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第674回:東京オリンピックのマラソンと徒歩、札幌開催決定
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は「マラソンと徒歩の開催地、ようやく決着。残るは多くの課題」。
東京オリンピックのマラソンと徒歩の開催地が正式に札幌市に決定しました。追加予算を東京都に負担させないことなど4項目で合意をみる一方、新たな開催地となった北海道や札幌市には課題が山積みです。
細木美知代記者は、合同記者会見が行われた会場から中継。4者協議で話し合われたことなどをまとめつつ、小池都知事の受け答えにも注目。「さらに戦うことは検討したが、費用もかさむ為、法的な手続きはしない。納得いかないが費用の件など意見は一致した」としました。また、IOCからオリンピック後のセレブレーションマラソンの提案には前向きなようでした。
2016年東京オリンピック招致推進の担当課長を務めた国士舘大学客員教授の鈴木知幸さんは、今後の課題について、コースの設定、警備、ボランティア、宿泊機能などを挙げ、まずはコース設定が一番であり、これから新しいコースを設定するのは時間がかかるため、北海道マラソンを元にするのでは予想。
また、札幌市民からは「地元にくるのは嬉しい」といった声から「喜ばしいけど、大変だろうと思う」など、様々な意見を聞くことができました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は「焼失した首里城、復旧に向けた動きは?」。
沖縄県の心の支えであり、観光資源でもあり、大きな存在だった首里城。その火災による喪失感は計り知れませんが、早くも各所で復旧に向けた動きが始まっています。
田中正史記者は現場の様子を伝えました。今日は100人ほどで実況見分が行われていますが、出火の原因は未だ不明です。原因究明が急がれますが、そんな中、ラジオ沖縄の小磯誠デスクによると、ユネスコから支援の表明があり、観光関係者からも対応を協議している動きがあるそうです。また、那覇市に支援したいという声も多く届いていて、沖縄県のシンボルがいかに多くの方に愛されていたのかを実感します。
しかし、再建への道は簡単ではありません。沖縄県立博物館・美術館の館長、田名真之さんによると、使う木材の確保や職人集めが大変だろうと話しました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
そして、国がレジ袋が来年7月から全てのお店で有料化を義務付ける方針をまとめました。義務付けられるのは、所謂プラスチック製の袋で、植物を原料にしたバイオマスプラスチックを25%以上配合した袋や、海の中で分解されるプラスチックでできたもの、さらに厚さが0.05ミリ以上で何度も使うことができるものは、義務づけの対象からは外すとしています。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「学校教育に格差を持ち込むのはおやめなさい!」。
日本では子供の7人に1人が貧困だと言われていて、その輪はどんどん広がっています。これが日本経済にも大きな問題になっているという荻原さん、教育費が山のようかかるため、年収が200~400万の家庭の大学進学率が33%に対し、年収が1000~1500万の家庭では62%と数字にも表れているといいます。また、余裕があれば塾や家庭教師など教育のお金をかけられるのでその格差は広がるばかり。萩生田文科大臣の「身の丈にあった」発言は格差を助長するもので許せないと怒りをあらわにし、みんなの声は無視したのにこの発言があったために取り下げたという今の体制も大きく問題視しました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。
有楽町にある東京ファンゾーンから、ラグビーワールドカップの盛り上がりを伝えました!
いよいよ残り2戦! 今夜の3位決定戦と、明日の決勝戦を残すのみとなりました。今回はその試合の見どころをラグビー解説者の村上晃一さんと実況アナウンサーの矢野武さんに伺いました。
3位決定戦は、負けることが許されないオールブラックスがプライドにかけて攻めのラグビーを展開、この試合で引退する選手や監督のためにも白熱した試合になると予想。さらに決勝はフィジカルバトルで、南アフリカが勝つ!? と言いたいところだけど、最後までわからないと紹介してくれました。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
来年度から大学入試共通テストに導入される予定だった英語民間検定試験を巡り、萩生田文部科学大臣は今日、閣議後の記者会見で令和6年度までに延期すると発表しました。このニュースについて国会から山本カオリ記者が最新情報を伝えてくれました。
今回の延期については与党からも「身の丈に合わせて頑張って」という発言が大きく響いたと恨み節が出ており、野党からも「これだけ振り回したことをタダじゃすまない」とさらなる追求体制に入っています。そして、今後について萩生田文科大臣のさらなるスキャンダルが心配されているそうで、来週以降も注目が集まります。
高校生からも1週間で4万人の中止を求める署名が集まるなど、現役高校生から不平、不満が上がっている今回の入試改革、ひとまず2024年度まで延期されましたが、国の入試改革自体がおかしいと言わざるを得ないこの状況、まだまだ英語の延期だけで済みそうにありません。
今日の『世の中SAKIDORI』は、ビジネスSAKIDORI。
スタジオに、NEXCO中日本 東京支社の松村嘉之さんにお越しいただき、NEXCO中日本の「冬のハイウェイ走行」についてお話して頂きました。
冬道の走行は万全な準備が大切です!
・お出掛け前に、天気予報、交通情報を必ずチェック
・冬用タイヤなどすべり止めの準備
・利用ルートに「積雪、凍結時に気を付けるポイント」があるか確認
・情報板で交通情報をチェックし、ハイウェイラジオでお出掛け中も最新情報を確認
などなど、これらの「降雪時の対策」を紹介して頂きました。
【今日の1曲】 枯葉 / ナット・キング・コール
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!