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第390回:ふるさと納税を考える
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』、今日のテーマは「スタートから早10年、ふるさと納税は誰のためのもの?」。
2008年4月にスタートしたふるさと納税制度ですが、近年は地元を応援するという趣旨から外れ、返礼品が高額の自治体に多くの寄付が集まるという問題が浮き彫りとなっています。この問題に対して、野田総務大臣は以下のような方針を打ち出しました。
●調達費用は寄付額の3割以下にする
●返礼品は地域に関係のある産品に限る
この法規制に対し、見解を出したのが2017年度の寄付金が135億円とトップで、返礼の割合が5割という大阪府泉佐野市。野田総務大臣の方針について「変える用意はあるが、なぜ3割なのか。また、地域の産品に限るというが、それでは産品がない自治体との格差が大きくなるではないか」と意見を述べました。
神戸大学大学院 保田隆明さんによると、少子高齢化が進む中でどのようにふるさと納税をきっかけに訪問してもらう機会を生み出すかが今後の課題だとし、一度だけの納税ではなく、関係性を持続し、ファンを作ることが大切だとしました。これを受けて荻原さんは「親の見守りをふるさと納税の返礼品にするのはどうか」と提案。内容は、地元にいる親を見守って報告してくれるというもの。これなら子供世代は地元への納税のきっかけになるし、地元では見守りの雇用が生まれるのではないかと地域問題の改善にもなるアイデアでした。
『きょうのナマチュウ』は、「知事選まであと2日! 沖縄県民の選択は?」。
いよいよ30日に迎える投開票日を前に、県を二分する激しい戦いを繰り広げられています。琉球新報の知事選取材班キャップ・滝本匠部長に佐喜眞淳候補と玉城デニー候補、両陣営の終盤の動きを伺いました。
佐喜眞候補は、「県民の暮らしが最優先」を掲げ、普天間の危険性除去を打ち出している状態。対して、玉城候補は「新時代沖縄を!」を掲げ、翁長前知事の後継人であることを前面に出すことで弔い合戦を打ち出しています。今回の選挙は県民も大きな関心を寄せていますが、大物議員が続々と応援に入っているため県知事選挙を超えた国政にも関わる選挙となっています。週末は台風も近づいてきており、それが投票率にどう影響するのか注目です。
『SAKIDORIニュースパレード』で石川真紀記者が伝えたニュースは「米アマゾン、NYに新型店舗 ~『4つ星』以上の商品販売」。
アメリカのアマゾン・ドット・コムは、ニューヨーク・マンハッタンに実店舗「アマゾン 4─Star」を新規出店しました。ネット上でユーザーから星4つ以上の高い評価を集めた商品ばかりを集めているのが特徴で、保留にしていたものを実物を見ることで購買に繋げるというメリットがあります。
今後は、バーチャルとリアルをうまく使って販売に繋げることが大切としています。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は、「日銀の発表は『本日は、お日柄もよく』と同じ!?」。
日銀の金融政策決定会合で発表されている言葉「景気は緩やかに拡大している」。荻原さん曰く、「5年半ずっと言っているけど、それなら今頃景気は倍くらいになっているのでは!?」と予想。しかしそんなことはなく・・・。そのとき感じたのが、結婚式などのスピーチで恒例の「本日は、お日柄もよく」。実は雨が降っていても、台風がきていても使える言葉だそうで、「緩やかに拡大と一緒だね」とコメント。皮肉が効いてます(笑)
『SAKIDORIスポーツ』は、長谷川太アナウンサー。お伝えするのは「駅伝シーズン間近! 出雲駅伝の展望」。
10月8日に行われる出雲駅伝に向けて、青山学院大学の原監督がメンバーや意気込みを発表。どのようなレースになるのか長谷川アナウンサーが解説しました。
『ニュースパレードアネックス』は、台風24号の最新情報。
沖縄県知事選への影響も気になりますが、関東の予想も佐藤圭一記者が解説。30日から1日までが要警戒で、まだ風が弱い今のうちに植木鉢や自転車など、外にあるものは飛ばないように対策が必要です。
『世の中SAKIDORI』は、ビジネス先取り。
株式会社ファーマフーズの黄英晴さんにお話を伺いました。ファーマフーズでは、食品から健康に役立つ有用な成分を見つけて抽出し、医薬品のように人々の健康や美容に役立つ研究、開発を行っています。
今回は、たまごから発見されたヒアルロン酸の生産を高める「iHA」という成分を効率よく摂取できるサプリメント「タマゴサミン」を紹介して頂きました。
【今日の一曲】 平和の琉歌 / サザンオールスターズ
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!
