February 27, 2010 05:41 PM
スタッフ日記~67~
どうも、番組スタッフの剣持です。
第67回、今回のゲストは、元航空自衛官・第29代航空幕僚長の田母神俊雄さん!!
田母神さんが考える“日本の国防”そして“自衛隊のあり方”について、
いろいろとお話を伺いました。
●歴史認識について
日本の学校で“歴史”と言うと、縄文時代から始まって~明治維新以降は
時間切れで終了となってしまう場合が多いが、
本来は、明治維新以降の近代史をまず教えて~時間があれば、
どんどん古い方に戻って教えていくべきだと思う。
歴史認識の問題は、他国ではすでに過去の問題であるが、
日本では現在進行形の問題。
“日本は侵略国家だ”という歴史認識があるから、
現在の日本の国を守る体制が出来ない。
どこの国だって“自分の国が一番”と教えるもの。
歴史教育は、国民に自信と誇りを持たせる為にあって、
そうでないのなら止めたほうが良い!!
自国を“侵略国家だ”と教えているのは日本くらいで、これは特異です。
●自衛隊について
世界の国々の軍は、国際法に基づいて動いている。
(国際法=主に“やってはいけないこと”が定められている。)
一方、日本の自衛隊は、一般の行政事務と同じ扱いで動かされている為、
出来ることが限られ、少しでも状況が変わると、立ち往生してしまう…。
世界の軍隊
=禁止規定(ネガティブリスト)これとこれとこれはやっては駄目、
後はなんでもやります!!
日本の自衛隊
=根拠規定(ポジティブリスト)やって良い事は、これとこれとこれだけ!!
日本政府自身が自衛隊の手足を縛っている状態。
『日本は軍事力を絶対に行使しない!!』と言っている為、
他国からすると、
『絶対に殴られることはない訳だから問題をズルズルと引き伸ばしてしまおう…』となる。
他所の国は、軍事と外交が一体(外交交渉の裏に軍事力がある状態)であるから、
『ふざけたことばっか言ってると、ぶん殴るぞ!!』という体制で交渉が出来る。
一方、日本は『ふざけたことばっか言ってると、話し合うぞ!!』
…これでは、相手が動いてくれるはずが無い。
●国防論について
経済力に応じて軍事努力をするべき!!
“軍事国家=軍事大国”にならないと言うことは、世界の安定を乱すことになる。
“金持ちが、その財産に応じてきちんと家の守りを固める”ということが
社会の安定に繋がるように。
例えば『あの家は、金がいっぱいあるらしいけど、戸締りを全くしない』となれば、
何かやりたくなるのは人間の性…
だから、そういう状態を作っている今の日本の軍事は、無責任である。
ではなぜ他の国々のように国際法に基づいて動けるような法律にしないのか?
というと、
歴史観の誤りで、“自衛隊が自由に動けるようになると、
日本はまた戦略戦争を仕掛けるのでは?”と考える人がいるから。
…というお話でした。
田母神さんは、身近な例え話を用いて、問題を分かりやすく説明してくださる、
とても“いい人”でした!!
そして、ご自身を“いい人”と連呼する、とてもおちゃめな方でした(笑)
まとめ ・自衛隊は強い存在であることが大事!!
他国から見たときに、
“日本の自衛隊は強いから、何かやろうとしても出来ない”と思わせることが必要。
田母神俊雄さんのリクエスト曲♪エデンの東/ビクターヤング楽団
♪学園広場/舟木一夫
投稿者 newsclub : 05:41 PM