木曜コメンテーターの和田秀樹さんがお休み。
今日は、"ビンさん"こと、文化放送・報道スポーツセンターの鈴木敏夫デスクとお送りしました。
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
今日未明、沖縄県那覇市にある世界遺産「首里城」で火災があり、「正殿」のほか「北殿」と「南殿」も全焼し、これらを含めた7棟、合わせて4800平方メートル余りが焼失しました。
現場の状況、これまでに分かっていることをレポートしてくれたのは、ラジオ沖縄の久高せいやアナウンサー。
なじみのある場所、言うなれば祖父母の家が焼けた、なくなってしまったという感覚になっている方も多いといいます。
原因はいまだ不明で検証を続けているところだということでした。
沖縄は海外からのインバウンドの方も多く、「首里城」は運転免許がなくても来られる観光地として、1番に挙がるような名所だっただけに、観光面でも影響が大きそうだと伝えてくれました。
▼こちらは今年1月『新春の宴』が行われた際の「首里城」です。
お電話を繋いだのは、琉球歴史家で沖縄県浦添市立図書館の館長 上里隆史さん。
「首里城」は琉球独自の建築様式であること、城内に収蔵されていた歴史的なものが失われてしまったとしたら、それも大きすぎる損害だということを解説してくださった上で、「首里城」は過去4回焼けていて、復元に関するノウハウはもうあるので迅速に進められるとは思うが、問題は巨額の費用と大量の木材の調達だということも語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』で取り上げたのは2つ。
国会で取材中の山本カオリ記者によると、野党側は安倍総理の閣僚の任命責任もそうだが、内閣総辞職に当たる問題だと追及。
思い浮かぶのが2014年の小渕経産相、松島法相のダブル辞任ですが、「その時とはレベルが違う!」と野党は態度を硬化させているそうです。
また、辞任した菅原一秀氏も河井克行氏も菅官房長官に近い人という意味で、菅官房長官のポスト安倍が危うくなるのではないか、年明けには野党は「やぶれかぶれ解散」自民党は「リセット解散」として、大きな政局への影響の可能性も出てきました。
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2つ目は「ハロウィーン本番、渋谷は...」
今年は警視庁が数百人規模の機動隊を投入、渋谷区が路上飲酒を条例で禁止するなど、厳戒態勢が敷かれています。
渋谷で取材中の細木美知代記者によると、まだこの時間は仮装をしている人は少なく、海外メディアも含めて「仮装を見に来ている人」が多いという印象。
▼大人気だった「ラムちゃん」。写真を撮りたい人で行列が出来ていたとか!風邪ひかないでね!
中継を繋いだ16時過ぎは、どんどん人が増えてきてはいたものの、まだ平和な雰囲気。
これから夜になるにつれ、仮装者は増えていき、様相が変わっていくのかもしれません・・・!
▼警察も続々と出動。渋谷の安全を見守ります。
「渋谷マークシティ」内の2階連絡通路は、スクランブル交差点を見下ろせる人気スポットですが、ガラス張りの窓は全てシートで目張り。駅ビルには、明日の朝までメイクや着替えを禁止する貼り紙も!
ゴミの持ち帰りのためにゴミ袋を配布している人の姿も見受けられました。
▼上から監視するための「やぐら」も次々と設置。
昨年もこの番組でお話を聞かせてくださった渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長に今年もお話を伺いました。
「前年に比べると3割くらい静かになった感じ。昨日まで何の問題もないので、だいぶ落ち着いたのかなと思うが、今日は午前中から仮装している人を見かけて、いやな予感が・・・・。」と厳しい表情の理事長。どうか平和に、ハロウィーンが終わりますように・・・。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
今日は「ニューヨークでフォアグラ禁止条例案可決」というニュースを取り上げました。
フォアグラのために無理やり肝臓を太らせるやり方には、「動物虐待だ」という批判の声が。
2022年の秋から施行され、違反者には違反1件につき最高2千ドル(22万円)の罰金が科される可能性があるということです。
コメンテーター 鈴木敏夫デスクの『今日のオピニオン』 テーマは「建物を守ることの難しさ」
沖縄・那覇の「首里城」が持つ意味、それは沖縄の人の記憶そのものに根ざした大事なもの。
鈴木デスクは、今回の火災でスプリンクラーがどうなっていたかなどの検証はこれからされると思うと語り、「1月26日が「文化財防火デー」だと知っていますか?」と問いかけました。
1949年1月26日、奈良の法隆寺金堂から出火し、国宝の十二面壁画の大半が焼損したことを背景に定められた「文化財防火デー」。
当時ロンドン・タイムスの東京支局長であったフランク・ホーレー氏が「日本人はこうした"貴重なもの"の取扱いが全く下手でデタラメだ」と語ったように、木造の貴重な建造物を守るための法律が追い付いていない現状を憂い、「焼失を受けて、明日からでも国会で取り組んでくれないと彼らは国会議員である意味がない。歴史を守るというのは記憶を守るということ。反省を次の世代に伝えていくためには絶対に必要なのだ。」と強く語りました。
『SAKIDORIスポーツ』
担当は鈴木純子アナウンサーです。
今日は、「JA全農 卓球ワールドカップ団体戦2019 東京」をピックアップ!
先日都内で行われた会見で語る水谷隼選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手の声をお聴きいただきました。
東京オリンピックのテスト大会という意味合いもあるというこの大会。照明の位置や卓球台の位置など、東京オリンピック同様にセットして行われるのですが、用いられる卓球台だけは東京オリンピック仕様のものではないそうです。
スタジオメンバー全員が「なぜなんだ・・・」と不思議そうでした(笑)
『ニュースパレードアネックス』
今日はじめのコーナー『ニュースオフサイド』でもお伝えした首里城の火災。
那覇市・首里城前の交差点から田中正史記者に、現在の様子をレポートしてもらいました。
昨日までの様子と一夜にして全く変わってしまったことにショックを受けているご近所にお住まいの方の声。また、取材をしていると「やや風が強く吹いていた」という情報も聞かれたそうで、火の回りが早くなったのは風の影響もあるのかもしれません。
驚くべきことに5キロ以上離れた場所でも、燃えた木片や炭などが落ちていたということで、強い風に巻き上げられ、運ばれたのではないかということでした。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
神田の街で、11月2日・3日に開催される秋のビッグイベント「神田カレーグランプリ」をご紹介しました。
カレーが食べたくなるレポートでしたね~!
【今日の1曲】 Hurts So Good -青春の傷あと- / ジョン・クーガー