来週月曜日はラジオ沖縄のスタジオから斉藤一美と、スペシャルコメンテーターで沖縄県知事選挙を振り返ります。
スペシャルコメンテーターは、文筆家の古谷経衡さん、政治ジャーナリストの安積明子さんです。
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模擬選挙
こんにちは、加納有沙です。
今日の都心は、最高気温が17.5度しかありませんでした。
朝から気温が上がらず、寒い一日でしたね。
薄手の服しか出してなかったので、慌ててニットを引っ張り出してきました。
(すごい色の服ですみませんね)明日は、気温が25度くらいまで上がって洗濯日和となりそうですよ。
この寒暖差に身体がついていけません...。
皆さん、体調管理なさってくださいね。
週末は、台風24号の行方が気になるところですが
今週末30日には沖縄県知事選挙が控えています。
台風の影響を考慮して、
一部エリアでは今日に繰り上げ投票が実施されました。きょうのナマチュウでは
沖縄知事選挙を前に、全国の中学・高校・大学の12校で
合わせて約2000人が参加する『模擬選挙』をピックアップしました。クラーク記念国際高等学校千葉キャンパスから
細木美千代 記者がリポートしてくれました。
→細木さんのブログは「こちら」
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、
政治や沖縄に関心を持ってもらおうと行われた模擬選挙。
生徒たち自ら、候補者を見極めるポイントなどを調べ
お互いにディスカッションし、それぞれが投票を行う。
そして、実際に行われた選挙と自分たちが参加した模擬選挙の結果を比べ、
それを分析するといいます。
なんと素晴らしい機会でしょう。
わたしも学生時代、こんな授業・取り組みに出会いたかった!
20歳になって初めて投票したあの日のことが思い出されました。
(なんだ...私が投票した意味あったのかなぁ...)
そんなことを思わされる結果でした。
でも、今思うと、それは私の分析能力の無さだったのかもしれないですね。
なぜ票が動いて、その人が当選したのか、
どんなところに勝敗があったのか、
そこまで探ろうという気持ちは湧いてきませんでした。今回、クラーク記念国際高等学校の生徒さんたちは
自分で考え、分析し、一票を投じる力がしっかりつくのでしょう。
そういう機会が、今後
全国のより多くの学校でうまれてほしいなと思った私でした。
あなたの大事な大事な「一票」の重み、
おとなのわたしたちも、考え直さないといけませんね。
明日は、文化放送アナウンサーカレンダーで
ひと際 映えるお嬢さん、西川あやのアナウンサーです。 -
第389回:加害者家族の過酷な現実
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』では、加害者家族が直面する過酷な現実に迫り、支援のあり方を考えました。
まず、電話を繋いでお話を伺ったのは、 加害者家族を支援するNPO法人「ワールド・オープン・ハート」の理事長で、 これまでに1300件以上の相談を受けてきた、阿部恭子さん。寄せられる相談は殺人を犯した人の家族からが最も多く、100件以上にも及ぶといいます。
「家族への影響は孫の代まで続き、結婚するとき、 祖父の犯歴が問題になるのでは、と心配する孫から相談を受けたことも。加害者家族の40%が結婚が破談になっていたり転居を迫られる。」など、理不尽な状況を話してくださいました。
経済的に困窮するケースも多く、 近づいてきた宗教団体や霊媒師から高額な請求をされるケースも報告されているようです。
西村志野記者は新橋で街の声をレポート。 「罪を犯した本人だけでなく、その家族まで社会的制裁を受けること」について、 「家族は関係ない」「気の毒だ」という声がほとんどでしたが、「被害者のことを考えると...」と、ハッキリ言いきれない方も多かったということでした。
「再犯防止」「自殺防止」のためにも加害者家族の支援が必要という考えを示してくれたのが、 刑法学者で九州工業大学の名誉教授、佐藤直樹さん。実名報道を避け、匿名とまではいかなくても容疑者をつけずに敬称で呼ぶなどの配慮や、「ワールド・オープン・ハート」のような組織をもっと作る必要があると語ってくださいました。
『きょうのナマチュウ』は「高校生の模擬選挙から学ぶ、一票の重み」。今週末30日に投開票が行われる沖縄県知事選挙を前に、今日「クラーク記念国際高等学校 千葉キャンパス」で行われた模擬選挙を取り上げました。
