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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
8月22日(月)〜8月26日(金)先週と今週はテーマはスペシャルウィーク特別企画「高原へいらっしゃ〜い 信州・甲州うまいものプレゼント!」の旅。
長野、そして山梨を特集します。


8月22日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
初日の今日は、「信州・南牧村」をご紹介します。

信州・大町温泉郷で旅の疲れを癒した、ワゴン車「ごぜんさま」号に乗った我々一行は、再び長野道、そして中央道を南下。長坂インターから八ヶ岳を指してひたすら山を上り、日本の鉄道最高地点としても有名な野辺山高原へ。
この近くには、今回の特別企画タイトルを借用させていただいたドラマ「高原へいらっしゃい」の舞台になった「八ヶ岳高原ヒュッテ」もあります。
このヒュッテは、1968年(昭和43年)に、もと東京・目白にあった尾張徳川家十九代当主、徳川義親(よしちか)公爵のお屋敷を移してきたもの。現在、営業は夏場だけですが、たくさんの観光客で賑わいを見せています。
そしてヒュッテから少し下っていくと、見渡す限りの高原いっぱいに広がるのが、レタス畑。
八ヶ岳を背景にした、広大な畑の眺めは格別です。

八ヶ岳山麓でレタスづくりが始まったのは、戦後、大陸からの引揚者が入植するようになってから。
最初は大根など普通の野菜を作っていたそうですが、後にアメリカ軍の求めに応じてレタスを作るようになり、それが次第に一般にも広がっていったということです。



8月23日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「信州・軽井沢」をご紹介します。

ワゴン車「ごぜんさま」号は、八ヶ岳山麓から佐久平を過ぎ、旧中山道を通って軽井沢に着きました。
ここ軽井沢は、江戸時代は中山道の重要な宿場町として栄えていましたが、明治になって宿駅制度がなくなると、もともと農業に向かない土地だったこともあって、ほとんど忘れられた存在となってしまったのです。
ところが、明治半ばにやってきたカナダ人宣教師、アレキサンダー・C・ショウがこの土地をいたく気に入り、別荘地として最適だ…と知り合いに触れ回ったために、芥川龍之介、北原白秋、島崎藤村といった文化人たちが避暑地として訪れるようになり、再び歴史の表舞台に顔を出すことになったのです。
戦後には、軽井沢会のテニスコートが、皇太子様と美智子様、現在の天皇・皇后両陛下の出会いの場となったことでも有名です。



8月24日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
本日は、昨日に引き続き、「信州・軽井沢」をご紹介します。

極上のジャムをごちそうしてくださった料理研究家・山本麗子先生のお店、グランカフェ・ローザを出て、旧軽銀座をのんびり散歩。
最近は観光客目当ての土産物店や飲食店が増えましたが、まだまだ昔からの店もそこかしこに残り、古き良き軽井沢の雰囲気を伝えてくれています。途中から右に曲がれば、ジョン・レノンも愛した万平ホテルや、天皇・皇后両陛下の出会いの場となったテニスコートもすぐそこに。
そして、万平やテニスコートと反対側、左側を少し入ったところにあるのが、麗子先生推薦のハム・ソーセージの老舗、「軽井沢デリカテッセン」です。

本当に一つ一つが手作りで、びっくりするほどおいしい軽井沢デリカテッセンのハム・ソーセージです。



8月25日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「信州・戸隠」をご紹介します。

軽井沢でおいしいものをたっぷり食べた我々一行、ワゴン車「ごぜんさま」号は上信越道を北へ向かい、長野市へ。善光寺の脇から山道を上って、信州蕎麦のメッカ、戸隠へと向かいます。
戸隠は、高野山、比叡山と並んで、日本三大霊場の一つ。ここで修験道の修行を行うにあたって、只一つ、持ち歩くのが許された穀物がソバだったことから、この地でソバが親しまれるようになったのです。
蕎麦の食べ方は、古くは蕎麦粉をお湯で練った「そばがき」がポピュラーなものでしたが、江戸時代になると現在のようなヒモ状にしたもの、いわゆる「蕎麦切り」が登場して親しまれるようになります。ここ戸隠でも、およそ三百年前、1709年(宝永6年)、蕎麦切りがお祭りで振る舞われたという記録が残っています。
戸隠では、お蕎麦屋さんでなくても、誰もが蕎麦を打ち、日常的に手打ち蕎麦に親しんでいるとのこと。そんな蕎麦どころ戸隠でも指折りの老舗、「山口屋」を訪ねました。

長い歴史と伝統を誇る戸隠の蕎麦切り。
標高1200Mの澄んだ空気が、蕎麦の味を一層引き立てます。



8月26日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
最終日の今日は、「信州・上山田温泉鈴ケ森刑場跡」をご紹介します。

2週間にわたってお送りして参りました、信州・甲州の旅の締めくくり。長〜い旅の疲れを癒すのは、やはり温泉です。
戸隠を出たワゴン車「ごぜんさま」号は、山の麓、長野市へ下りて、そこからさらに南へ。およそ一世紀の歴史を持つ、戸倉上山田温泉(とぐらかみやまだおんせん)へと脚を踏み入れます。
我々が到着した夜は、ちょうど花火大会の真っ最中。東京では考えられないようなのんびりした花火見物を楽しませていただきました。
かつては千曲川をはさんで戸倉と上山田、何かと張り合うことも多かったのですが、おととし、戸倉と上山田の二つの町、さらに更埴市が合併して「千曲市」となり、一大温泉リゾートとして再出発することになりました。
「遊子 千曲館(ゆうし ちくまかん)」にお邪魔しました。

24時間源泉かけ流し、しかも二種類の違った源泉が楽しめるというゼイタクなこの千曲館。
温泉の質がいいのでリピーターが多い…という話もなるほど…とうなずける素敵なお風呂でした。のんびりつかっていると、鯉が寄ってくる池の真ん中の男性用露天風呂は絶品です。



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