斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
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  • 第671回:相次ぐ閣僚の失言

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマは「被災地の今」。

    まずはじめに、昨日、千葉市緑区を取材した伊藤佳子記者のレポートから。
    土砂崩れが起きた現場を歩いてみて、「危ない場所」だということを感じたそうですが、ではなぜ土砂災害警戒区域に未指定だったのかを、千葉市に取材。「県が決めること」だということで、千葉県にも取材しました。
    土砂災害警戒区域は、都道府県が地図による調査で危険箇所を抽出・現地調査を実施し、土砂災害の恐れがあると判断した場合に指定するという流れになり、千葉県が警戒区域の指定に向けて、作業を進めている最中だったということです。
    伊藤記者は、豪雨死者の半数が車中だったことについても触れ、浸水した中での車での移動の危険性についても解説。
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    被災された地域では、どこのお風呂屋さんが営業している、給水ポイントの場所など地域に密着した情報が必要となります。
    千葉県木更津市にあるコミュニティ放送局「かずさFM」の石村比呂美さんにお話を伺いました。
    木更津駅のロータリーに本局がある「かずさFM」も鹿野山にある送信所がダメになってしまったため、標高360メートルの場所からライフライン情報を送り続けていたそうです。
    たとえば、ブルーシートの情報ひとつでも「もらうためには何を持っていったらいいのか?」、「配布終了の情報」、「明日はどこで配布するか」など、行政から来る安全メールを情報源としたり、各市の災害対策本部の方にお電話を繋いで、小さな情報でも必要だろうと、毎日毎日送り続けたといいます。
    「身近な情報・聴いている人に役に立つ情報・リアルタイムの情報を!」と番地で言っても分かりにくい場所はみんなが知っているであろう目印を言うようにしたりなど心がけたとお話してくださいました。実際に「かずさFM」を聴いていたリスナーの方からもメールが寄せられました。


    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言と河野防衛大臣の「雨男」発言について、相次ぐ大臣の失言、なぜなくならないのか?
    西村志野記者に、これまでの安倍政権下の大臣の失言についてまとめてもらいました。
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    度重なる閣僚の失言を受け、野党は追及の手を強めています。
    国民民主党 城井崇衆議院議員は「長くなった政権のゆるみだ。萩生田文部科学大臣に関しては文部科学委員会を通してしっかり追及。河野防衛大臣に関しては、まだまだ復興途中なのに、ゆゆしき事態。問題の重さを十分認識していただき、辞任をと考えている。
    また、安倍政権の中心を担う人材の失言、残念ながら任命責任は指摘せざるを得ない。是正で進めてきた政策を改めるというのも責任の取り方だと思う。」と語りました。

    人はなぜ失言してしまうのか?
    コミュニケーション能力の研修事業を手掛ける「話し方研究所」営業統括マネージャー 橋本英雄さんによると、失言を招く要因は3つ。
    ・大勢の前、飲み会など「場」の要因。⇒ここでなら許されるだろうという感覚でつい油断。
    ・人から反対意見を言われたりなど「他者」の要因。⇒自分の意見を主張するとき、言わなくてもいいことを言ってしまう。
    ・「自発的」な要因。⇒場を和ませるため、気の利いたことを言おうとしてやってしまう。

    私たちは普段、本音と建て前をうまく使い分けて生きていますが、気の緩みや怒りでカッとなって、そのガードを崩してしまうことも。
    「すべて相手が判断することだから、一言一句気を付けないといけないなと思います。失言をしてしまったら、素直に謝る、訂正する。保身などに走って言い訳がましくなるようなことに注力してしまうと意味がない。」と解説してくださいました。