▼細木美知代記者が模擬選挙の模様をレポート。選挙権の年齢が18歳に引き下げられる前の2015年から、実際の選挙に合わせて複数回、模擬選挙を行ってきたというクラーク記念国際高等学校。
▼投票をする前に事前のグループ学習が行われます。候補者のプロフィールや政策、選挙公報や新聞記事をもとに議論。▼投票には、実際に選挙で使用している投票箱を借りてきているそうです。
▼3年生67名による投票。自分たちの模擬投票結果と、実際の選挙の結果を比較する事後学習も行っているとのこと。
模擬選挙に参加した3年生(18歳)の生徒お2人に話を聞きました。むらまつともひろさんは「自分がいかに選挙に興味がなかったか気付けた。」、まつながりかさんは「候補者がどのような政策を考えているのかを重視して投票先を決めた。」と、それぞれ感想を話してくれました。
模擬選挙の担当・野口哲史先生は、「18歳で選挙権を与えられても他人事。そうではなく、いかに当事者意識を持たせられるか。将来の一票に繋がると思っている。」
政治的中立性、公平性を保つためには「投票先をどうやって選べばいいのか、どう考えればいいのかだけを教えて、あとはグループ学習で生徒自身に考えさせる。」ということでした。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたのは、犬の頭部の腫瘍を摘出し、3Dプリンターで作成した頭蓋骨を移植したというニュース。手術してから半年、がんは再発しておらず、手術に成功したとみられているということです。 動物にこうした手術が行われるのは初めてですが、すでに人間のあごの骨や脊椎の復元には3Dプリンターの技術が用いられています。
木曜コメンテーター、精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろした今日の『オピニオン』テーマは「性被害者の心の傷には時効はない」
ある芸人の16年前の淫行報道を別のある芸人が「古い話」と擁護したこと、「16年前の話かよ」などネット上の反応がひどいことを受け、「淫行の時効は現在3年だけれども、性被害は言えるようになるまで10年~20年かかる」「それを世間の人は知らないのだろうが、被害者の人が責められてしまう風潮は危険」「未成年への淫行の時効は20年か、時効をなくしてもいいぐらい」と話してくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』担当は松島茂 アナウンサー。 西武ライオンズ・松井稼頭央選手の引退会見、そして今日からメットライフドームでの大詰めの3連戦「首位・ライオンズ」と「2位・ホークス」の直接対決について、今夜の文化放送「ライオンズナイター」解説を務めてくださる名球会の山崎裕之さんにお話を伺いました。
『ニュースパレードアネックス』安倍総理大臣はアメリカのトランプ大統領との会談で、2国間による「日米物品貿易協定」の締結に向けて関税協議を含む新たな通商交渉に入ることで合意しました。この合意について、清水克彦デスクが「安倍さんとトランプさんで一つの果実を分け合ったかたち」と解説。協議中はアメリカ政府が自動車への追加関税は発動しないことで一致、当面は回避したことになります。
安蒜幸紀レポーターの『SAKIDORI最前線』は、来月末10月27日(土)に行われる 東京都健康安全研究センターの施設公開・ラボツアーをご紹介。
【今日の1曲】 YES MY LOVE/矢沢永吉 -
都民の健康を守る現場を見てみませんか??
今回ご紹介したのはこちらの施設
東京都健康安全研究センターです★
センターでは日々都民の生命と健康を守るため
様々な検査や調査を行っています。
こちらの施設ではなんと
10月27日(土)に
第2回の施設公開ラボツアーが行われます!!
普段はなかなか見ることが出来ない
食の安全、都民の健康を守る検査や施設を
見て、体験出来るのです。
今回は私も施設にお邪魔して取材させて頂きました。
ツアーで体験出来るのは
微生物部ラボツアー
食品化学部ラボツアー
薬事環境科学部ラボツアーの3つ。
実際に研究・検査をしている
職員の皆さんが説明してくれます。
微生物部ラボツアーでは
食品に生えるカビや細菌をシャーレで
培養したものを見学することが出来ます。
実際に生やしたカビ見てみると・・・
意外と綺麗なんだそうです!!
食中毒の原因となるアニサキスも
実際に見られます!!
