毎週土曜日、2時間の生放送!

「このニュース、一体どうなっているの?」
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ニュースを読み解くのは難しい、いまさら他人に聞けない、
関心がない・・・というアナタへ!
ロンドンブーツ1号2号の田村淳がリスナーを代表して
世の中の「?」や本当の話に楽しく迫ります!

August 30, 2010 10:42 PM

スタッフ日記~90、91~

どうも、番組スタッフの剣持です。

第90・91回のゲストは、
NPO法人 自殺対策支援センター「ライフリンク」代表の清水康之さん!!

【プロフィール】

1972年 東京のお生まれ。
  88年 高校を中退し、単身渡米され、
米国ワシントン州レイクワシントン高校を卒業。
国際基督教大学を卒業後、97年にNHKに入局し、
『クローズアップ現代』などを担当されていました。
2004年 NHKを退職し、ライフリンクを設立。
2009年 11月から今年6月まで、内閣府本府参与をされていました。

Q.清水さんが立ち上げた『ライフリンク』とは、
  簡単に言うとどんな活動をされている団体なんでしょう?

現在、日本では3万人を超える人達が自殺で亡くなっていて、
その多くの方々は“死にたい”と思っているのでは無く、
“もう生きられない…死ぬしかない…”と追い込まれて亡くなっていっているんです。

そこで、社会全体で“自殺対策”…というよりも“生きる支援”の仕組みを作ろう!!
というのが『ライフリンク』の大きな目的になっています。

Q.『ライフリンク』を立ち上げようと思われたきっかけは?

高校1年生の時に、“生きていてつまらない”というか、
“自分が何の為に勉強しなきゃいけないのか?”
“大人達が言う、良い高校→良い大学→良い会社の
レールの先に待ってる人生って一体何だろう?”と考えた時に、
大人達があまりにつまらなそうに見えた…

一度アメリカへ逃げ、そして日本へ再び戻ってきた時、
“自分が感じていた息苦しさは、自分だけでは無く、
むしろ自分と同じ世代の人間が共通して抱えている問題なんだ”
ということに気付いた。その原因を探る仕事をしたくてNHKに入った。

NHKでは、ドキュメンタリーの番組を作っていて、そのおもしろさに、
しばらく“生き辛さ・息苦しさ”を忘れていたが…

2000~01年あたりに、親を自殺で無くした子供達と出会い、
彼らを1年間ほど取材していく中で、自分が高校生の頃に感じていた
“生き辛さ・息苦しさ”の象徴みたいなものが日本の自殺の問題ではないか?
という風に感じるようになって、
そこで“この問題をやろうと思って自分はTVディレクターになったんだ”と思い出した。

TVディレクターとしてやれることにも限界があったので、現場に入ろうと決意。

もちろん、NHKをやめることに未練はあったが、
名前も顔も隠さずにありのままの体験を語ってくれた子供達、
ものすごい勇気を振り絞って一歩前に踏み出してくれた…
社会に対し球を投げてくれた…。
それを受け取った大人として、このまま逃げて良いのか?
自分に出来ることがあるのに、生活の安定とかなんとかで縮こまっていて良いのか?
それでは、自分が高校生の時に“あんな大人にはなりたくない”と
思っていたソレそのものだと思った。

…続きは、清水康之さんが最近お書きになった2冊の御本、
講談社文庫から発売の『「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ』、
岩波ブックレットNO.780から発売の
『闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から』をご覧ください。

そしてリクエスト曲は、
日本の高校を辞めアメリカへ行っていた時に流れていた曲。そして…
『スターティングオーバー』人間は、いつでも思い立った時からやり直しが出来る!!と
勇気付けられる1曲ということでコチラ…

清水康之さんのリクエスト曲♪ピアノマン/ビリージョエル
  ♪スターティングオーバー/ジョンレノン

投稿者 newsclub : 10:42 PM