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第611回:原爆の日
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』
原爆の日。広島では74回目の平和記念式典が開かれました。
今日は、西村志野記者が、東京・三鷹市役所で行われている「平和展」の会場へ。
被爆者の高齢化が進み、次の世代へ語り継ぐことが課題となる中、広島市で被爆された、東京都原爆被害者協議会名誉会長の大岩孝平さんに当時のこと、平和への思いを伺いました。
中学1年生で建物疎開をしていた時に被爆をされたという大岩さん。その日は、体調が優れず、お母様から「今日は休みなさい」と言われ、自宅にいたそうです。
「この母の"休みなさい"の一言が、私の生死を分けた。」
「それは一瞬の出来事で、「ピカッ」としたのは覚えている、でも「ドン」という音は人間の聴覚を超えていたのか、覚えていない。きのこ雲も、その下にいたから見ていない。」
「亡くなった人を兵隊さんと一緒に道からどける作業をした。大やけどをした遺体は、持つとズルリと皮がむける。100体くらいは運んだと思う。痛いもかゆいも何も感じなかった。」
最後に、松井市長の発言に相対し、INFに言及しなかった安倍総理大臣に、大岩さんは「怒りを通り越して失望した。本来ならば、世界で唯一の被爆国の日本が先頭に立って署名すべき。」だと胸の内を語ってくださいました。
三鷹市役所での「平和展」は、土曜日・日曜日・祝休日を除き、8月1日(木曜日)~8月30日(金曜日)午前8時30分~午後5時開催しています。詳しくはこちらをご覧ください。⇒三鷹市公式サイト
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』甲子園で今回大会から採用されることになった熱中症対策と、都内の "ひと涼みスポット" についてご紹介しました。
レポートしてくれたのは、田中正史記者。
阪神甲子園球場は約7000万円をかけて、エアコン28台を増設、アルプス席の一部の床に遮熱塗装を施しました。応援団用に日よけテント、扇風機を設置し、冷房を備えた休憩所も設けるということです。また、「手のひらを冷やす」という暑さ対策も!15度前後の温度の水を入れたペットボトルを手で握ったり、ほおに転がすことで体温の上昇を抑えることが出来るのだとか。
続いて、千代田区内35カ所に、熱中症対策の一環として設けられた"ひと涼みスポット" について、千代田保健所 地域保健課健康企画係 加藤りささんに お話を伺いました。「千代田区民だけでなく、外国人観光客の方、皆さんに気軽に、休憩や水分補給の場所として利用してもらいたい。東京オリパラの開催される来年2020年も設置予定。また、熱中症予防事業として "ひと涼みカフェ" も!」
詳しくはこちら⇒"ひと涼みスポット" について
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから 石川真紀キャスターが、『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介。その中から今日は、京成線で起きた停電のニュースを取り上げました。エアコンが効かなくなった車両もあり、15人がめまいや手足のしびれなど体調不良を訴え、9人が病院に搬送されたということです。
コメンテーター 俳優の石田純一さんの『今日のオピニオン』テーマは「あいちトリエンナーレ の『表現の不自由展・その後』の中止について」
企画展「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれたニュースを受け、大村知事が、憲法21条の"集会結社および言論、出版その他一切の表現の自由はこれを保障する。検閲はこれをしてはならない"に違反するのではと会見で述べました。
石田さんも「政治家にももちろん「言論の自由」はあるが、あからさまな政治家の圧力は許されることではない。政治家や担当者の好みに応じて、個別の作家や作品に口出しすべきではないし、芸術・文化なんだから!!あまりにも狭量!人間として小さすぎやしないですか?」と語り下ろしました。
槙嶋範彦アナウンサーが、メットライフドームからお送りした『SAKIDORIスポーツ』今日は、スポーツライターで、今月8日に新潮社からアマチュア・プロ野球界の問題点を描いたご本「野球消滅」を出される、 中島大輔さんにお話を伺いました。
一見、球場に訪れる方々の増え方からしても野球人口は衰えているようには感じませんが、子供の野球離れや高校野球の投げすぎ問題など、30年後を考えると今の日本の野球界は保てなくなると語る中島さん。
今の繁栄を続けるためにももっと考えてみようという思いで書かれたご本だそうです。近年の野球選手の身長データから見えてくるものなど、ご本に書かれている内容の一部をお話してくださいました。
『ニュースパレードアネックス』 公益社団法人 日本下水道協会は、今日から9日までパシフィコ横浜 で「下水道展」を開催しています。 取材したのは石森則和記者です。「下水道展」には、夏休み中ということもあり、親子で訪れている方もたくさん!汚いイメージや、地下に埋まっていてよく分からないのが下水道だと思いますが、世界にも誇れる日本の下水道技術を楽しく知ることが出来ます。
顕微鏡で水の汚れを食べてくれる微生物を見てみたり、クイズに答えてマンホールカードをもらったり...、夏休みの自由研究にも役立ちそうですね!気になる方はこちらもチェック⇒「下水道展」公式サイト
▼手に入れたマンホールカードを嬉しそうに見せびらかす石森記者と、「いいなぁ~!!!」とうらやましそうな一美キャスター。微笑ましいです。
【今日の1曲】 A NEW STYLE WAR / 浜田省吾
【おまけ】一美キャスターは生放送終了後、いそいそと渋野日向子選手の記者会見取材へ!なんとも眩しい笑顔、見ているとこちらもつられて嬉しくなります!