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第667回:日韓関係改善の糸口となるか?
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』「即位礼正殿の議」出席のため日本を訪れている韓国の李洛淵首相が、今日午前、慶應義塾大学・三田キャンパスで学生たちと交流しました。
取材したのは竹田有里記者です。▼三田キャンパス周辺は警視庁が100人態勢で対応。李首相の乗った車両は特殊車両やパトカーで警護され、過去招いたメルケル首相よりも最高レベルでの警護だったということです。この交流会を設けた当事者である西野純也教授にお話を伺いました。今日参加した19人の学生からは、日韓関係の質問が多く出たということで、李首相のメッセージ「日韓関係には1500年という歴史があって、不幸な一時期によって日韓関係を壊してはいけない。お互いの対話によって解決してくべきだ。」が印象的だったそうです。これまでも実務協議は行われていますが、地ならしの意味でも今回の来日は大きな意味があり、過度な期待はせずとも、極めて厳しい局面の日韓関係、両国の最高指導者の認識が共有されることをまずは見守ることだと解説してくださいました。
さらに、韓国のテレビクルーを連れて日本を取材中のソウル大学専人研究員の吉方べきさんにお話を伺いました。今回、日本の理解を深める意味でも日本人の声を取材しているとのこと。韓国のメディアにも、やはりこのままでいいと思っている人はいなくて、問題なのは「韓国は対話を望んでいるのに、日本がそれに応えない」と捉えていること。また、厳しい局面に立たされている文大統領、日々の動きに国民は注視しながらも嫌気がさしてもいるようだと伝えてくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』で取り上げたのは2つ。まずは、台風19号で浸水被害の出た田園調布の現状から。
▼氾濫した丸子川の現在の様子。▼道の途中には、壊れた自販機なども見られました。
西村志野記者が、浸水被害を受けた方のご自宅を取材させていただきました。▼どこまで水が来たのかを住人の方がマーク。西村記者の腰くらいまであるのが分かります。
お話を聞かせてくださった住人の方は、大田区のハザードマップで事前に確認して、川が氾濫すれば水が上がるという意識はして、流されたら困るものは片すなどしていたそうです。台風19号が直撃する前日の3時には避難所へ。翌日家に様子を見に行ったら、四方八方、水で家に入れない状況。川の鯉やナマズが道路に打ちあがっているのを見て、「これは半端じゃないな」と感じたとおっしゃっていました。1階の生活用品はすべて水没し、すべてゴミに・・・。掃除の状態に頭を切り替え、近くに住む家族みんなで、中のものを車庫に積み上げていき、その日のうちに床は見えたものの、ドロドロの状態で掃除用具がないことも困ったといいます。大変な時に、取材に応じてくださって本当にありがとうございました!--------------------------かわっては、香港情勢です。香港政治がご専門の立教大学教授 倉田徹さんに、林鄭月娥行政長官更迭の可能性について伺うと、「そういう動きがあってもおかしくはないと思う。こういう報道が出るということは、後任を誰にするかの検討に入ったのでは?ただし、これで簡単にデモが収まるかというとそうはいかないだろう。」と解説してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが、『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をいち早く紹介。
今日は、人気漫画のスタンプ窃盗容疑で男逮捕というニュースについてもお伝えしました。
横須賀市内で開催していた人気漫画「ONE PIECE」のスタンプラリーで使うスタンプ5個を盗んだとして、窃盗の疑いで会社員の岡田友昭容疑者(48)を追送検。スタンプラリーで応募できるスカジャン欲しさの犯行だったということです。
コメンテーター 文筆家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 テーマは「消えゆくゲーセン」古谷さんは、アーケード(実機)ゲームが大好きで、何十万使ったかわからないくらいゲームセンターに通っているそうですが、最盛期である1986年の一番多かった時にはなんと2万6千店舗もあったゲーセンが、今や4000店舗しかないのだと嘆きました。最近で言うと、ウェアハウス川崎店も来月17日までで閉店を発表しています。ここまで減ってしまった理由の1つは、ゲーセン離れ。今はもう家庭にゲーム機があって当たり前、スマホでも出来る時代。そしてもう1つ、消費税問題も大きな理由だと語りました。
ワンコイン・ワンクレジットで薄利多売のゲームセンター。ゲームのマシン自体、細かい金額調整には対応できないものがほとんどで、10円玉を入れられない・・・となると、110円にしたくても出来ないということ。「このままではゲーセンが消えゆく!スマホゲームや家庭でやるゲームもいいが、ぜひとも実機で楽しんでみて!お願い!」と最後は懇願した古谷さんでした。『SAKIDORIスポーツ』
土井悠平アナウンサーが、来年のドラフト 候補、 東洋大学3年の村上頌樹投手をご紹介しました。最速149キロの直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを投げ分けるという村上投手。選抜優勝を果たしても、冷静に己を分析し、進学の道を選びました。投げ込みを重ね、コントロールが身についてことで、自分のピッチングが出来るようになったことで、大学3年生の現在、「プロでやりたい!」という自信がついたそうです。▼野球のことはサッパリ・・・という古谷さんの今日の素朴な疑問は「さすがに僕も佐々木朗希選手のことは分かるようになった。今日紹介してくださった村上選手と佐々木選手の関係について教えてください。」
土井アナのナイスな回答、一美キャスターも「良かったよ!」と褒めていました。
『ニュースパレードアネックス』自動車メーカー各社が最新技術を競う日本最大の自動車の展示会「東京モーターショー」が明日開幕するのに先立って、今日、報道陣に公開されています。
会場で取材中の車大好き♡石森則和記者によると、モーターショーも大きな転機を迎えているといいます。全盛期は来場者数200万人だったのが、前回は77万人にまで減少。また、展示している側も独自に発表会をしたほうが、お金もかからないしほかの車に埋もれないという理由もあって、海外の自動車メーカーの参加も減っているのだそうです。展示の内容については車好きの石森記者から言わせると、「迷走してないかい?」と思うところもあるけれど、今後のCASEに対応するための展示がたくさん!やはり自動運転は大きなポイントで、各社力を入れていたということでした。
▼来年の東京オリパラの関係で一部使えない会場があるため、今回のモーターショーは5つの会場に分散。有明会場から青海会場までは1.5キロほどあります。移動には明日から電動キックボードも使用できるとか!
『SAKIDORIクリニック』本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生が「インフルンザ の流行と予防の秘訣」というお話をしてくださいました。今年は東京でも9月に流行が始まったインフルエンザ!
インフルエンザワクチンは、2週間で効き始め、3カ月で効果が低下し始めます。5カ月でかなり効果が落ちるそう。今年は流行が早いので、打つなら今このタイミングで!
【今日の1曲】 道標ない旅 / 永井龍雲