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12月12日(月)〜12月16日(金)今週のテーマは、スペシャルウィーク特別企画「邦丸黄門このプレゼントが目に入らぬかスペシャル」。 みなさんにぜひ召し上がっていただきたい極上の美味、そして一度は泊まってみたいくつろぎの宿を求め、助さん格さんを従えて、邦丸の第二の故郷「茨城」を縦横無尽に駆け巡った珍道中の顛末をご紹介します。
12月12日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、究極の海の幸「アンコウ」をご紹介します。
ワゴン車「ごぜんさま」号の旅、大洗に宿を定めて2日目。
魚どころのここ大洗でも「このお店アリ!」と知られる海産物問屋「丸宗水産」にやって参りました。店内は足の踏み場もないほど、取れたての海産物で一杯。生きたアナゴやヒラメがのんびり泳いでいたり、サザエやアワビが水槽のガラスにギューッと吸い付いていたり。マグロにカツオにブリ、タイやヒラメの舞い踊り、それこそ竜宮城に脚を踏み入れたような気分でした。
このお店は、ふだんは海産物を売るだけで、料理が食べられるわけではないのですが、野村邦丸の昔なじみということで、特別に2階に上げていただいて、その日上がった地魚ばかりのお刺身、腕利きの職人さんに揚げていただいた天ぷら、そしてご主人のお母さんの特製レシピで作られた特製アンコウ鍋、もし気の利いたお店でいただいたら、おそらく一人ン万円は下らないという超豪華メニューを、お腹いっぱい食べさせていただきました。邦丸黄門様御一行にお相手いただきましたのは、丸宗水産の磯崎州弘さんとお母さんです。
昔なじみだから言うわけではありませんが、本当においしいものを、適正なお値段で置いてあるお店です。以前はインターネット通販もやっていたそうですが、注文が増えると、きちんとした品物が揃えられなくなる…と、すっぱりやめてしまったというほど、品質本位の店です。もちろん、生のお魚は言うまでもありませんが、ご主人、州弘さんのこしらえる天日干しの干物が、これまたほっぺたが落ちるほど、ンまい!
ここで魚を買うためだけに、わざわざ大洗に出かける、それほどの価値は十分にあるお店です。
12月13日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、究極の黒毛和牛「常陸牛」をご紹介します。
太平洋を後にして、こんどは茨城県の県庁所在地、黄門様の故郷であります水戸へと向かった「ごぜんさま」号。三十五万石の城下町「水戸」…といえば、スペシャルプレゼントとしてお届けしてます納豆、そして何といっても日本一の梅の名所、偕楽園です。偕楽園は、金沢・兼六園、岡山・後楽園と共に、日本三名園に数えられ、全国から訪れる多くの観光客で賑わいます。水戸藩・第九代の藩主「徳川斉昭公」により偕楽園ができたのは、いまから百六十年あまり前の1842年(天保十三年)七月のことです。広大な園内には三千本、南側の田鶴鳴梅林(たつなきばいりん)の千本と合わせて、合計四千本の梅が、ところ狭しと咲き乱れるのは、もう少し先の2月下旬からになります。
そんな偕楽園の美しい風景を横目に見ながら、たどり着いたのは、水戸市内の一画にある、隠れ家風のお洒落な「レストラン いいじま」です。ここは日本を代表する黒毛和牛「常陸牛」の極上のステーキを味わえる、水戸市内でも有名なお店です。経営しているのはお肉屋さん「肉のいいじま」ですから、新鮮、かつ極上のお肉が材料に使われるというわけです。
まずは厨房にお邪魔して、極上の肉が焼き上げられる現場を見学させていただきます。見事に焼き上げられましたレアステーキを、いよいよ客席に移り、味見です。飯島哲朗社長にお話を伺いました。
今回食べさせていただいたのは、5300円の常陸牛サーロイン・ステーキ・セットで、最高の味わいでした。普通の和牛は20か月から22、3か月ほど肥育し出荷されるのに対して、常陸牛は30から35か月ほど、茨城の大自然の中で、じっくり手間暇かけて育てられるのです。松坂に勝るとも劣らない極上の肉質、皆さんもぜひ一度、味わってみてください。
12月14日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、究極の豚肉「美明豚」をご紹介します。
水戸を出た「ごぜんさま」号は、日本第2位の湖、霞ヶ浦方面へと向かいます。このあたりは、行けども行けども田んぼと畑という、豊かな農村風景が広がっています。茨城のお米は、全国的な知名度こそありませんが、常陸牛と同じく、本当に豊かな自然のなかで、農家の皆さんが一生懸命、我が子のように手をかけて育てていらっしゃいますので、本当に美味しいのです。
田んぼのほかに目に付くのが、湖に近い湿地を利用した「レンコン畑」です。水戸のお隣、土浦市は日本一のレンコン産地で、このレンコンがまた、ほっこりとして、本当に、ンまい。これも皆様にお勧めしたいな…などと考えるうち到着したのは、最高級の豚肉「美明豚」の生産農家「中村畜産」の広大な養豚場です。以前「ごきげん 二重丸」時代にも、一度お邪魔したことがございますので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。毎日、この番組を聞きながら健康な豚を育てられている中村一夫さん、由美子さんご夫妻に、心づくしの焼肉、しゃぶしゃぶ、とんかつ、豚汁を頂きながらお話を伺いました。
この「美明豚」という名前は、「美しい」に「明るい」と書く、一夫さんのお父さん「中村美明さん」のお名前から名付けられたものです。このブランドで市場に出荷を始めたのは、三年前からだということですが、農林水産大臣賞を毎年続けて獲得している、本当に最高級の豚肉です。肉の組織がしっかりしているから、うまみが閉じ込められ、外に出てこない、しゃぶしゃぶにしてもアクが出ない!
