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February 01, 2010 05:37 PM

スタッフ日記~63~

どうも、番組スタッフの剣持です。


第63回の今回は、普天間基地の移設問題について、
軍事評論家の神浦元彰さんにお話を伺いました。

●ズバリ!!普天間基地移転問題について

一番の問題は、現在(普天間)の飛行場が街のど真ん中にあるということ。

墜落事故でも起きたら、大きな被害が出て、
住民から反対運動が起きるのは目に見えている!!
そこで、“一刻も早く普天間から出て行きたい”と、
当初アメリカ軍は、基地のグアムへの移転を考えていた。

しかし日本(自民党の国防族)は、
“そんな事を言わずに、日本にひとつ大きいのを作ってくださいよ”と…
“公共事業だから…利権だから…”と、食いさがった。

そんな日本を、最初アメリカは、“防衛利権の人たちが企んだこと”と馬鹿にしていた。


けれども、思っていたよりもグアムの基地は狭く、訓練所が出来ないほどだった。

“だったら、自民党案に乗っかって辺野古の新しい基地へ行けば、
沖縄の訓練所も引き続き使えるし、良いかも…”ということで、考えを改めた。
それが去年の春ごろ。

…ということで、今の騒動のもともとは、自民党の国防族が撒いた種。

●そもそも何故そんな街のど真ん中…そしてなぜ沖縄に…基地を置いたのか?

日本が第二次世界大戦で敗れ、沖縄は見渡す限りの荒地だった。

そんな中、中国では共産党が力を持ち始め“中国全土を支配する!!”と動き出し…
さらには、朝鮮半島では朝鮮戦争が起き…

そうなってくると、アメリカは、共産主義から自らの国益を守るた為、
沖縄に巨大な軍事力を置き、それらに睨みを利かす必要があった。

当時普天間は、街どころか、家も道の何にも無かったため、反対なども無かった。

“危険だから普天間を出て行こう(出て行ってもらおう)”というのは、
日本政府も、地元の住民も、アメリカ軍も共通の考え。
あとは、どこに移すかという問題だが…

●みんなが納得できる場所とは?

沖縄の嘉手納飛行場の横には、嘉手納弾薬庫があるのだが…

昔に比べ、弾薬の精密度が格段に上がっている今は、
弾薬の貯蔵量が200、300分の1で済む。
そこの空いたスペースに1本(専用の)滑走路を作れば、海兵隊を移転できるのでは?


…というお話でした!!この案は、軍事的にとても合理的で、
神浦さんのような軍事知識をお持ちの方には、常識なのだとか!!
神浦さんのお話は本っっ当に分かり易くて、
“なぜ私は、今まで少しも理解できていなかったのだろう??”と、
ふと我に返る思いでした(笑)

それは…軍事知識の無い政治家やキャスターが、パフォーマンスで
あれこれ騒ぎ立てるから、
事が複雑に…より国民に伝わりにくくなっているのでは?と思ってしまいました。

まとめ ・海兵隊の移転先は嘉手納(弾薬庫地区)へ!!


神浦さんのリクエスト曲♪青年は荒野をめざす/ザ・フォーク・クルセダーズ
             ♪明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル

投稿者 newsclub : 05:37 PM