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富山発砲事件の現場から
こんばんは。
竹田有里です。
昨日のSAKIDORIで痛ましい事件をお伝えしましたが、
今日は現場の今の状況を詳しくお伝えするため現地へ直接取材に行ってまいりました。JR富山駅から北へ車で10分ほどのところにある奥田地区は、
昔ながらの商店街が並び、住宅地も広がる平和な町です。
その奥田交番で、稲泉健一警部補が両手に刃物を持った島津容疑者に襲われ
殉職されました。町の人たちは「毎朝8時には交番前に立って、勤勉な方で、いつも町の安全を見守ってくれていた。」と悔しそうに話していました。
今日昼過ぎから、交番前に献花台が設けられ、警察官や近隣住民たちが
花を手向けにいらしていました。町の人たちに当時の状況を聞くため、商店街を回っていた時、
たまたま立ち寄ったカフェで、「島津容疑者が自分の庭でうずくまっていた」と話すおばあちゃんに遭遇!
よくよく聞いてみると、飼い犬が急に吠え出すから何かと窓を覗いてみると、
知らない男が庭でうずくまっていて、声をかけようと外に出たら、スタスタとどこかへ行ってしまったそう。で、足元を見ると、血の付いたタオルに、地べたは血がべったりとあったそうです...
その時点でも両手に刃物を持っていた可能性があり、
おばあちゃんに本当に何もなくてよかった...
危害を加えられた恐れもありますよね...交番の100m先には小学校もあり、裏手には中学校があり、住宅地も商店街も広がっていて、
住民の方の中には、「拳銃を奪ったまま乱射していたかもしれない...と思うと、昨日は眠れなかった」と話す方もいらっしゃいました。
亡くなられた稲泉健一警部補、警備員の中村信一さん、心より御冥福をお祈りいたします。