英語民間試験の先送りだけでは済まない大学入試の大きな問題点をサキドリした『ニュースオフサイド』
国会は今日午後、衆議院予算委員会を開き、受験生を混乱させたとして萩生田大臣の辞任、そして安倍総理の任命責任を追及する質疑が続いています。
国会記者クラブから国会キャップの奥山拓也記者に、わずか1カ月の間に何人も任命した閣僚が辞任したことを改めて謝罪した安倍総理は、野党が求めた萩生田光一文部科学相の罷免を拒否。身の丈発言に関して謝罪撤回をしているので、「今後もしっかり職責を果たしてもらいたい」と答弁したことなど、伝えてもらいました。
入試事情に詳しい大学ジャーナリストの石渡嶺司さんは、延期された英語民間試験の導入以外に、2020年度の共通テストの配点の問題を指摘。
英語民間試験を導入するというのが前提での配点のいびつさや、英語の試験そのものを変更した学校も多く、これも直さないといけないといいます。
導入が延期となると、英語民間試験の受験者はそれほど増えないので、対応するために配備した試験員や採点スタッフの人員への補償なども気になるところだとしました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つに注目!
1つ目は、今年の新語・流行語大賞の30語発表について。
西村志野記者がノミネートされた30語を短い説明付きでご紹介。・・・したのですが、ラグビー関連の言葉が多かったせいか、古谷さんは戸惑い気味の様子。
梅花女子大学教授で「平成の新語・流行語辞典」など流行語に関する著書がある、米川明彦さんにお話を伺いました。
ノミネートされた言葉について、「不作、笑いがない、ラグビーばっかり!」とバッサリ!
さらに「暗い言葉ばっかりだから、ラグビーで明るくいこうよってことなんでしょう。」と、斬りまくりです。
米川さんは、新語として『Vチューバー』や『バイトテロ』などSNS関連の言葉がもっとあってもいいと思うとし、最近は「テレビを見ない」「仲間内でまとまって、価値観を共有できない世の中になっていること」から、流行語が生まれにくくなってきたと解説してくださいました。
米川さんは最後に力強く、選ばれるなら「『令和』に決まってる!これしか新語はない。」とおっしゃっていました。
細木美知代記者は、有楽町で街ゆく皆さんに「あなたにとっての今年の新語・流行語は?」インタビューしてきてくれました。「首里城火災」「80歳」「出産」と、皆さんそれぞれの人生の流行語、キーワードのようなものを聞かせてくださいました。ノミネートの言葉を見て様々な感想も聞かれたそうです。
ちなみに、SAKIDORI!メンバーに何が選ばれるか予想してもらいました。
細木記者「パプリカ」
西村記者「ONE TEAM」
吉田涙子記者「笑わない男」
永野景子デスク「ONE TEAM」
石川真紀キャスター「ONE TEAM」ということで、「ONE TEAM」が1番票を集めていましたよ。12月2日にトップ10と年間大賞が発表されます。
--------------------------
2つ目、千葉県旭市にお住いの方からメールが届きました。
「千葉県の状況です。報道されていないところがたくさんあります。千葉県旭市はビニールハウスが倒壊し、零細農家のハウスはそのままになっています。ビニールの張り替えを業者に依頼しても、いまだに順番待ちの状況です」というものです。その千葉県旭市を石森則和記者が取材。
千葉県旭市の株式会社GFKサンチュ農家の浪川誠さんにお話を伺いました。
6000平方メートルの敷地にある20のビニールハウス、水耕栽培でサンチュなどの青菜を育てています。
こちらでは、台風15号の影響でビニールハウスが破れたり停電でポンプが止まり大きな被害が出ました。作物は全滅。
あれから2カ月、必死の努力で収穫までこじつけました。
1千万越えの被害にかかわらず、農協からの融資は500万しか下りません。
現在、一応復旧したものの休業中に取引先が別の産地から買うようになってしまい、取引先を失って先が見えない状況。懸命に新規取引先を探していますが、今が収穫の最盛期で営業の時間はなかなかとれないという現状だということです。
石川真紀 キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は、大麻取締法違反容疑で元スノーボード五輪日本代表の国母和宏容疑者を逮捕のニュースを詳しくお伝えしました。
コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 語り下ろすテーマは「蠢く走行税」
『走行税』とは、文字通り走った距離に応じて払う税金のこと。
これま日本の自動車税には排気量、重量、取得税などなどがありましたが、実は今、『走行税』導入を・・・という動きが水面下で蠢いているといいます。
20年~30年後の未来、ガソリン車が支払う『揮発油税』を払わないでいい電気自動車やエコカー(非ガソリン車)が普及すると不公平だと石油関係者からの声が上がってきており、「非ガソリン車にも平等に税を!」と、この『走行税』案が出てきました。
そこで挙げられるニュージーランドで導入された『走行税』は、日本と税制が大きく異なるため前例にはならないそう。
このままこの動きを放っておいて、数年後、「不公平じゃないか!じゃ走行税!ニュージーランドでやってるもん!」となれば、鉄道の恩恵を受けない地域や郊外に住む人たちに大きな負担になってくるので、心に留めておいてほしいと語りました。
『SAKIDORIスポーツ』
担当は、高橋将市アナウンサーです。
いよいよ明日ゴング!WBSSバンタム級決勝戦の話題をピックアップ!
昨日行われた記者会見には、国内外から100人以上の報道陣が詰めかけ、テレビカメラは10台以上と、注目度の高さが感じられたと言います。
明日の試合に向け、思いを語るWBA・IBF世界バンタム級王者の"モンスター"井上尚弥選手の声、そして同じ日に王座統一戦を予定している弟のWBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真選手の声をお聴きいただきました。
今日の古谷さんの「素朴な疑問」は、「バンタムってなぁに?」
鶏のチャボから来ているそうで、ほかにもフェザー級・フライ級・ストロー級についてもスラスラスラ~ッと解説してくれた将市アナでした。
『ニュースパレードアネックス』
神奈川県の東名高速道路でおととし6月、一家4人が乗ったワゴン車があおり運転を受けて停車させられ、大型トラックが追突して夫婦が死亡した事故。自動車運転処罰法違反の危険運転致死傷の罪などに問われ、一審で懲役18年とされた石橋和歩被告の控訴審の初公判が今日、東京高裁で開かれました。裁判を傍聴した伊藤佳子記者記者のレポートです。
一審を振り返り、判決後、法の専門家が様々な見解を出している点を説明。事故の悲惨さに引きずられて、法の解釈が拡大してしまっているのでは?
一審は裁判員裁判でしたが、今回は裁判官が判決を下すことになります。判決は12月6日。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が「早くも始まったノロウィルスの流行とその対策」を伝授!
感染のパターンとして、カキなどの魚介類からの食中毒と、感染した人が嘔吐して、そのウイルスが拡散して周囲の人が吸い込むことで感染するという2つのパターンがあります。
嘔吐するまで飲ませるアルコールハラスメントはもってのほか!
電車の中で嘔吐している人がいたら、駅員か乗務員に報せ、車両を換えましょう。
【今日の1曲】 パプリカ / Foorin