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第274回:今だから聞きたい 手嶋龍一さんを迎えて
今週一週間、SAKIDORI!では、スペシャルコメンテーターをお迎えして「今だから聞きたい」お話を伺っていきます。
3日目にお迎えしたのは、外交ジャーナリストの手嶋龍一さん。
『ニュースオフサイド』では「日米首脳会談と安倍外交の問題点」について、じっくりお話を伺いました。まずは細木美知代記者が2日にわたって行われた、日米首脳会談の内容を整理。
1日目は、トランプ大統領が米朝首脳会談で日本人拉致問題を提起する考えを表明。
2日目は、TPPや鉄鋼・アルミニウムの輸入制限など貿易問題を中心に協議など、今回の問題のポイントを伝えてくれました。手嶋さんは今回の会談について「新しい話はなかった」と厳しい見方。
また、安倍総理が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限に関して、日本を適用除外の対象に含めるよう求めていることなどを例に挙げ、「お目こぼしを求めること自体が間違っている」と指摘。
この他にも、拉致問題進展の可能性や、北朝鮮をめぐり蚊帳の外の日本が存在感を示していく方法についても、お話をして下さいました。
『きょうのナマチュウ』は「財務次官に新潟県知事...世間を騒がす辞任の舞台裏」。セクハラ疑惑が報じられていた財務省の福田淳一事務次官と、週刊誌で買春疑惑が報じられた新潟県の米山隆一知事。
この2人の辞任の舞台裏に迫りました。まずは福田事務次官の辞任について。山本カオリ記者が辞任の舞台裏を解説。
「麻生財務大臣がG20に出席するため、18日を逃すと週明けの22日になってしまう」など、いくつかの理由を挙げ、「タイミングは18日しかなかった」と伝えてくれました。
つづいて米山知事の辞職について。柏崎刈羽原発がある新潟県柏崎市にいる吉田涙子記者が現地からレポート。柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な姿勢を示してきた米山知事の辞職に対する、柏崎市の住民の声(推進派、反対派双方)を伝えるとともに、米山知事の辞職に伴う新潟県知事選挙の展望を話してくれました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』。
緊迫するシリア情勢をきっかけに、シリア難民の支援を続けている日本のNGO団体「AAR Japan」のシリア人女性スタッフ、アドリーさんに話を伺いました。まず、西村志野記者が「シリアから逃れた人たちがトルコで暮らしていけるよう、様々なサポートを行なっている」とAARを紹介。
アドリーさんは「シリア情勢」や「深刻化する難民問題」について、率直な感想を話してくれました。
木曜コメンテーター、精神科医の和田秀樹さんが語り下ろした、『きょうのオピニオン』は「道徳がない人の道徳の押しつけ」。麻生財務大臣の福田財務次官をめぐる、「女性記者だとセクハラを受けるなら男性記者を寄こせばいい」といった発言を例に挙げ、「今の日本を牛耳っている人の道徳観は腐っている」というお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』は砂山圭太郎アナウンサーが「メジャー18年目のイチロー」をピックアップ。イチロー選手の試合を世界で一番観ている共同通信の記者、小西慶三さんに電話を繋ぎ、「シーズン始まって、ここまでのプレー」や「正左翼手ギャメル復帰による変化と今後」などについて、お話を伺いました。
『ニュースパレードアネックス』では、拉致被害者で現在は新潟産業大学経済学部准教授の蓮池薫さんに電話を繋ぎ「米朝首脳会談で拉致問題を取り上げる」というトランプ大統領の発言について、お話を聞きました。「どこまで具体的に拉致問題解決を求めてくれるのか」
「その求めに北朝鮮側はこれにどう応じるのか」といった質問に答えていただきました。
早川茉希レポーターの『SAKIDORI最前線』は、今日は「地図の日」ということで、地図の話題。「東京2020オリンピック・パラリンピック会場マップの最新版」をご紹介しました。
【今日の1曲】 素直に I'm Sorry/チェッカーズ