初めてアニサキスを見ましたが
幼虫と成虫でもかなり見た目が違うので
当日見比べてみて下さい。
その他にも食品化学部ラボツアーでは
食品の中にわずかに残る残留物質の種類や量を調べたり
薬事環境科学部ラボツアーでは
職員でもなかなか見ることの出来ない
生薬保管庫の中を見学したりすることが出来ます!!
この機会にぜひ
食の安全、都民の健康がどうやって守られているのか
自分の目で確かめに行ってみてはいかがでしょうか。
ラボツアーは事前申し込み制です。
定員は各コース1回あたり12名、対象は高校生以上になります。
パソコンかスマートフォン、あるいは往復はがきでお申込み下さい。
詳しくは「健康安全研究センター 施設公開」で検索頂くか
東京都健康安全研究センター広報企画担当
03-5937-1089までお問合わせ下さい。
申し込みの締め切りは10月1日(月)です。
お葉書の場合は当日消印有効となります。
皆さんお早目にお申込み下さい!!
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本番さながら「模擬選挙」
こんばんは!
細木美知代です。今日はナマチュウのコーナーで
クラーク記念国際高等学校の
模擬選挙を取材しました。
クラーク記念高等学校では、
生徒に有権者の意識を持ってもらうことを目的に
2015年から模擬選挙を実施しています。
実際の選挙日程に合わせて模擬選挙も行われていて、
今回は沖縄県知事選挙の立候補者に対して
模擬投票が行われました。具体的な選挙を題材にすることで、
より身近に選挙を体験することができるのです。また、先生の思想に影響されることなく
中立性・公平性を持って生徒たちが考えられるよう
独自のプログラムを開発。事前のグループ学習によって
生徒同士が議論を交わしました。さらに、千葉市選挙管理委員会の協力で、
投票箱や投票用紙も本物。
投票に来た人への声掛けなども
忠実に再現されていました。今日は番組の中で
投票した感想を
3年生のお二人に聞きました。「自分が選挙について何も知らないことに気付いたので、
米軍基地問題などについて調べるきっかけになった」
「18歳になって投票する時に戸惑いそうだったけど
予行練習ができてよかった」
という声が上がっていましたよ。そして、野口哲史先生にもお話を伺いました。
沖縄県知事選挙の開票後は
実際の選挙結果と
高校生の模擬投票の結果を比較する
事後学習も行われます。高校生の視点とどのような違いが現れるのか
こちらの結果、とても気になります。 -
寝ている間に。
こんにちは。 永野景子です。
寝ている間に音と匂いで記憶力を高める方法、
吉田たかよし先生の今日のコーナーでの話題です。
ただし、起きている時に覚えるというのが前提ですよ。
例えば、起きている時にバラの香りをかぎながら暗記。
夜寝ている時に同じバラの香りをかぐと、記憶したこととバラの香りが
脳の中で結び付いて、起きている時に覚えた記憶が
優先的に定着するんだそうです。
音でも同じで、起きている時に覚えた外国語の単語を
そのまま寝ている時に聞いたら、記憶に定着したという
実験結果もあるんだそうです。
でも音の場合、たかよし先生的にはオススメしないとのこと。
眠りが浅くなって脳の機能が低下したり、睡眠障害を起こすことも。
そこで、たかよし先生は、波の音や川のせせらぎなどの音を使うそうです。
いわゆる『1/f ゆらぎ』ですね!
香りと音で記憶を再活性化。
試して見ましょうかねー!
