宅で暮らす方々の心の負担を軽減させるため、皆さんがどんなことをしたら楽しいのか、生きがいを見つけ出してあげることを心がけた。狭い空間だから体や心のストレス軽減のために声をかけ続けた。」そうです。
およそ9年余り、仮設住宅の一応の役目は終えたということで、「今思うのは関わり続けるということがすごく大事だと感じている。住民の皆さんも大変な思いでやってきた。寄り添ってあげることが大事で、今の街づくりにも生かされていると感じる。ひとりひとり状況は違う、ものさしで簡単には測れないが、気を配る誠意が必要。」と振り返ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
カジノを含むIR参入を目指していた中国企業「500.com」側から、およそ370万円相当の賄賂を受け取ったなどとして、秋元司容疑者が東京地検特捜部に逮捕された事件。
特捜部は、事件の関係先として、白須賀貴樹衆議院議員の地元事務所と勝沼栄明前衆議院議員の事務所を捜索するなど、捜査はさらなる広がりを見せています。
まずは、西村志野記者が秋元容疑者の逮捕に至るまでの経緯を整理。
元東京地検特捜部の検事で弁護士の郷原信郎さんをスタジオにお迎えし、お話を伺いました。
今回の逮捕から、森本宏特捜部長の執念を感じたという郷原さん。「通常はやらないような事件を次々とやってきた人なので、推定無罪の原則はしっかりとやっていくべきだ。」と指摘。
「秋元容疑者が直接、議員会館で現金を受け取ったということを供述する人間が複数いるとなれば、受け取ったことを否定するのは難しい。受け取った事実が立証できたとしても、この秋元議員がそんなに権限があったかというとそうでもないようだし、まだまだ色んなハードルがあると考えた方がいい。お金の流れに関しても、300万円程度の金額だと、受け取ったお金がこれなんだという立証も容易ではなく、ほとんどが証言中心でやるしかない。」とお話してくださいました。
国会の今日の動きを、山本カオリ記者に伝えてもらいました。
自民党の森山裕国対委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、野党が要求した閉会中審査は行わずに、来年6日の週に理事懇談会なのか委員会なのかは決まっていませんが、その場で話し合うということで合意。これは、刑事局長らも出席の上、行うようです。
今回の事件を受け、野党は「桜を見る会」とセットで安倍政権を徹底的に追求する構えなのに対し、与党は「もう本人は離党したし、個人の問題として片を付けて欲しい」空気だそうですが、さらに二人の自民党の議員に捜査が入ったことで、警戒を強めています。
山本記者、自民党の森山裕国対委員長にズバリ、きちんと議論するのか質問。
「積極的に開いて、しっかり議論していくことは大事だと思っている・・・」と答えたそうですが、「積極的」と言いつつも歯切れの悪い、今の自民党をよく表した感じだと思ったそう。
また、日本で五輪が行われる年は内閣交代が起きたり、子年には政変が起きたりと、永田町はジンクスもかなり気にするので、今はカラ元気なんじゃないかということでした。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、「時価1億5千万円!純金製人生ゲーム公開」について取り上げました。
田中貴金属工業がタカラトミーと共同制作した「純金製人生ゲーム」が東京や大阪に続き、福岡市にお目見え。
来年1月5日まで福岡市の西鉄グランドホテルにある宝飾店「ギンザタナカ」に展示されています。
ゲーム盤や車の形をした駒には純金約12.4キロ、建物やルーレットには約4.5キロのプラチナを使用。もちろん見て楽しむだけでなく、実際に遊べるそうです。
▼『ニュースパレード』終了後の17時過ぎには外はもう真っ暗です。
コメンテーター精神科医で映画監督・和田秀樹さんの『今日のオピニオン』
テーマは「世の中は進歩していくものだ」
情報公開がされなかったり、消えたデータが復旧できないなど、昔に比べたら中国だって情報公開は進歩しているのに、日本は進歩じゃなくて退化してないかと語り下ろし!
民主主義の時代でみんなにチャンスがあるはずなのに、格差はどんどんと大きくなり、福祉国家をあきらめて自己責任社会になりつつあるのも後退だと感じるといいます。
「2000年前後、あるいはバブル崩壊までは、順調に進歩していった日本が、今ではGDPや実質賃金も下がっている。先々よくなっていくと思えなくなってきている。今一度、世界のトップレベルを目指していこうよ!」と2019年を総括してくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』担当は鈴木純子アナウンサー!
今日の写真がファイティングポーズということは・・・
そうです。
大晦日、初防衛戦に臨む、プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代さんにスポットを当てました!
吉田選手、4歳の娘さんのママ!シングルマザーボクサーなんです。
先月から娘さんを鹿児島の実家に預けて調整を続けています。
毎日、娘さんとはテレビ電話で話をするそうで、いつも真っ先に「調子はどう?」と気にかけてくれるという娘さん。保育園でも「WBOって知ってる~?」と、ママを自慢しているんだとか!
女子ボクシングは男性と比べると知名度もファイトマネーも桁違いなほどに差があるのが現状ですが、大晦日に女子の世界戦が行われるのは史上初のこと!
強くてカッコいいママ、娘さんの応援を胸に、12月31日、東京大田区総合体育館で中国のシー・リーピン選手と戦います!
『ニュースパレードアネックス』
福岡市で2003年に一家4人を殺害し、強盗殺人などの罪で死刑が確定した中国人の元専門学校生、魏巍死刑囚(40歳)の刑が今日午前、福岡拘置所で執行されました。岡田紀子記者のレポートです。
今年は8月に2人の刑が執行されて以来、10月31日に就任した森雅子法務大臣の下では初めての死刑執行となりました。
2020年には、犯罪防止・刑事司法分野の最大規模の国際会議「京都コングレス」が開催されることも決定していますが、国際社会では"死刑廃止"が主流。死刑制度への国際的な批判に対しては「各国の事情を踏まえて考えるべきだ」としています。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
2020年は子年ということで、今日はねずみにちなんだ開運スポット、東京・両国にある回向院をご紹介しました。
【今日の1曲】 プラスティック・ラブ / 竹内まりや