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第670回:復旧作業が続く千葉県のいま
今動いているニュースをさまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』台風21号に伴う大雨で被害が広がった千葉県市原市と千葉市緑区から中継でお伝えしました。
まずは、先月の台風15号でゴルフ練習場の鉄柱が倒れた市原市の現場から田中正史記者のレポート。一カ月半以上経った今も、住宅にはネットなどが倒れ被さったままですが、この鉄柱の撤去を、東京都江戸川区の解体業「フジムラ」が無償でやると名乗り出、作業が今日からスタートしました。鉄柱の被害を受けた住民の松山さんは「まさか無償でやってくれるなんて。3~4社に断られ、このまま撤去してくれるところがないままになっちゃうんじゃないかと思っていた。大変うれしい。これでやっとちゃんとした復旧に入るだろうと。いろんな心配はあるけれど。」と今のお気持ちを語ってくださいました。なお、ゴルフ練習場の経営者側からは今月10日の説明会以降は具体的なことは進展なしだということです。つづいて、土砂崩れに見舞われた千葉市緑区の現場には、気象予報士で防災士の伊藤佳子記者が行っていました。建物はつぶされ、木材やひしゃげた家電、おびただしい量が広がっている状況です。上の地盤が直角にえぐれ崩れて、押しつぶされたことが画像からも見て取れます。現在、立ち入り禁止のテープが張られ、住民の皆さんは避難。今日インタビューさせていただいた方のなかには、「自然を甘く見ていた。市の怠慢」だという声も聞かれました。
かわって、佐倉市では災害ごみの回収がスタート。清掃工場に自分で持っていけない場合、今回の災害に伴うゴミならば市が回収してくれるそうです。まずは佐倉市廃棄物対策課に連絡し、対象になるのかを確認、予約を取りましょう。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』では、スポーツに関する動きを2つ取り上げました。1つ目は、混乱が続くテコンドー協会が開いた臨時理事会について。吉田涙子記者によると、金原昇会長を含むすべての理事が辞任することが決まり、外部の有識者が次の新しい理事の候補者を選ぶことになりました。
有識者の方のお一人である日本オリンピック委員会常務理事の友添秀則さんと、岡本依子副会長のコメントも紹介。今後、全理事・選手にヒアリングを行い、1か月以内には答えを出す方針です。
-------------------------2つ目は、ラグビーフットボール協会が子どもたちを対象に始めた体験会の模様について。西村志野記者が上井草駅の目の前、早稲田大学グラウンドへ。今日の体験会は2部制で、7~13歳の合計120人の子供たちが参加。落選者が出るほど大人気で、参加者には女の子も多かったとか。元日本代表主将の廣瀬俊朗氏のほか、元イングランド代表のジョニー・ウィルキンソン氏、ウィル・グリーンウッド氏、ローレンス・ダラーリオ氏、元南アフリカ代表のブライアン・ハバナ氏、元アイルランド代表のブライアン・オドリスコル氏というラグビー界のレジェンドの皆さんに直接教えてもらえるんです。豪華な講師陣に一美キャスターも「いいなぁ!!!」を連発(笑)鬼ごっこでウォーミングアップ後は、タックル、トライ、パスやキックと三カ所に分かれて練習しました。講師の皆さんが大きなリアクションで盛り上げてくれたのもあって、子供たちはみんな笑顔で帰っていったということでした。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、「ハロウィーン前の渋谷で窃盗容疑での男逮捕」というニュースを取り上げました。渋谷区道玄坂の路上で、信号待ちをしていた会社員の女性のバッグに背後から手を入れ、財布とスマートフォン1台をすり取ったということです。「皆さんのカバン、物を取り出してファスナーを閉めないまま歩いていませんか?」と注意喚起!
コメンテーター 金子恵美さんの『今日のオピニオン』 テーマは「東京オリンピック、マラソン・競歩 開催地問題を考える」
東京がこれまで行ってきた暑さ対策についてはIOCも評価していたはずなのに、札幌開催案が唐突に出てきたことに、久しぶりに怒り心頭の金子さん。「MGCだって暑い中でのレースを想定しながら、選手たちは走った。ここに合わせて作戦を立ててきた選手たちはまた一からになる。オリンピックまでもが選手ファーストじゃないのかと思うと残念でならない。東京としては「もう不可能です!」となったときが、筋じゃないか?日本をあげて理不尽だと声をあげてもいいんじゃないか?」と語り、1番の決定権がIOCにあると言うのなら、せめて選手の方々の意見聴取をしてほしいし、都民の皆さんに300億の税金をつかった具体的説明もすべきだとしました。
『SAKIDORIスポーツ』
担当は、砂山圭大郎アナウンサー。今日取り上げたのは、競泳の話題。このコーナーでも何度かお伝えしてきた「短水路」の日本選手権が、26日から2日間に渡って行われました。日本の競泳陣ではいち早く東京オリンピック代表内定を決めている瀬戸大也選手は、400メートル個人メドレーで世界記録更新を公言していましたが、優勝は果たしたものの、100分の3秒差で世界記録を逃すという惜しすぎる結果に。「めちゃくちゃ悔しい!油断するなという神様の伝言」と語っています。
そして、200メートル個人メドレーでは、今シーズン一時休養し競技から離れていた萩野公介選手が優勝。練習で出来ることが本番で出来ないという悩みがあった萩野選手、ターニングポイントになるレースという意識を持って臨んでいたようです。「全力で自分のやるべきことをやれた。素直に勝てて嬉しい!」同種目にもエントリーしていた瀬戸選手は前日の400メートル個人メドレーで膝に違和感を覚え、大事をとって棄権。瀬戸選手 VS 萩野選手の直接対決は叶いませんでした。
▼「短水路」の大会は辰巳国際水泳場の50mコースを、このように横に使って行われます。
『ニュースパレードアネックス』2020年度に始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間試験。金銭的・地理的な条件で不公平が生じるとの懸念について、「身の丈に合わせて勝負してもらえばいい」と述べた萩生田文部科学大臣が、今日陳謝しました。
国会から山本カオリ記者によると、英語の民間試験は6千円~2万5千円超えまで色々で、練習のために何度も受けたいけれど、経済的に苦しい家では厳しいということや、離島に住む子供たちがこの試験を受けるために遠征するとなると負担も大きい、さらには大学ごとにこの試験の活用の仕方が異なることなど多くの問題があるとのこと。明後日、水曜の文部科学委員会が行われれば、萩生田大臣への集中攻撃は避けられない見通しだということでした。放送作家でコラムニストの山田美保子さんの『芸能アラカルト』お亡くなりになった昭和の大女優 八千草薫さんのお話から始まり、チュートリアル・徳井義実さんの1億1800万円の申告漏れと所得隠しについても語っていただきました。「脱税や節税ではなく無申告だということにまず驚いた!」という美保子さん。多くのCMやレギュラーでの出演番組がある徳井さんなので、一時、事務所としては「処分なし」という話になっていたが、「スポンサーさんたちも黙っていないだろうな」とは思っていたと言います。もともと徳井さんと親交のある美保子さんは、この一件が発覚後、メールでやりとりをされたそうです。当面は活動を自粛すると発表しましたが、NHK「いだてん」にも今まさに登場となっていたり、影響はまだまだ考えられそうだということでした。
【今日の1曲】 ジェームスディーンのように / Johnny