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第194回:スパコン
『ニュースオフサイド』は「巨額詐欺事件から考える、スパコンを開発する意味」。
スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」の社長らが助成金をめぐる詐欺容疑で逮捕された事件をきっかけに、日本が1位を目指してスパコンの開発を進める意味を考えました。
西村志野記者は東京工業大学からレポート。スパコンが置かれた部屋の様子を伝えたうえで、スパコン「TSUBAME3.0」を開発している松岡聡教授に話を聞きました。
松岡教授はまず、「都市全体の地震の揺れ方など普通のパソコンで100年かかるようなものも1日でできてしまう」とスパコンにしかできないことを解説。
そのうえで、巨額の費用をかけてまでスパコンを開発する意味を「『使ってなんぼ、作ってなんぼ』で、何十億、何百億かかることもありますが、使われることでその費用を回収でき、波及効果がすごい」というお話ししてくださいました。
ペジーコンピューティングの社長らによる詐欺事件では、経済産業省が所管するNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から助成金が支払われていたことが分かっています。そこで、電話で話を聞いたのは、経済産業省の元官僚でNEDOの元担当課長、古賀茂明さん。
「助成金は使われた金額に対して出て今回は3分の2。7億円5000万円出費すれば5億円もらえる、もらうために7億5000万円使ったことにした。悪意をもってやられてしまうと...」と助成金支払いの実情をお話ししてくださいました。
『きょうのナマチュウ』は「貴乃花親方、理事解任へ」。日本相撲協会の臨時理事会が、貴乃花親方の理事解任、2階級降格を決議したことを取り上げました。
まずは細木美知代記者が両国国技館から臨時理事会の様子をレポート。高野危機管理委員長が「けがをした者が自分の部屋かどうかは関係ない」と声を荒げた、八角理事長の苛立ちも目立った、と伝えてくれました。
スポーツ評論家の玉木正之さんは今回の決議ついて、「難しい判断。貴乃花親方が協力的でなかったのは事実だが、事件があったことを(暴行事件の)現場にいた力士たちも報告すべきで、バランスを欠いた処分という印象を受ける」と見解をお話ししてくださいました。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』で取り上げたニュースは、「アメリカ調査 最も尊敬する男性はオバマ氏、2位にトランプ氏」。アメリカの世論調査会社ギャラップは27日、アメリカ国民が最も尊敬する存命中の男性はオバマ前大統領で、10年連続で首位を維持したと発表。オバマ氏を尊敬するとの回答は17%。現職のトランプ大統領は14%で2位。
「2位に入ってるなんて!よく14%も支持されたなぁ。」と一美キャスター、思わずポロリ。
木曜コメンテーター、精神科医の和田秀樹さんが語りおろした、今日の『オピニオン』のテーマは「慰安婦問題にみる日本人の甘さ」。慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった2015年の日韓合意について、韓国外務省の作業部会が朴槿恵政権の対応を批判する報告書を発表したことを取り上げ、「『合意の破棄』を公約に掲げて選挙に出る政治家は世界を見ると、たくさんいる。日本の条約に対する考えは甘い」と苦言を呈していました。
『SAKIDORIスポーツ』は、寺島啓太アナウンサーが担当。 東京体育館で行われている高校バスケットボール選手権「ウィンターカップ」で女子3位となったチームのエースで、お母さんもオリンピアンであり、自身もオリンピック出場を目指す注目選手、桜花学園高校3年の藤本愛瑚選手を紹介してくれました。
17時前、一美キャスターのレポートは、クリスマスイブの日に観戦に行ったというパラスポーツ『ブラインドサッカー』のお話でした。ルール解説と、試合の臨場感あふれる音声。「本当は見えてるんじゃないですか!?と思ってしまうほど、ちゃんと足元にボールがいく。ビックリした!」のだそう。
『ニュースパレードアネックス』は『きょうのナマチュウ』でもお送りした、元横綱日馬富士による暴行事件で日本相撲協会が行った臨時の理事会と評議員会の模様を岡田紀子記者が伝えてくれました。貴乃花親方は一か月前に比べ、「やるべきことはやった」という穏やかともとれる表情だったとのこと。来年1月4日の11時から国技館で臨時評議員会を行い、正式に処分決定の流れになるようです。
加納有沙レポーターの『SAKIDORI最前線』では、来年2018年はどうなるのか!?スピリチュアリストの方とサキドリしてお送りしました。
【今日の1曲】72/新しい地図