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就職活動とラーメン二郎
弥生3月1日、大学3年生らを対象に企業の説明会が解禁された。私が大学生だった30余年前は10月1日が解禁日。放送局はアナウンサーと一般職で4勝40敗だったけれど、バブル期だったので一般企業は空前の売り手市場で連戦連勝。
東京・三田にある某自動車メーカーなどは、写真上の人気店、ラーメン二郎の行列に並んで、指定された面接時間に30分遅刻したのに内定~。「何で遅れたの?」「やっと順番が来たので二郎のラーメン食べてきました」「キミも二郎ファンなのかね、私もよく行くよ」で許される就活だった。
二郎には「ジロリアン」と呼ばれるファンがいる。私の場合、そこまでではないけど、慶應三田キャンパスの正門横にある本店に来ると、就活時代を思い出すんだよなあ。
今年も売り手市場は続いている。しかし私の頃とは人気企業や成長企業も一変した就職戦線。昔の私のように、企業研究ゼロ、SPI無視でも大手から内定が来た時代とは違うんだろうなあ。 番組責任者 清水克彦