明日のサブキャスターは、
ぐっすり寝てそうなイメージの加納有紗さんです! -
第388回:安倍総理が背負う大きな課題
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマ「ニューヨークを舞台に動く日米貿易問題そして北朝鮮問題。 」
日米貿易交渉と北朝鮮問題、まずはスタジオで竹田有里記者が概要を整理。
日米貿易問題について、GATTやEU日本政府代表部などでの勤務経験もある慶應義塾大学の渡邊頼純教授のお話では、自由貿易協定でない限り、日本がアメリカにだけ低い関税を課すということは出来ない。TPPの離脱をはじめとし、今回全部アメリカの勝手な言い分で、安倍総理もとやかく言われる筋合いはないと分かっているので押し切られることはないだろうと解説。
北朝鮮問題については静岡県立大学の奥薗秀樹准教授に伺いました。米朝首脳会談も2回目が行われるとなれば、秋の中間選挙前に成果を誇示したいトランプ大統領の思惑、それに対し足元を見てくるであろう北朝鮮。米朝双方が少しづつ歩み寄って最大限のものを引き出していくということになるだろうとのことでした。
『きょうのナマチュウ』テーマ「貴乃花親方、引退届を提出。今後の展開は...。」
今のところ引退届は受理されていませんが、今後どうなるのか。貴乃花親方が抜けた後、日本相撲協会はどうなるのか。この問題の行方をサキドリしました。
貴乃花部屋前には西村志野記者。午後2時40分頃、千賀ノ浦親方、そしてその後、弁護士が部屋に入り、貴乃花親方と3人での話し合いに臨んだようで、午後3時半過ぎに部屋から出てきた千賀ノ浦親方が若い力士を受け入れる書面に捺印したことなどを伝えてくれました。
貴乃花親方が引退届を出したこと、 街の方々はどう受け止めているのでしょうか。
細木美知代記者が有楽町で聞いたところ、「残念」「どっちもどっち」「かわいそう」「雲隠れはまずかったんじゃないか」と、擁護する声が多いもののまったく貴乃花親方に非がなかったとは言い切れないという結果。ただ、協会への不信感は大きいようでしたね。
お電話を繋いだスポーツライターの小林信也さんは「貴ノ岩の暴行事件がことの発端で、その後どんどん貴乃花親方に攻撃が集中...という感じで、パワハラと思って当然と思う。結果として貴乃花親方を追い出してしまった。場所を運営することが大事なのではなく、相撲という文化を継承することが大事なのに、もう未来は感じられない。」とお話してくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、「AIが描いた肖像画、ニューヨークで競売に」というニュースをピックアップ!これはAIが実在する絵画1万5000点を学習し、フランスの実業家たちと制作したもの。「エドモンド・ベラミーの肖像画」というタイトルのなんとも味のある絵画に、スタジオの皆さんも思い思いの感想を言い合っていました。
コメンテーターは文筆家の古谷経衡さん。今日の『オピニオン』は「『新潮45』休刊にもの申す!」です。
杉田水脈議員が、LGBTの人々を「生産性がない」などと書いた文章を掲載し、10月号では杉田議員を擁護する特別企画で、さらなる批判を浴びている『新潮45』について語り下ろしました。
2~3年ほど前、初めて古谷さんが書いた文章が載った『新潮45』を見返してみたところ、連載類は極めてまっとうで、特集が極めて危ういという二重構造になっていることに気付いたという古谷さん。
1番の問題となっている文藝評論家・小川榮太郎氏の論文を読んでみての数々の疑問を挙げ、連載しているまっとうな人たちの言説の場まで奪ってしまうのは本当に残念だと語りました。
『SAKIDORIスポーツ』 飯塚治アナウンサーが取り上げたのは、日米通算25年の現役生活に別れを告げることになった松井稼頭央選手について。昨年12月に古巣である西武ライオンズに復帰、かつての背番号「7」で今シーズンを迎え、10月には43歳になる球界のレジェンドが引退発表。明日、会見が行われるということです。
『ニュースパレードアネックス』 茨城県東海村にある日本原子力発電の東海第2原子力発電所が再稼働の前提となる審査に正式に合格しました。原子力規制委員会 更田委員長の記者会見を取材した伊藤佳子記者が会見音声を交えて伝えてくれました。更田委員長は「問題ない」と話していましたが、問題山積、極めて不透明な先行きです。
本郷赤門前クリニック院長で医学博士 吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』では、 眠っている間に音と匂いで記憶力を高める脳科学というお話。昼間覚えたことを寝ている間に音と匂いで脳に定着させるというもので、たかよし先生の一押しは、
「昼間、コーヒーを飲みながら暗記」⇒「夜、コーヒー豆を入れた瓶を側に置いて眠る」⇒「起きたらその豆を挽いて飲む」だそうです。
【今日の1曲】 How Deep Is Your Love ~愛はきらめきの中に/The Bee Gees -
タトゥーを巡る今後の日本
こんばんは、竹田有里です。
ラグビーの国際統括団体は、ラグビーW杯日本大会に出場する選手やサポーターに公共のジムやプールでは上着を着てタトゥーを隠すように求めたとイギリスメディアが報じました。
NZ代表の「オール・ブラックス」は、「選手たちがこの方針に従うつもり」と明らかにしました。こうしたタトゥーを巡る動きに、日本はどうこれから対応していくのか!?
サキドリしました!!都留文科大学の山本芳美さんによると、そもそも海外の成人のおよそ4人に1人がタトゥーを入れているんだそうです!
