気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
総理大臣在職日数が単独1位となった安倍政権の経済政策の光と影。
今日は特に「景気対策」に焦点を当てて、これまでの安倍政治を振り返りました。
▼竹田有里記者は、安倍政権のもと日本の経済はどう良くなったかを分かりやすく数字で紹介。
▼日本記者クラブで会見をした安倍政権で経済財政分野を担う西村康稔経済再生担当大臣。
安倍政権の経済政策や景気対策を経済学者とエコノミストのお二人に評価していただきました。
■明治大学政治経済学部准教授 飯田泰之さん
《良い》金融政策は雇用に効いた。
《悪い》財政政策は引き締め気味で、当初言っていた公約と逆行している。
アベノミクスの3本の矢のうち、弱いと言われている「成長戦略」は、そもそも「なんとなく聞こえがいいから言ってみた」だけで、「できっこないことを口に出してできっこないし、やらなかったということだ。」と解説。
また、飯田さんはデフレ脱却は非常に厳しいとの見方で、「安倍政権発足当初と違って、自信がない・情熱がなくなってくると、いろんな考え方の人の意見をちょっとづつつまんでやりだして、あとで逃げが打ちやすいようにしている感がある」ともおっしゃっていました。
■金融コンサルタントで大阪経済大学客員教授 岩本沙弓さん
《良い》企業業績、過去最高へ。
《悪い》家計部門の回復は成されず。
「可処分所得を増やすルートはいろいろあるが、手っ取り早いのは賃上げ。さらに言えば消費増税がなければもっと良かったんじゃないかと思う。企業部門と家計部門の格差が出てしまってはいけない。日本全体が底上げできなければ意味がない。」というお話でした。
細木美知代記者は、今日から年末ジャンボ宝くじの販売が始まった西銀座チャンスセンター前から、街の皆さんの声を届けてくれました。街の皆さんからは、アベノミクスがすごくいいという声も、すごく悪いという声もなく、可もなく不可もなしという評価だったようです。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
警察とデモ隊の衝突つづく・・・激しさを増す香港情勢。
▼まずは昨日の夜から、ここまでの動きを西村志野記者が整理。
今日の様子を昨日に引き続き、香港中文大学の教員 小出雅生さんに伺いました。
香港理工大学にいた、350名ほどの怪我をして中にとどまっていた人たちは、逮捕の際に暴力は振るわないという約束のもと外へ。しかし今もまだ立てこもっている人がいるということです。
2336発もの催涙弾を投げ込まれた香港中文大学内にも、把握しているもので、自らの意思ではないが香港からの直行便の本数や日程の関係で、日本人留学生が未だ2名ほど残っている状況だと伝えてくださいました。
香港大学に留学し、帰国して間もない慶應義塾大学の大津麻里菜さんは「対処しきれてないのを感じる。もう少し、冷静になれないのかなと思う。香港の人たちは欧米の観点を持ち合わせているはずなのに、街を壊して反発の意思を示すのは・・・」と現地で感じたといいます。
最後にお電話を繋いだジャーナリストの福島香織さんは「胸が痛い。まずは司法が全うになるのが第一で、国が察しないと。話し合いができる環境を国際社会が作るべきだと思う。」と語ってくださいました。
石川真紀キャスターお休み中の『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから、今日も鈴木純子アナウンサーに『ニュースパレード』でお伝えする主な内容を紹介してもらいました。
さらに今日は報道部の様子もレポート!
午前中から、国会や香港など様々なニュースの動きで、次から次へと各所から音声が入って来て、編集作業に追われたり、大変バタついていた報道部。
SAKIDORI!オンエア中も、各記者が取材の電話を入れたり、アポを取ったり、原稿を作成したり、ニュースをまとめたりしています。
コメンテーター 文筆家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』テーマは「ドラマ『チェルノブイリ』がすごい!」
アメリカ・HBO局制作のドラマ『チェルノブイリ』がCSの映画専門サービスの「スターチャンネル」で日本初放送&配信され、今現在、全5話を1話ごとに購入して見ることが出来るようになっているそう。
これまでチェルノブイリ事故に関する数多くのドキュメンタリーや映画・本など、観たり読んだりしてきた古谷さんが「これはもう最高傑作です!」と太鼓判。
「徹底的にこれでもかっていうくらいに当時を再現していて、あの事故がどうやって起きたのか、事故の収束にあたる主人公たちの姿も実によく描かれている。」とのこと。R-15に指定されるような過激なシーンもあるようですが、覚悟の上、ぜひともチェックして欲しいと熱く語り下ろしました。
『SAKIDORIスポーツ』
寺島啓太アナウンサーがお伝えしたのは「ソフトボール」の話題。
今月16日・17日と行われた女子ソフトボール・日本リーグの決勝トーナメント。
所属している実業団チーム「ビックカメラ高崎」を今年の日本一に導いた、上野由岐子投手にスポットを当てました。
上野投手は3位決定戦、その1時間後の決勝戦と連投。なんと1日で271球を投げ切りました。
▼「ソフトボールって何ですか?」と質問してきた古谷さんに、一瞬固まった寺島アナ。
『ニュースパレードアネックス』
東京ビッグサイトで今日から、「HOSPEX JAPAN 2019」が開催。今回で44回目のこちらのイベントは、医療や福祉、介護の分野の最新の機器や技術が集まる展示会で、医療現場を変える「アイデア」も展示されていました。
取材したのは伊藤佳子記者。
「元気になる病室デザインコーナー」では、無機質で少し寂しい印象のある病室の壁をエッフェル塔やコロッセオといった素敵な風景のシールで飾ったり、天井に好きなものが映し出されるなどなど工夫が凝らされていました。
インタビューにこたえてくださったデザイナーの
戸倉蓉子さんはもともと看護師さんだったそうですが、「患者さんに環境から元気になってもらおう!」とこの道に進んだのだとか。「HOSPEX JAPAN 2019」は今週の金曜22日まで開催中です。『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が「ぐっすり眠って、すっきり目覚めるための睡眠医学」というお話をしてくださいました。
睡眠薬には大きく分けて2つの種類があります。
1つは脳の活動を低下させることで眠くなるもの。もう1つは、自然な眠気を強くする睡眠薬。
自然な眠気を強くするタイプのほうが、記憶力への悪影響や副作用がすくないものの、効くまでに時間がかかるそう。
つらいことがあって、急に眠れなくなった場合で短い期間の服用であれば、脳の活動を低下させるタイプがいいということでした。
【今日の1曲】 茜色の約束 / いきものがかり