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第664回:いわき市と川崎市の現状
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「週末の雨が気になる被災地の今」。
「特定非常災害」に指定された今回の台風19号、未だに断水や避難所生活を余儀なくされている方々も多くいらっしゃいます。今日は、そんな被災地の今を伝えました。
竹田有里記者は、福島県いわき市の平地区へ。ここでは夏井川が氾濫し、今も約4万世帯が断水しています。
今も懸命に復旧作業が行われていますが、道路の脇には災害ゴミの山ができていました。
断水により、水を使って泥を排出することができないため、泥のにおいが充満。みなさん、マスクをして作業にあたっているそうです。また、水は来週復旧する見込みで、週末の雨に備えて、まずは物の撤去のみ行っているということでした。
そして、今日から設置された「現地対策事務所」では、北海道や郡山から自衛隊が出動し、入浴場も開設。
現在、いわき市の平地区では、水や衣類の要請が多いということですが、個人からの支援は受け付けていないため、企業や団体からの支援をお待ちしています。
細木美知代記者は、川崎市の状況を伝えました。
こちらは、台風が上陸した当日の様子。浸水しています。
川崎市の中原区では、堤防決壊による浸水ではなく、下水管の逆流で浸水する被害に見舞われました。
川崎市社会福祉協議会福祉部の関川真一部長にお話を伺うことができました。
一昨日からボランティア派遣と参加の受付を始めていて、昨日の16時までに約50名の方から問い合わせがありました。要請としては、家屋の片付けや泥の掃き出しが多いそうです。
今日も現場では多くのボランティアが活動していて、中には外国人の方も!
「他の人を助けたい。できる範囲で手伝いができれば...」と暖かい言葉も。
荻原さんも「とにかく現場の写真は撮れるだけとった方がいい! 火災保険から降りる可能性があるから」と現場の状況を残すことの重要性をお話してくれました。
さらに、吉田涙子記者は、北陸新幹線の車体の水没を取材。
現場では水にはリンゴも浮かんでいるそうで、農作物への被害も多そうです。そして、新幹線の浸水は今回が初めてのため、復旧や、車体の今後などは全くわからないといいます。新幹線は1両で3億円するといい、120両浸水したため、被害は約360億円にも上ります。こちらの問題も深刻となりそうですね。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つの会見を取り上げました。
まずは、「東京オリンピックと徒歩は札幌へ。小池都知事は何を語る」。
IOCが暑さ対策として「マラソンと徒歩の会場を東京から札幌に移す計画」を発表。まさに寝耳に水のこの発表、小池都知事の会見を伊藤佳子記者が伝えました。まず、伊藤記者は「この猛暑日に開催するのは学会も医師会も大反対だった。決定が遅すぎた」と説明した上で、それでも長い時間をかけて道路の遮熱舗装、ミストシャワーの設置、沿道の植木、扇子などの配布、人工雪などなどできる限りの対策を講じてきた都がこの唐突な発表に怒りを示しているのは納得だとしました。
もし決定となれば移転コストも莫大となる今回の発表、一体どうなるのでしょうか。
つづいて、「電気事業連合会の新会長、きょう就任会見」。
原発絡みの賄賂事件で辞任した関西電力の岩根茂樹社長に代わり、中部電力の勝野哲社長が就任、会見を開きました。会見は1時間以上にのぼり、繰り返し「信頼回復と真摯な説明」を発言していました。関電に対して第三者委員会によって膿を出し切ることが課題であり、その後そのような運営になるのかも注目が集まります。
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
台風19号が上陸中、浜松市が外国人向けにポルトガル語による批判勧告を行った際、誤って川周辺に避難するような内容を送ってしまったというニュース。チェックする人がいなかったために起きた人災ですが、命にかかわるミスは今後起こらないよう再発防止に努めてほしいです。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「ふるさと納税で楽器寄付」。
現在、ふるさと納税により被災地を支援することができ、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」ではすでに一億円突破しているそうです。そんな中、今、荻原さんが注目しているふるさと納税が「楽器の寄付」! 自宅に眠っている楽器をふるさと納税すると、査定されてその分が寄付になるそう。さらに、その楽器が学校や公共施設で大事に使われるので、愛着があって捨てられなかった楽器が再び日の目を見ることができ、お互い嬉しい関係になるといいます。
他にも最近では「ふるさとエネルギーチョイス」といって、好きな自治体に太陽光などのエネルギーを寄付するサービスもスタートしているんだとか。返礼品合戦となっているふるさと納税も、アイデア次第で様々な可能性がありそうですね!
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。取り上げたのは、「ラグビーワールドカップ。決勝トーナメント!」。
対するは強豪・南アフリカ! テストマッチでは大敗した日本ですが、これまでの試合を通じて確実に成長していることは間違いありません。また、南アフリカ戦が行われる10月20日は元日本代表監督の平尾誠二さんの命日でもあります。様々な想いを胸に行われる南アフリカ戦、今日発表されたメンバーもスコットランド戦とほぼ同じでした。
リーチ・マイケル選手は「自分たちのベストを尽くすことが大切」を気合いのひとこと。
冷静なところを持ちながら、いかに熱く80分間を走り切れるか・・・フィジカル勝負でくるであろう南アフリカ、相手のスクラムで負けないようにディテールにこだわってスクラムを組むことが大切だそうです。
決勝トーナメント、南アフリカ戦! 午後7時15分キックオフです!
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
今日は、今月14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」をめぐる騒動について、展示の検証委員会で座長を務めた山梨俊夫氏の会見の模様をお伝えしました。
岡田紀子記者は、改めてこれまでの経緯を説明。組織の在り方、自由とは、アートとはというものを問題提起するひとつのきっかけになりました。荻原さんは「文化庁が腰がすわっていない!」と一喝し、「交付すると決めたならちゃんとやるべきであり、批判があったから撤回というのはおかしい。一旦やると言ったら援護しないと」と語りました。
今日の『世の中SAKIDORI』は、ビジネスSAKIDORI。
今日は日本最大級の焼酎と泡盛のイベント「本格焼酎&泡盛コレクション2019 in 六本木ヒルズ」の会場から砂山圭大郎アナウンサーがお届け!
九州と沖縄を中心に17都道府県の約170の蔵元から457銘柄を試飲することができる、お酒好きにはたまらないイベント。「日本酒造組合中央会」焼酎需要開発部会の豊永史郎さんからお話を伺いました。
新商品41銘柄、限定酒94銘柄、長期貯蔵酒136銘柄などなど、1日まわっても飲みきれないほどの本格焼酎・泡盛が出品されています。砂山アナは熊本の球磨焼酎を飲み比べ! さらに、会場にはおつまみもあります。宮崎の肉巻きおにぎりや、鹿児島のさつま揚げなど、お酒にあった郷土料理も楽しめます。
イベントは、10月18日、19日の2日間、場所は六本木ヒルズアリーナです。
【今日の1曲】栞のテーマ / サザンオールスターズ
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!
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こんにちは!
西川あやのです!
今日は、台風19号が関東に上陸してから間もなく1週間。
いわき市と川崎市のいまの様子。
東京オリンピックマラソンと競歩の会場が札幌に変更
小池都知事の発言
電気事業連合会の新会長記者会見
浜松市の避難勧告を翻訳ミス
ラグビーワールドカップ南アフリカ戦
あいちトリエンナーレをめぐる表現の自由問題
今日明日行われる日本酒造組合中央会の六本木ヒルズでのイベントなどについてサキドリしました!
来週月曜日からは普段通りの斉藤一美ニュースワイドサキドリです!
引き続きお付き合い下さいませ。