今日のゲストは、今月7日から15日まで、UAEのドバイで行われたパラ陸上の世界選手権を現地で取材されたスポーツライターの斎藤寿子さんです。
2ヵ月前、このコーナーにお越しくださった義足のクラスの走り幅跳びの高桑早生選手は6位で、東京パラ出場内定は持ち越しとなっています。
金メダルは中西摩耶選手が獲得。1番最後の6本目の跳躍で今季自己ベストの5m37の大ジャンプを出すことが出来ました。世界選手権初優勝で、東京パラ出場が内定という快挙です。
「中西選手は最後の最後で疲れをもろともせず大ジャンプ。メンタルが強いなと感じた。一方で高桑選手は今回の結果に悔しさをにじませ涙を流しながらも、中西選手に栄光を称えたことが印象的だった。勝者の裏には敗者がいる、競技スポーツなんだなとまざまざと見せられた。」と斎藤さん。
そして、今日はもう一人、今大会で最年長選手として海外メディアからも注目を集めた砲丸投げの大井利江選手(71歳 男性)も紹介してくださいました。
実は大井選手は、過去、円盤投げでアテネ、北京、ロンドンのパラリンピックに出場。リオには砲丸投げで出場しているんです。もともとは漁師さんで、漁での事故で首から下が不随となり車いす生活となりました。
ドバイでは6m50で5位となり、惜しくも東京パラ出場内定は逃しています。
そのほか、一美キャスターもテレビを観ていて驚いたという圧倒的強さを誇るドイツの義足ジャンパー、マルクス・レーム選手についても解説してくださいました。