    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    今日は、京都市が、市の施策を吉本興業に所属する地元出身の漫才コンビにツイッターでPRしてもらうため、ツイート1回につき、50万円を支払う契約を結んでいたという報道を受け、「ステルスマーケティング で消費者が気を付けたいポイント」についてお伝えしました。
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    コメンテーター 俳優・石田純一さんの『今日のオピニオン』 テーマは「言葉に対する意識」
    『きょうのナマチュウ』でも取り上げた相次ぐ政治家の失言について。
    石田さんは、「どうしてこういうことが言えてしまうのかは、"ひとごと"だから。リップサービスのつもりかもしれないが、真の教養はひけらかすためではなく、人を理解し敬い、和ませるためにある。」といいます。
    これまでにメディアが「事実上の撤回」と表現しているところから見ても、厳密にいえば撤回もしていなければ謝罪でもないと指摘。
    安倍政権になってから、失言が原因で辞任に至った閣僚は現在で10人に及んでいます。
    安倍総理自身も今のところ、責任を取っていないし、事態収拾のために言ってるだけ。政治家は言葉ありきの職業なのに、あまりにも意識が低い!お粗末!」と語りました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    松島茂アナウンサーが今日取り上げたのは、今度の日曜に行われる「全日本大学駅伝」。
    かつての教え子・國學院大學の前田監督は「恩師には勝って恩返ししたかった。選手には関係ないことだけれど、私の中ではそういう意味でも、(出雲駅伝は)思い出・歴史に残る大会になった。大八木さんはスポーツマン。「よくやった」と言ってくれた。」
    かつての師匠・駒澤大学の大八木監督は「負けるのは悔しいけれど、良く成長したなという思いも。10年以上指導者をやってきて、ようやくこれからまた新たなスタートになると思う。いつかこういう時が来るのかなと思っていた。」
    お互いに対する思いを語る声をご紹介しました。
    全国の予選を勝ち抜いた大学が参戦する真の大学日本一決定戦「全日本大学駅伝」の模様は、文化放送でも11月3日午前8時から実況中継します!こちらもぜひお聴きください。
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    『ニュースパレードアネックス』
    国連難民高等弁務官やJICA=国際協力機構の理事長として活躍した緒方貞子さんが亡くなったことが分かりました。92歳でした。
    1991年に国連難民高等弁務官に日本人で初めて就任。緒方さんは、国境を越える・越えないで大きく異なる難民支援のボーダーラインを見直し、国内避難民に対する支援をしてこられました。2003年にはJICAの理事長に。
    90代というお歳になっても2018年まで活躍された緒方さんについて、改めて田中正史記者がご紹介しました。
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    【今日の1曲】 Valentine' RADIO / 松任谷由実
  • ゲスト:写真家 清水一二さん

    写真家の清水一二さんが今日お話してくださったのは、東京パラリンピックの正式競技「車いすフェンシング」について。
    清水さん自身も運営に深く携わっていらっしゃいます。
    今日はまず、「車いすフェンシング」には「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目があること、「フルーレ」は500グラム以上の力で突かないといけない、「エペ」は750グラム以上の力で突かないといけないという、意外と知らないルールについても教えていただきました。
    ユニバ20191029かずじさん (1).JPG
    さらに、気になる東京パラリンピック代表選考の流れ、清水さんが注目している有望な日本人選手をご紹介。
    現在、「エペ」で世界ランク4位、「フルーレ」で世界ランク5位の櫻井杏理選手は、去年9月から、イギリスの名門フェンシングクラブ「レオンポール」で武者修行中だそうで、さらに強さに磨きがかかりそう!
    男子選手では、「サーブル」の恩田竜二選手や「フルーレ」・「エペ」の藤田道宣選手が世界のベスト8以内に入っているので、こちらも頑張ってほしいとエールを送りました。
        

  • 台風19号を「非常災害」と「激甚災害」に 

    こんばんは、竹田有里です。


    政府は今朝の閣議で台風19号による被害を激甚災害と大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定することを決定しました。
    今回の台風は被害が広範囲に及び、自治体だけでは対応が困難なため、国の主導で復旧を加速させます。
    大規模災害復興法適用は熊本地震以来2例目となります。
    また「激甚災害」にも指定され、これにより土木施設や農業施設公立学校などにかかる復旧費用のほか、図書館などの公共施設や私立の学校などについても支援の対象になります。

    こちらの写真は先日取材をした水戸市の様子...
    一部を切り取っただけの写真ですが、このような目を覆いたくなるような被害は広範囲に及んでいます。
    激甚災害に指定されたことで、国による支援が入ることになりますが、1日も早い復旧を祈るばかりです。

    水戸市内の住宅.jpg


    菅官房長官は「被災自治体は財政的な心配なく、安心して復旧復興に取り組むことができると思う。一日も早く生活を取り戻せるように政府も全力で支援する」と述べたものの、河野防衛大臣の「雨男」と災害をウケ狙いのネタに使っていたことには
    憤りを隠せません。
    雨男が原因なら雨男がいなくなるのがいちばんの解決策!?

    水戸市ホームセンター.jpg

    こうした災害が各地で発生する中、災害時に役立つメディアとしてコミュニティFMが注目を集めています。
    今回は、木更津にある「かずさFM」に電話をつないでお話をお伺いしました。
    避難場所の案内からより細かな道路の混雑状況、食料・飲料水の供給状況など、そのきめ細かな災害・防災情報に信頼を寄せる方が増えているのだそう。地域に密着した生の情報を発信する放送局として、さらに期待が寄せられそうですね。
    今日、リスナーの方からのメールで「コミュニティFMからのごく身近な情報を聞いて心が落ち着く」というメッセージをいただきました。
    私たちサキドリでも災害時にリスナーみなさんの役立つメディアとしてホットな情報をお伝えするとともに
    みなさんに寄り添った報道を心掛けていきたいと思います。

    明日は、水谷加奈アナウンサーがサブキャスターです!
    お楽しみに〜

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