種豚と母豚の配合、系統を大切にして育てていますから、もともとおいしい肉になる素質十分のブタ君たちなのですが、こんな凄い肉を作る秘訣は、とにかく豚にストレスを与えないことだそうです。南向きの住みやすい豚舎には床暖房が入り、またエサにも独自の工夫をしています。
ぜひお試しいただきたいのが、しゃぶしゃぶにしたスープをご飯にかけて、塩こしょうで味付けしたスープご飯です。美明豚ならではの旨味がスープに染み出し、本当に、ンまい…茨城米で作れば、またおいしさ、格別です。
12月15日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、究極の鶏肉「奥久慈シャモ」をご紹介します。
美しい湖の広がる北浦、霞ヶ浦を後にした「ごぜんさま」号は、茨城のディープ・ノースへと向かって参ります。関東平野に別れを告げ、山道を上り、「奥久慈」に入ると、そこかしこに美しい紅葉の風景が見えて参ります。このあたり「大子町」は栃木県、そして東北・福島県と境を接する、茨城県最北端の町です。東京からクルマで行けば、常磐自動車道三郷インターからおよそ2時間。電車なら水戸から水郡線に乗り換えて常陸大子まで、上野からおよそ2時間半で到着します。「袋田の滝」を始め、温泉や渓流など、観光名所には事欠かないのがここ奥久慈ですが、このあたりを代表する「味」といえば、「しゃも」です。
普通の鶏が、生後40日から50日ほどで出荷されるのに対し、奥久慈のしゃもはその3倍、4か月から5か月もかけてじっくりと育て上げられますから、本当にコクが違う!
このお肉をいただきますと、普段食べている鶏肉は、いったい何の肉なんだろう、そんな疑問が湧いてくるほどです。しゃも料理で有名な、常陸大子駅前「玉屋旅館」にお邪魔して、刺身、焼き鳥、唐揚げ、そしてメインのシャモ鍋を頂きながら、奥久慈しゃも生産組合・副組合長の高安正博さんにお話を伺いました。
「美明豚」もそうだったのですが、奥久慈しゃもも、お鍋をいただくと、スープはいつまでも透き通ったままで、嫌な脂やアクがほとんど出てきません。噛めば噛むほど甘みが出てくるコリコリとした肉質で、茨城の大自然が育てた逸品「奥久慈しゃも」なのです。
お肉と野菜をいただいた後は、うどんにしても、雑炊にしても、これがまた極上。鍋に残ったスープの一滴、こびりついたご飯一粒まで奪い合いになること間違いないです。
12月16日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
最終日の今日は、袋田温泉「思い出浪漫館」をご紹介します。
奥久慈を代表する名称で、日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」は、高さ実に120m、幅が73メートルという広大なものです。浜松町に建設中の文化放送新社屋は高さおよそ60mですから、実にその2倍の高さということになります。 平安時代、日本全国を旅して回った西行法師もこの眺めに驚嘆、「四季に一度ずつ来なければ、本当の良さはわからない」と言ったそうですが、そんな言葉も納得できる絶景が目の前に広がります。訪れた時は、それは見事な紅葉が滝を彩っていましたが、これから冬になると、滝全体が凍りつく「氷瀑」の風景も息を呑むほどの美しさです。
今回お世話になりましたのは、袋田温泉、旅の宿「思い出浪漫館」です。この「袋田の滝」からほど近い、風光明媚な場所にあり、また最近リニューアルされたばかりということで、館内も本当にきれいです。極上の温泉を愉しんだあと、「思い出浪漫館」のカシムラさんにお話を伺いました。
こちらの温泉はアルカリ単純泉、100%源泉ですから、女性のみなさん、本当にお肌にいいんです。露天風呂のついた大浴場も最高にリラックスできますが、もうひとつ、久慈川のほとりには渓流露天風呂もあって、川のせせらぎを聞きながらリラックスするのもまた格別です。美しい奥久慈の風景を愉しみながら、幸福を味わっていただきたいと思います。もちろんお食事も最高。しゃも、山菜、湯葉、こんにゃくなど、地元の美味しい素材をふんだんに使ったコース料理がお楽しみいただけます。旅の疲れを癒しながら、のんびりと盃を傾ければ、これ以上の贅沢はないと思えるほどです。アツアツの恋人同士、ご夫婦はもちろん、お母さんとお娘さん、どんな組み合わせでもお楽しみいただける旅の宿です。
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