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断水発生から半月、周防大島町の今
こんばんは、竹田有里です。
先月22日、山口県周防大島町で大島大橋にマルタ船籍の貨物船が衝突して
水道管が損傷したため断水が半月も続いている大島町の今について、本日お伝えさせていただきました。
電話をつないだ山口放送ラジオ製作部の木下周三さんのお話によると「全世帯の1割程度が軒先に井戸があり、井戸水から生活用水を使用しているものの飲料水や食器洗いなどには使えないため、水の確保が難しい。」のだそう。山口県に住む友人によると、
今年初めにも断水は発生したものの、期間が短かったのでまだ耐えられたものの、今回は復旧にあとさらに1か月もかかるということで、島の方々の疲れやイライラはピークに達していると言います。特にお年寄りが多く住んでいるため、水を運ぶのにも手間がかかるし、車で30分のところに行くとお風呂を無料で開放しているところもあるけれど、頻繁には行けないため、タオルを蒸して拭く程度。さらに、洗い物ができないため、食器類は、災害時のようにラップを食器に敷いたり、使い捨てのものを買ったりするなど、そうした物の出費がかなり増えているんだそうです。
また、今は暖かくなって観光シーズンがピーク!
大島みかんとして有名な周防大島町のみかん農家にも打撃が...
衝突された本州とつなぐ大橋は、深夜11時から朝5時まで8トン以下の車両であれば通行が可能。しかし8トン以下の小型トラックでは、大島みかんを出荷するのに何回も分けて運搬しなくてはならず、お金がかかり、農家さんの利益はほとんど残らないのだそう...
電話でお伺いした特養ホーム「ほのぼの苑」の兼重拓美さんは「手洗いがマメにできず衛生上困る。井戸水を沸かして入居者の方がに順番に入ってもらう」といった介護面での困難さをお話くださいました。
西日本豪雨の際に発表された政府の「復興割」が、延長になりましたので、
ぜひみなさん、瀬戸内のハワイ「周防大島町」を訪れてみてはいかがでしょうか。私はみかん鍋というものが気になりました...!
明日のサブキャスターは、永野景子さんです!お楽しみに〜☆
(写真はカフを上げ忘れた時の衝撃顔...失礼いたしました...)