大学院でも、タトゥーを入れている留学生もいて、中には小さい頃、通過儀礼としてタトゥーを入れられたというアフリカの学生もいます。
魔除けになるんだそう。ただやはり、日本では「暴力団」のイメージがあったり、
もともとは囚人を区別するために刺青を入れたという由来があったりと
ネガティブなイメージがまだまだ強く、ガッツリ入っているタトゥーを見るとあまりいい気分はしないという方も多いのではないでしょうか。大分県の天ヶ瀬温泉では、「湯あみ着」の導入を開始。
そもそも見晴らしいのよい露天風呂や混浴で、「裸はちょっと‥」という女性の意見や宗教上肌を人前で出せないという方からの意見で導入されたそうです。
もちろん男性もOK!
男性も女性も宗教も刺青の有無も関係なく、より多くの人に温泉の魅力を感じてもらうためには、「湯あみ着」の導入は良いアイディアですね。
ところで、BBC放送では、「日本では刺青が暴力団関係者と関連づけられる」と紹介、「温泉などでは刺青に理由に入浴を断る例がある」と説明しています。海外でよく取材をしていると、日本での当たり前の常識が、その土地では非常識・タブーになることは多々あります。
もちろん世界的な"タトゥーの常識"を、インバウンド需要の恩恵を受ける日本も少しづつ受け入れたり、対応を考えなくてはいけませんが、日本人も海外の方もお互い気持ち良く過ごすためには、その土地の文化や慣習を知る必要もあるのではないでしょうか。
海外のメディアが、「自分たちの"常識"が日本では"非常識"になることがある」と報じたことに、日本メディアも参考にすべきなのではと感じました。
さて、明日のサブキャスターは、永野景子デスクですよ〜⭐️お楽しみに〜!
(怖い顔ですみません...)
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第387回:タトゥー、民駐、貴乃花...
『ニュースオフサイド』ラグビーW杯 日本大会の出場選手に、公共の場ではタトゥーを隠すよう、国際統括団体が要請していたことが分かりました。そこで今日は、タトゥーを巡って、今後はどのように対応していくのか考えました。
まずお話を伺ったのは、タトゥーや入れ墨に関する著書を出されている、都留文科大学教授で文化人類学者の山本芳美さん。日本はやくざ映画が流行したことで「やくざと言えば彫り物」というイメージが強く、どうしてもネガティブな印象になってしまいますが、海外でのタトゥー人口は成人のおよそ20~25%。もちろんキッパリと嫌っている方もいるものの、タトゥーが入っていることが前提で社会がまわっているのも事実だそう。
山本さんは「こういうポリシーで【うちはOK】【うちはお断り】といった区分をハッキリと情報発信していくことが重要」と日本での今後の対応についてお話してくださいました。
さて、大分県の天ケ瀬温泉では、タトゥーを隠したり、宗教上人前で肌を出せない人なども利用できるよう去年9月から「湯あみ着」を導入。大分県日田市観光協会 事務局長 木下周さんによると、天ケ瀬温泉は川沿いの混浴露天風呂ということで、多くの女性から「周りから丸見えなのが恥ずかしい」という声があがったのがきっかけで「湯あみ着」を導入したそうなのですが、女性だけではなく、男性には腰巻タイプの「湯あみ着」もあり、今では外国人観光客にも喜ばれているということでした。
街の皆さんはタトゥーについてどんな印象を持っているのか、西村志野記者が六本木で聞きました。
「オシャレだから入れてみたい」「ピアスと同じような感覚」「自分で決めて入れているならいいのでは」という方もいれば、「一旦付けたら消せないのによくやるなぁ」「家族が入れると言ったら全力で止めます」という方も。
『きょうのナマチュウ』テーマ「民泊ならぬ、民駐が今アツイ!」
使われていないモノやサービスなどを個人の間で共有・交換して利用するシェアリングエコノミーに注目が集まっています。 今日は「民駐」=駐車場シェアリングを取り上げました。
業界最大手のakippa株式会社 広報グループ 石川絢子さん、akippaのオーナーである黒岩優さんにお話を伺いました。akippaは、個人と個人の間でも簡単にスマホやパソコンで駐車場の貸し借りができるサービス。停めたいエリアを検索すると駐車場の位置と料金などの詳細が出てきます。30日前から予約ができ、コインパーキングのおよそ8割程度で停められるということで、現在の会員数は90万人!
