気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
安倍総理の主催する「桜を見る会」を巡り、野党は「国費を使って私物化した疑いが強い」として追及チームを設置、今日初会合を開きました。この問題、今後の政局にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
先週の参議院予算委員会で安倍総理を厳しく追及した、共産党の田村智子議員に話を聞くとともに、ジャーナリストの二木啓孝さんにお電話を繋ぎました。
共産党の田村智子議員
「なんでこんなに予算額が増えて支出が増えてっているのかと、調べていたら分かってきた。次から次へと講演会の人をお招きしたブログ記事を発見。その後のブログ削除に関しては、やましいことがあったからでしょうね。
質問で言わなかったこともある。ホテルニューオータニでの「桜を見る会」前夜祭、安倍総理の政治活動をする団体6ついずれも、会費収入・ホテルの支払いなどがまったくみつからない。これを今後追及していくことになると思う。
招待客リストは招待状発送後にすぐに破棄するから・・・と言っているが、いやいや、一定期間の保管が通常。1万数千人の招待状を年ごとにまた1からやるなんてありえない。」
ジャーナリストの二木啓孝さん
「おごりが見える。長期政権だからいっぱい呼んじゃってもいいんじゃないみたいな。特に注目しているのは、山口県から「桜を見る会」に来た後援会の人たち前夜祭がセットになっているわけで、これがどうなってんのということ。
今のところ、招待客に関しては個人のことなので言えない。廃棄しているから言えない。これとてそうですかとはいかない。」
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
台風19号の上陸から今日で1カ月。多くのボランティアが被災地に入っていますが、人手が足りない地域もあり、復旧の状況には地域差も出てきています。
まずは、台風19号の被害について、西村志野記者にまとめて伝えてもらいました。自治体によって、罹災証明で受けられる支援金の差もあるようです。現在、97カ所のボランティアセンターが設置され、これは東日本大震災に次ぐ規模となっています。
台風19号で大きな被害を受けた宮城県丸森町でも、多くの車が水に浸かり、使えなくなる被害が出ています。
その丸森町で先週土曜日から、住民に車を無償で貸し出すサービスがスタート!
このサービスを行っている「日本カーシェアリング協会」の石渡賢大さんにお話を伺いました。
丸森町は、1人1台、車が必要な地域。車がないと日常のお買い物すらうまくいかなくなってしまうということで、地元の車屋さんが元に戻るまで、貸出しを行うことに。貸出し期間は、最長で来年の1月末まで。また、軽トラックは非常に需要が多いので1日ごと返却で、多くの皆さんにいきわたるように工夫しているそうです。
貸出ししている車は、使わなくなった車を企業さんなどから寄付してもらっています。
予約は「日本カーシェアリング協会」に電話もしくはインターネットで!
今後、準備が整い次第、隣の角田市でも対応していきたいと考えているとお話してくださいました。
~「日本カーシェアリング協会」からのお願い~
今年8月の佐賀県の大雨被害の際に活用された車を、今度は宮城県で活用するため、今週末、東京までフェリーで運ぶ手はずになっているのですが、有明港から宮城県まで運転して車を運んでくださるボランティア『架け橋ドライバーさん』5名を募集中です。
ご協力いただける方、「日本カーシェアリング協会」 電話番号0225-22-1453までお電話か、公式ホームページからお問い合わせください。
『SAKIDORIニュースパレード』
石川真紀キャスターお休み中。
今日も報道スポーツセンターから鈴木純子アナウンサーに『ニュースパレード』でお伝えする主な内容を紹介してもらいました。
また、今動いているニュースとして、「池袋暴走事故、飯塚元院長を書類送検」についても取り上げました。
コメンテーター 俳優・石田純一さんの『今日のオピニオン』
今日は、「日本映画、元気!」と題して、映画『決算!忠臣蔵』を紹介していただきました。
史実をもとにした映画『殿、利息でござる!』もヒットした中村義洋監督の作品です。
「討ち入りするのにお金が足りない!!」という、お金の面から忠臣蔵を描いた興味深いお話で、「視点の提供というのは本当に面白いなぁ!」と感じたとか。
また、出演されている岡村隆史さん、木村祐一さん、村上ショージさん、荒川良々さん、横山裕くん、石原さとみさん、竹内結子さん・・・
とにかくみんなお上手でみんないいそうです。
実は、今日は映画『ひとよ』もご紹介したかった石田さんですが、残念ながら時間切れになってしまいました!興味を持たれた方は、ぜひ劇場へ。
『SAKIDORIスポーツ』担当は 土井悠平アナウンサーです。
今日スポットを当てたのは、女子バスケットボール・吉田亜沙美選手!
リオデジャネイロ五輪では、女子代表キャプテンを務めたこともある吉田選手ですが、リオ後に今後のことを考えた時に気持ちが上がらなくなり、チームスポーツであるバスケットボールに一人でもこういう気持ちの人間が居てはいけないと、今年3月に現役引退を表明。
6カ月の期間が空き、現役復帰。そして今回の日本代表召集で、2年ぶりに日の丸を背負うことになりました。
周りから見ても、バスケに対する姿勢は引退前とは別人のようだそうです。
「東京五輪にチャレンジしたくて戻ってきた!今、目の前のことをしっかりやって、吉田亜沙美という存在をアピールしたい」と語る声もお聴きいただきました。吉田選手は14日からマレーシアでの国際大会に臨みます。
『ニュースパレードアネックス』
京浜急行の踏切で今年9月、電車とトラックが衝突し脱線した事故で新たな展開がありました。
国土交通省で行われた報告会見に出席した田中正史記者のレポートによると、踏切内の異常を報せる信号機が適切に設置されていたかどうか、運転士がどのタイミングでブレーキや非常ブレーキをかけたのかなどが調査されていましたが、その後の調査で600メートル手前の地点では信号機を確認できないことが分かったということです。
京急は570メートルという数字は、技術基準上は、「時速120キロで電車が走行する区間に関して517.5メートル以上」という社内基準は満たしているため、問題はないとしています。
今後、ブレーキ操作により余裕を持たせること、運転士から見やすくするため信号機を増設すること、ただちに非常ブレーキ操作をすることを運用基準にしたことなどが発表されたということです。
【今日の1曲】 強い気持ち・強い愛 / 小沢健二