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レポート:後藤知紀記者
日頃から精力的にユニバーサルスポーツの取材をしている後藤知紀記者が、今日伝えてくれたのは「車いすテニス」のお話。
先週木曜から日曜まで、厚木市の南毛利スポーツセンターで、「車いすテニス」の神奈川オープンが行われていました。今回初めて「車いすテニス」を生で観戦した後藤記者が、1番感じたのが「紳士のスポーツ」だということ。
審判の数が足りず、選手同士でジャッジしなければならない試合では、どの選手も相手にラインギリギリのショットを決められたとしても、決してズルせず「インです!」と申告。自分のサーブが外れても、積極的に「アウトです!」と申告。観ていて本当に気持ちがよかったそうです。
そして、この神奈川オープンには、アトランタ・パラリンピックから3年前のリオまで、6大会連続で出場している齋田悟司選手(47)も出場していました。▼国枝慎吾選手らとともに、長年、日本の車いすテニスをけん引してきた齋田選手。
今回、齋田選手はシングルスで成長著しい荒井大輔選手に敗れ、惜しくも準優勝という結果ではありましたが、コメントでもお聞きいただきましたように、周りからのサポートに感謝し、軸をもってやっていくのが大事というコメントが印象的で、とってもジェントルマンでしたね!
若い世代で目を引いたのは、中学3年生の川合雄大選手。まるで若い頃の北島康介や朝青龍を彷彿とさせるような、試合中もふてぶてしい態度で存在感を放っていたそうです。でも、コートを離れればシャイなナイスガイ!
また、取材してみて、どの選手も「ダブルスは楽しい。テニスは対戦相手があってこそ成り立ち、感謝の気持ちがある。ダブルだとそれが2倍になる。」そんな根底にある想いも感じられた取材になったということでした。後藤記者、次は「車いすバスケ」の取材を予定中!レポートよろしくお願いします!