September 03, 2009 08:56 PM
スタッフ日記~43~
どうも、番組スタッフの剣持です。
第43回の今回は、政治ジャーナリストの角谷浩一さんをスタジオにお招きして、
民主党圧勝!!の裏側…そして、このあとの日本の行方について…
いろいろとお話を伺いました。
●民主党の圧勝の理由
『民主300議席越え』の、各社世論調査に対する揺り戻しも無く、民主圧勝!!
その理由として考えられるのは…
皆、どの政党に投票するかを事前に決めていて、迷いが無かった。
期日前投票も、約1千万人を超えていた。
そしてなにより、国民はこの4年間、国政選挙を心待ちにしていた。
というのも…
小泉選挙の時に国民は、『郵政民営化、是か非か!?』を、突きつけられ、
『賛成』という、1つの答えを出した。
にもかかわらず、翌年の安倍政権になると、
国民に説明も無く、除名した政治家を自民党に呼び戻し…
そして、安倍さん、福田さんと立て続けに、総理の座を投げ出し…
挙句の果てに、今回の自民党のキャッチフレーズが『責任力』ときて、
国民の怒りが頂点に達していた。
同時に…
日本は景気も良くないし、失業者も増えている…が!?
しかし、他の国々に比べたら、まだまだ豊かで、
『試しに民主党にやらせてみよう!!』と、チャンスを与えるというのは、
国民の心に、まだ余裕がある証拠。
●民主党の主な勝因
麻生さん(自民党)は、安全保障を掲げていたが、
国民にとって安全保障とは、空気のような存在…
守られているのが当たり前で、何か大きな災害(戦争など)があって初めて意識する為、
国民の支持を得辛かった。
一方、今回の民主党の戦略は、国民の生活に密着するもの(子育て支援、年金など)
で、 国民の心に響きやすかった。
●民主党になって変わる事
官僚主導から政治主導へ…
役人は、気に入らない国会議員の言うことは聞かないが、法律には従わざるを得ない。
そこで民主党は、国家公務員法を改正…
公務員の権限を縮小し、その分政治家の権限を拡大させる。
公務員の人事権を、政治家側に持ってくる。
そうして、政治家が欲しい人材(民間や、OBなど含む)をどんどん取り入れることで、
官僚に負けないチームを作り直す。
もし今回の選挙が、ギリギリでの勝利だったなら、なかなか難しかったが、
これだけの圧勝になると、
『民主党の言うこと=国民の声』となるため、官僚も従わざるを得ない。
そしてもう1点…
1日1回(夕方)総理官邸にて行われる、ぶら下がり取材(立ち話)の見直し。
そもそも今のようなスタイルは、
小泉元総理が始めたもの(小泉さんは1日に2回行っていた)で、
それ以降の総理(安倍さん、福田さん、麻生さん)は、
ぶら下がり取材で記者に突っ込まれる事を嫌った。
なぜなら、ぶら下がり取材で質問をしている記者の多くは、新人(若手)で、
勉強不足故、何度も同じ質問をし、総理をイライラさせたから。
そこで民主党は、回数は減るかもしれないが、キチンと記者会見を開き、
質問者にはベテランの記者を迎え、
さらに、その内容をインターネットで流す事を検討している。
記者と総理大臣のキャッチボール(意思の疎通)を、国民も見られるという訳。
というお話でした。確かに…歴代総理、皆さんいつも不機嫌な感じでしたよね…(苦笑)
イライラして、失言して…それをまたマスコミが突っ込む…という
悪循環だったように思います。
もちろん!!それ(記者による追求)によって見えてくる真実があるというのも
分かりますが、もう、これ以上失望したくないなぁ~…
もっと、カッコいい所を見せてほしいなぁ~…というのが、正直な感想ですね(笑)
まとめ ・仕組みを変えて、風通しを良く!!
角谷浩一さんのリクエスト曲♪青春の坂道/岡田奈々
♪おやすみなさい/木之内みどり
投稿者 newsclub : 08:56 PM