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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
8月28日(月)〜9月1日(金)
今週は スペシャルウィーク特別企画 「邦丸黄門漫遊記 ごくらく栃木の旅」をご紹介します。

8月28日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「鶏頂山鉄鉱水」をご紹介します。

邦丸黄門漫遊記、ワゴン車「ごぜんさま」号の旅。本日の目的地は、今市から鬼怒川に沿って川治温泉に向かい、途中でちょっと脇道に入ったところにございます、「鶏頂山鉄鉱水本舗」。いまから百十二年前、1894年(明治27年)5月のある日、ここ下野の国、鶏頂山の麓で暮らす大塚房吉さんの夢枕に、神様がお立ちになりまして、「汝、信心奇特なるにより霊水を受く」と、一言、そして山の中のある場所を指し示したのでございます。
翌朝目覚めた房吉さん、取る物も取り合えず山に登ると、夢のお告げの通りの場所から、泉がこんこんと湧き出している。ありがたや、霊験あらたかなる水に違いない…と持ち帰ったところ、これが大変な水だったんですね。地元ではその当時から火傷、切り傷に効き目があると言われ、また飲んでも体にいいと評判だったそうです。現在では立地条件や法律の規制などによって、「浴用」として売られておりますが、取材当日、とても暑かったので日焼けした所に塗ると本当に気持ちがいい。またホンジ軍曹が顔を洗うとピカピカツルツル。まさに、「魔法の水」「奇跡の水」といった感じがいたしました。創業者の房吉さんの子孫に当たります、「鶏頂山鉄鉱水本舗」大塚健一郎さんにお話を伺いました。

試しにこの水でお茶を入れてみると、鉄分とお茶のタンニンが反応して真っ黒になってしまって、本当に凄かった。詳しい成分や、その他の利用法のヒントなど、こちらのお店のホームページに詳しく載っておりますので、ぜひご覧になってみてください。

「鶏頂山鉄鉱水本舗」 http://www.geocities.jp/tekkousui2005/



8月29日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「安愚楽牧場ドレミ村」をご紹介します。

先週の金曜日、那須のゴージャスなリゾートホテル、「ホテルフロラシオン那須」をご紹介しましたが、本日お邪魔いたしますのは、そのホテルのお隣にございます、絶品の黒毛和牛をいただける「安愚楽牧場 ドレミ村」。明治維新からまもなく、文明開化の波が日本に押し寄せ、それまではご法度だった肉食も、ごく普通に行われるようになりました。

当時大ブームとなり、一躍ポピュラーな料理となったのが、「牛鍋」。座敷に上がって、気軽にあぐらをかいて食べるところから、「あぐら鍋」とも呼ばれました。この最新風俗を、その名も「安愚楽鍋」という本に、おもしろおかしく描いたのが、仮名垣魯文という方。この方、「あぐら」を書き表すのに漢字で「安全」の「安」、「愚か」の「愚」、そして楽チンの「楽」、「安、愚、楽」この3文字を使ったんですね。そして本日お邪魔しました「安愚楽牧場」の「安愚楽」は、この仮名垣魯文の当て字に由来した名前、というわけでございます。明治以来の、日本の牛肉料理の伝統を楽しく味わえる店、それが直営店の「安愚楽牧場 ドレミ村」。大槻あやか店長に、お話を伺いました。

普通、和牛は、繁殖農家が子牛を供給し、それを肥育農家が出荷まで育てていきますが、安愚楽牧場では、繁殖、飼育、そして出荷までをすべて一つの牧場で手がけているだけに、品質管理も万全で安心。エサは牧草主体、配合飼料も植物性ですから、BSEなどの心配も一切ありません。一頭一頭の牛に合わせたきめ細かな育て方ができるので、お味も最高。現在の日本で考えられる、最高品質の牛肉なんですね。それを那須高原の見事な風景を楽しみながら、のんびり頂ける、これはもう、至福の時間でございます。



8月30日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「那須与一のかくれ村」をご紹介します。

1185年(元暦2年)2月。讃岐の国、現在の香川県・屋島。都を落ち延びた平家と、これを追いかけてきた源氏の軍勢が激突、歴史に名高い「屋島の戦い」が始まります。一進一退の戦が続き、その日の合戦も終わりを告げようとした夕刻、平家の女官が船にのって漕ぎ出してきたかと思うと、先に扇をつけた竿を立てて手招きしています。
「射落として見よ」との謎かけ、源氏方としても、受けて立たない訳には参りません。誰がいいだろう、ということになって、選ばれたのが、弓の名手としてその名も高い那須与一。

 「南無八幡大菩薩!」

黒馬に乗って波打ち際に進み、吹きすさぶ冬の強風の中、ほんの一瞬の静寂を狙って放たれた矢は見事に扇を射抜き、扇はヒラヒラと舞いながら海へと落ちていきます。敵も味方もその見事さに、戦いも忘れやんややんやの大喝采…これが名高い、源平合戦屋島の戦い、那須与一扇の的のイキサツでございますが、今回お邪魔している栃木県は、そう、この那須与一の出身地なんですね。その名も「那須与一のかくれ村」、絶品の鮎料理をいただけるこちらのお店で、大平賢一社長にお話を伺いました。

店の前を流れる余笹川に「やな」をこしらえまして、そこで取れた天然あゆを味わう。ことに暑い季節は本当に涼しい気分が味わえます。従業員の皆さんの、飾らない素朴な人柄も最高ですよ!



8月31日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「星の宿 小西」をご紹介します。

日光の駅から程近く、かの東照宮も目と鼻の先という、抜群のロケーションに恵まれているのが、本日ご紹介する「星の宿 小西」でございます。こちら、旅館としても本当に素晴らしいお宿なんですが、今日は名物の湯葉会席を味合わせて頂きました。日光と言えば、まず思い出すのが東照宮、こちらは徳川家康公をおまつりする神社ですから、日光そのものも江戸時代以降に栄えた場所のように思いますが、ところがどっこい、大マチガイ。東照宮にほど近い輪王寺(りんのうじ)や二荒山(ふたらさん)神社は、実は奈良時代から、1300年もの歴史を誇っています。日光は山岳信仰の拠点だったんですね。

当時から多くの僧や修験者が訪れていたわけですが、当然のことながら、彼らの食事は植物オンリー。もちろん大豆製品は貴重な蛋白源だったわけで、現在、我々が味わうことのできる「日光湯波」も、おそらくその当時、関西から伝えられたものでしょう。しかし、最近の「湯波ブーム」の先駆けとなったのは、なんといっても「星の宿 小西」の前身の「小西旅館」。こちらの先代が、豆腐で名高い九州・嬉野温泉に研究に出かけ、そこでヒントを得て始めたのが元祖・引き上げ湯波、そしておいしいものづくしの「湯葉会席」だったのです。女将さんの中馬(ちゅうま)悦子さんにお話を伺いました。

窓から見える景色がいいし、近くを散歩すれば風情もある。ちょうど取材に伺ったとき、小学校の修学旅行の団体が到着したところでしたが、あんなに若いのに、こんなにいい宿に泊まれるなんて、ホント、ウラヤマシイ。



9月1日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
コーナーはお休みしました。


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