利用者数に対し、まだまだ登録駐車場が足りていないのが現状で、最近では個人の家だけでなく、「ニッポンレンタカー」がレンタカーを貸し出している間の駐車場を、「スーツのAOKI」では利用が少ない平日、空いている月極駐車場なども登録されているそう。
オーナーである黒岩さんのご自宅は、阪神甲子園球場から5分ほどの場所。車2台分のスペースをこのakippaで有効活用しています。「野球があればだいたい埋まる。最初はどうかなーと心配もあったけど、お客さんの質が良く、ゴミも置いていかないし、出入りも気を遣って静かにしてくれる。」とお話してくださいました。
余っている「空きスペース」を利用したビジネス、民駐のほかにはどんなものがあるのか調べてくれた佐藤圭一記者。自宅を利用して荷物を預かるトランクルーム、空いている倉庫やパーティー会場を撮影場所に活用したり、スポーツが出来る運動場を貸し出しているなんていうものも。
また、最近ではカーシェアリングも、車の中で仮眠をとったり、仕事の電話をしたり、暑さ寒さをしのぐ「空きスペース」としての使い方をされる方が多いのだとか。意外ですが、確かに使えますよね!
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』でお伝えしたのは、今日午後入ってきた「貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出」というニュース。 貴乃花部屋前で取材中の石森則和記者に繋ぎ、現在の様子をレポートしてもらいました。
火曜コメンテーターは俳優の石田純一さん。今日の『オピニオン』では「持続可能な社会へ」と題し、CO2削減の観点から投資を控え始めた国がある石炭火力発電所の建設・融資という点で、世界から非難されている日本の現状を語り下ろし。
これまでの日本は様々な技術で、環境対策をクリアしてきたのだから、もっとグローバルな視点・発想を持ってやらないと国として生き残れないところにきているのではないかというお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』担当は土井悠平アナウンサーです。優勝目前のカープ!お好み焼き店で盛り上がる関東カープファンの昨日の様子を伝えてくれました。 「広島お好み焼き Big-Pig 神田カープ本店」では、カープ戦全試合を放送。連日通い詰めて応援する方もいらっしゃいましたね!
『ニュースパレードアネックス』 大相撲の貴乃花親方が今日、日本相撲協会に退職届を提出。貴乃花親方は六本木ヒルズで午後5時から記者会見。 会見場から松島茂アナウンサーが、この時間までに分かったことなどをレポート。報道陣200人、テレビカメラ30台、中は人の行き来が難しい状態。
会見はこの後も続き、番組エンディングでも会見の模様をお聞きいただきました。
【今日の1曲】 万里の河/CHAGE&ASKA -
ゲスト:杏林大学 准教授 一場友実さん②
今週も、杏林大学准教授の一場友実さんにお話を伺いました。
一場先生は、ボッチャの競技普及はもちろんのこと、現在、日本ボッチャ協会の医科学情報サポート部で、2020年の東京パラリンピックの金メダル獲得に向け、選手強化にも取り組んでいらっしゃいます。
ボッチャ日本代表は、前回のリオデジャネイロ・パラリンピックの団体戦では銀メダルでした。ジャックボール(白)に(赤)をどれだけ近付けられるかが勝負のボッチャですが、日本は「技」がスゴイと一場先生は語ります。「杉村選手の技【スギムライジング】は、ボールの上にボールが乗っかった状態になる。廣瀬選手は、ダイレクトにボールに当てるのが得意!日本の選手は正確さが素晴らしい。」
杏林大学の理学療法学科の学生の中には、ボッチャの大会で審判員として活躍している学生も多いんです。338名いる審判員のうち、63名が杏林大学の学生ということで、実は一場先生ご自身も日本ボッチャ協会公認の上級審判員の資格をお持ちです。「誰よりも近くでボッチャの競技が見られることが、審判の魅力!」とお話されていました。
~今後のボッチャの大会~■11月30日(金)から12月2日(日)まで
福島市国体記念館で「第20回 日本ボッチャ選手権大会」
■来年1月19日(土)、20日(日)には、新宿コズミック
センターで「第2回ジャパンパラボッチャ競技大会」
■3月16日には健常者も参加できる大会
「第3回ボッチャ東京Cup」
このほか、シニアだけの大会も来年2月頃の開催へ向けて準備中とのことです。家族3世代で安全に楽しく競技できる、それがボッチャ。これからもっともっと身近なスポーツになっていきそうですね!